これからは後藤だ。
学業に専念するために脱退した福田明日香は、なんかのクイズ番組で、「フランスの首都は?」と聞かれて答えられず、彼女の将来に思いを寄せるファンをはなはだ不安に陥れたものだが、その後釜として、昨年9月にモー娘に就職した後藤真希は逆に、「今、学校で数学どこまで進んだの?」とお笑いに聞かれ、「今、冬休みですから。」と言い切り、学業なぞはアイドルになれなかった者どもの苦役に他ならないわとでもいいたげな表情をちらっと見せた。
彼女の成長こそ、我々が今後、主題として楽しむべき物語なのではないかとその時、私は確信したのである。モーニング娘。の中では早くも2曲目でなっちと並ぶメインの位置をキープした彼女の屈託のなさ(=増長した感じ)と、まだプロになりきれないあまったれた感じが現時点での彼女の魅力である。
しかし、ただの街の娘とアイドルの中間的存在でいつまでも行けるわけでもなく、成長物語の先にある彼女は今の時点では想像もしたくないというのが我々の正直なところではないだろうか。
まさむね
« 事件と時代性 | トップページ | やっぱりなっちだ。 »
「芸能」カテゴリの記事
- 橘紋 -桜とは好対象、生命力と長寿の象徴- 井伊直弼、小和田雅子、北島康介...(2011.12.23)
- おばさん顔について(1999.12.14)
- ノックは無用?(1999.12.22)
- 人を唖然とさせてこそのダンディズム(2000.01.07)
- 唖然とすること(2000.01.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント