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2008年4月20日 (日)

中国批判はいいけど、痛いのも嫌だ

中国共産党によるチベット弾圧は本当に腹立たしいが、心の中で99%そう思っていても、残りの1%で、そういう考えを持ってしまう自分への内省は忘れたくないものだ。

俺にとってそれは3つある。



一つは、我々・日本人も歴史をさかのぼるとアイヌ民族、朝鮮民族、台湾民族等に同様の事をしてきたという事は、覚えておきたい。日本人(和人)と同様の価値観を相手に押し付け、彼らの文化を否定してきたことは痛恨の歴史である。



もう一つは、実は、最近の中国の経済勃興、軍事力増大に対する警戒心、嫌悪感が、チベット解放を叫ぶ時の、真のモチベーションになってはいまいかということ。こういう心性は「痛い」からね。



今回の暴動のきっかけとなったは、チベットが急速な近代化へNOを突きつけたという一面もある。ということは、世界市場でグローバライゼイションの一翼を担う日本も、チベット人に対して抑圧する側にまわっているのではないかということだ。こういうことに無自覚なのも相当痛いよね。



まさむね

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