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2008年6月24日 (火)

キャラ混在むしろ日本的だ

2010年の平城遷都1300年祭の第三のキャラ「なーむくん」(一番上)が発表された。

発表したのは南都二六会という寺院の親睦会で、最初に記念事業協会が「せんとくん」(二番目)を発表した時、仏を冒涜しているって言って、反対した団体ですね。

確かに、「せんとくん」(いくら、作者が童子って言い張っても、白毫がある時点でこれって仏陀でしょ!)の角は、根本的に仏教の輪廻転生+解脱の思想が分かっていないって言われると反論出来ないよね。

この「せんとくん」選考過程の胡散臭さ=電通臭さにまみれているという別角度からの批判は置いておくとしても、このキャラには問題がある。



でも、一方、この「なーむくん」もいかがなものか。

日本に仏教を定着させた聖徳太子の少年時代をモデルにしており、念仏から名前をもらった(スポニチより)キャラとのことだが、聖徳太子と平城遷都とは直接関係ないし、念仏っていうのも、平安後期の話だろう。

記念事業協会が仏教を理解していないというなら、南都二六会は歴史がわかっていないと言われても仕方ない。



もっとも、日本の伝統ということを考えれば、「まんとくん」(一番下)もあわせて、わけのわからないものが混在するっていうのもありかもな。

日本人の宗教観は、元々融通無碍なんだから、「いろんなものが、いつの間にか一緒やってます。」っていうのも、日本人らしくていいかも知れない。



まさむね

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