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2008年11月26日 (水)

小沢氏党首討論受諾に見る一郎流喧嘩の極意

麻生首相と小沢氏との党首討論が28日に開催されることとなった。



負けない喧嘩の究極の極意(その1)とは、「負けそうな時には喧嘩しない」という事らしいが、小沢氏、満を持しての登場に凄みの予感を感じる。



今回のテーマは経済対策。直近の流れを見てみよう。



1)党首会談で、小沢氏、麻生首相に対して、第2次補正予算の今国会提出を要求。

2)その席上で、麻生首相、後ろ向きな回答。

3)会談を受けて、麻生首相、小沢氏は信用出来ない発言。

4)小沢氏、麻生首相をチンピラよばわり。

5)麻生首相、チンピラ発言に対して、ノーコメント。

6)麻生首相、第2次補正予算の来年に先送りを表明。

7)小沢氏、今国会提出に向けて、独自の経済金融対策関連法案の骨子をまとめる。



麻生氏がスピード優先と位置づけた経済対策。そのスピードの遅さを突き、と同時に相手の冷静さを失わせるように挑発する。

そして、相手が出してこないとみると一気に、自分達は経済対策を出す構え。



小沢氏得意の囲碁ではないが、まるで詰め将棋のような手際だ。

どうみても流れは小沢氏側にある。だからこその党首討論受諾なのだ。



しかし、相手の首相は、先祖代々の筑豊の川筋者。

いざという時の喧嘩強さには伝説的定評がある。

それは、横須賀博徒の流れを汲小泉元首相が喧嘩が強かったのと同様に不気味な存在だ。



しかし、負けない喧嘩の極意(その2)とは、本当は負けていても、周囲には勝ったとみせる術らしい。

例えば、人の印象に残るようなタンカを切るとか、一方的にしゃべりまくるとかだ。

「負けた」と思ってからそういった術に切り替えられるか、このあたりがこの勝負の技術論的見所だ。



しかし、プロレスでもそうだが、お互いに感情的になると、見世物としては最悪になるケースが多い。

党首討論の場合は、いわゆる議論がかみ合わない、目も合わせない、って状態になりそうなのだ。



前回の党首討論では、福田前首相、涙目で「かわいそうなくらい頑張ってるんですよ」>小沢氏高笑い という名場面があったが、今回はどうだろうか。



まさむね

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