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2008年11月19日 (水)

パヤヲの物語

千と千尋と日野ヒデシの恐怖豚の街の関連性を真っ先に指摘した当イッボンギであるが、時代の差をぬきに比較できないが、ボニョでパヤヲは既に大手塚(だいてづか)を凌駕したと思う。ルパン三世とナウシカでほぼ手塚にならぶ知名度を得、その後の作品群で(漫画と映画を単純に比較出来ないが)手塚に対して量的にも遜色無いと思う



盟友であり思想的師であった高畑を、才能の差で飼い殺しかつ再起不能にし、彼のバイブルでありあったゲド戦記はナウシカで用済みとなると息子の手で映像化し致命的ダメージを作品に焼き付け、最初映像化を袖にし後に懇願した作者ルグインを苔にした様は大作家の風格である。まさに親殺し子殺しの主人公さながらに悲劇で喜劇だ。大衆的かつ前衛的、家族的でロリコンで、左翼的でエコでアナーキ、この時代に生まれてホントに良かった

大友の絵に対してボクも描けるといい

イシノモリや劇画の胎動に対して言い放った前代の神様さながらだ



他でも指摘するものがいるが、唯一、黒沢との対談映像でパヤヲがヘコヘコする様だけが神様の汚点である。



黒澤なんて二人に比べたら寡作な前座の神様だ

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