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2008年12月19日 (金)

篤姫が私達にくれた6つのメッセージ

前エントリーで、大河ドラマ「篤姫」の視聴率がよかった11の理由を書いたが、今回は、その篤姫からの6つのメッセージを書いてみたい。

やはり、どんなジャンルでもそうだが、ヒットするコンテンツには、ユーザーに対する実践的なメッセージ(処世訓)が含まれているものだ。



篤姫という作品が、僕たちに送ってきたメッセージを以下の6つにまとめてみた。

 

 

 

1)迷ったら、自分の信じた道を行け

これは、父・島津忠剛(長塚京三)、義父・島津斉彬(高橋英樹)、母・お幸(樋口可南子)、夫・家定(堺雅人)達が、手紙や幻影の中で繰り返し、篤姫に伝えるメッセージである。

最終的に信じれるのは自分の感性であるというメッセージである。



2)自分の家族(身内)を大事にしろ

家定の幻影に言われることであるが、守らなければならないのは、財産でも、家でもなく、本寿院(高畑淳子)、滝山(稲森いずみ)等の「家族」(信頼できる仲間)である。そしてその心である。



3)運命に逆らわず、自分の役割貫け

これは「女の一本道」という表現があったが、薩摩の今和泉島津家の置く女中・菊本(佐々木すみ江)や、父・島津斉彬から伝えられる。



4)相手に対しては、自分をさらけ出せ

英姫(余貴美子)、島津斉興(長門裕之)、徳川斉昭(江守徹)、井伊直弼(中村梅雀)、和宮(堀北真希)等との確執をすべて、直談判で乗り切る。



5)生理的に合わない人にも優しくしろ

徳川慶喜(平岳大)に対しては、生理的にあわなかったが、そんな慶喜に対してもプライドを重んじて接し、生き場所を与えてあげる。



6)友人は、分け隔てなくつきあえ

上級武士の子であった篤姫であるが、薩摩時代に下級武士の西郷や大久保、有馬などとも等しく付き合う。後にその人間関係が生きてくるのだ。



以下、関連エントリー

大河ドラマ「篤姫」の視聴率がよかった11の理由

「篤姫」ヒットの一因に、普遍的な物語性があった

「イノラブ」「篤姫」「流星の絆」からの共通メッセージとは?



まさむね

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