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2009年2月22日 (日)

オードリー春日の芸風は麻生首相の無意識的パロディか

中川前財務相の失態は目を覆うばかりであった。



最初の言い訳は風邪薬を飲みすぎた>実は、パーティでワインを嗜んでいた>本当はパーティ後に記者とワインを飲んでいた>実は、記者会見後にバチカン見学した>本当はバチカンでは警報機も鳴らしていた



毎日、小出しに出てくる新事実は、今更バカらしいというのもバカらしいほどだ。

最初に謝罪して、即、辞任すればまだよかったのに。

事後対応において、次の一手も読めないような人が国を背負う大臣だったのかと思うと悲しくなる。

その先読み力は、ほとんど船場吉兆の女将と同じレベルだった。



勿論、麻生首相も同罪、あるいはそれ以上の罪深さだ。

中川財務相の弁護か、自己弁解かわからないが「私の目の前で酒を飲んだのを見たことがない」とのこと。

こんな状況になって誰がその言葉を信じることが出来ようか。



さらに、そんな麻生首相は19日の衆議院予算委員会で、自民党内から政権運営への批判が出ていることについて、「景気回復の一点に絞って、全知全能を傾けて全力で取り組む」と述べ、景気回復に全力をあげることで党内の理解を得たいという考えを示したという。



首相はいつから、全知全能の神になったのか。

これでもう、完全にアウトだろう。

政策議論以前の話だ。

確かに、漢字が読めなくてもいいではないか、あるいは議院内閣制なのだから、任期まで任せよう。というような議論があるのは知っている。

こういった失態、失言、辞任等の影には官僚、財界、マスコミ等の権力闘争があるから、冷静に見なければいけないという事も薄々ではあるが理解している。

しかし、モノには限度がある。



たとえ、彼等の政策が素晴らしいものであったとしても、信頼感を持てない人々、そして、自分達が選んだ感を全く感じさせない人々が勝手に政治を動かしていることこそが問題だ。

いつまで、「悪いようにはしないから、黙ってついて来い」と言いつづけるのだろうか。

そして、麻生首相の根拠の無い自信はどこから来るのであろうか。



オードリー春日の傲慢芸が、今年に入って急にブレークしているのは、もしかしたら、それが偶然、麻生首相のパロディになっているからかもしれない。

とすら思う。



まさむね

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