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2009年3月19日 (木)

西松事件の最大の山場24日が楽しみでしょうがない

民主党・小沢代表の秘書が逮捕されてから既に、2週間が経過した。

それ以降、様々な噂(リーク情報?)が報道され続け、小沢さん、及び民主党のダメージはかなりなものになっている。

日本では、逮捕されると、それだけで穢れたとみなされる観念がまだあるので、民主党のダメージを最小にするためには、小沢さんは即、辞任して物忌みすべきだと僕は思っていた。

そうでないと、小沢一郎は、日々"汚沢一郎"の色を濃くし、"お縄一郎"なのままである。



しかし、小沢さんは24日の拘置期限まで待つ方針にしたようだ。

おそらく、それは政治家の常識としては正しいのだろうが、僕は今でも間違った選択だと思っている。



それにしても、今回の西松事件に関して、多くの識者、評論家は当然のように「国策捜査(政治的な意図がなんらかの形で影響を与えた捜査)」ではないかと言っている。

この状況は異常である。



鈴木宗男氏・・・国策捜査だという思いでいっぱいだ。私自身が国策捜査を受けたからその感を深くする。(3/14:札幌市での講演)

植草一秀氏・・・政治権力が警察・検察権力を政治目的に利用していることは明らかである。(3/14:植草一秀の『知られざる真実』)

宮台真司氏・・・基本的にこれは国策捜査であるわけですよ。(3/14:第414回マル激トーク・オン・デマンド)

森田実氏・・・・小沢氏秘書逮捕、ネットには陰謀説ばかりが出てくる。その側に立った場合、私は『郵政隠し』と見る。(3/9:協同組合懇談会)

田中良紹氏・・・今回のスキャンダル暴露の目的は小沢代表の代表辞任にある。(3/7:国会探検)

勝谷誠彦氏・・・完全な国策捜査ですよ。だけどその国というのは誰なのか。(3/4:コラムの花道)



また、国策捜査ではないにしろ、検察の問題点を指摘する声も多かった。検察は本当に大丈夫なのであろうか。



高野孟氏・・・・この件に関して検察のやり方はめちゃくちゃで、収拾の仕方さえも迷走して泥沼状態に陥っているのが無残だ。(3/18:THE JOURNAL 高野論説)

山口一臣氏・・・今回は、まず「小沢秘書逮捕」があり、後から「逮捕」に見合う「罪」を探しているという構図に見える。(3/17:HOT NEWS)

田原総一朗氏・・小沢秘書逮捕に突っ走ってしまった検察が、後から新聞に情報を流すことでつじつま合わせをしているのではないかとさえ思える。(3/14:タハラ・インタラクティブ)

佐藤優氏・・・・現場で動く検察官僚がクーデターをやったのではないか。(3/15:フォーラム神保町主宰「青年将校化する東京地検特捜部」)

郷原信郎氏・・・政治団体を経由した献金に対して政治資金規正法の虚偽記載を適用することは非常に難しい。(3/6:ビデオニュース・ドットコムのインタビュー)



しかし、僕のように一日、だらだらとテレビを見ている自宅民の感覚だと、識者達が言う「裏の真実」はそれぞれ面白いが、そういった解釈は小沢さんの穢れをどうにかすることにはならない。



さて、そんな中、小沢さんは昨日の記者会見で、企業・団体献金の全廃にまで言及した。

僕には、小沢さんが表舞台から降りて、秘書起訴>代表辞職>民主党再生>岡田新代表で支持率アップ というシナリオの演出家に戻る決心をしたようにも見えた。



いずれにしても(再逮捕という結論先延ばしということも考えられなくは無いが)、24日には一区切りの結論は出る。

いろんな人や状況がガラガラと動く。まことにもって楽しみである。



まさむね

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