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2009年4月25日 (土)

団塊の世代の話をもっと聞きたい

今週の日曜日の「マイドキュメント」という番組で、半田健人が団塊の世代の人々に会って話を聞くというドキュメンタリをやっていた。



あの全共闘で戦った人々は今、どこで何をしているのか。誠に興味深いテーマである。

ちなみに、僕はその団塊の世代よりも10歳位年下の世代である。彼らに対しては、実は憧れと反発という矛盾する感情をもった世代である。



しかし、僕は彼らの話を聞いていくにつれ段々と怒りが込み上げてきた。

特に、当時、日大闘争をやっていたという男性。今は愛媛県で悠々と暮らしている。彼は言った。



何故、最近の若者は戦わないのだと。

自分は命を賭けた戦いをしただと。

そして、今だに俺は青春だと。



半田君にはそれらの熱い言葉に対抗するだけの言葉はなかった。ただ、感心するだけといった流れだ。

しかし、僕は団塊の男性の言葉に聞き捨てなら無いものを感じた。(以下、若干興奮気味の記憶で書いているのでディテイルは違っているという前提で読んでくだっさい。)



半田君は質問する。

「どうして、学生運動をはじめたですのか?」

するとその男性はこう答えたのだ。

「友達が機動隊につかまり、学生たちからの投石の盾にされたのを黙ってみていられなかった。それで思わず体が動いた。」



...えっ!?ちょっと待て。じゃあ、機動隊の人たちは標的にされたもいいのか?

怪我をしても、それは、いわゆる「権力の犬」だからいいとでも言うのか。



誤解を恐れずあえて言うならば、全共闘運動はこういった明らかなる差別意識を前提に成り立っていた単なる甘えである。他の多くの地元の同級生たちとは違って大学進学した俺たちだが、思ったような就職先が無い、すぐに社会の指導者になれるわけではない、そういった欲求不満を、反戦とか、反権威といったイデオロギーで身を包み、正当化して「一人じゃ出来ないから、みんなで」暴れただけの話ではないのか。



近年、団塊の世代が定年を迎えつつある。おそらく、今、彼らにも自分を振り返る時間も出来たことだろう。是非とも、正直なる自身の「総括」をしてもらいたい。僕は、彼らの生の言葉を聞いてみたいし、読んでみたいのである。

次世代ウェブ グーグルの次のモデル (光文社新書)」には団塊世代の定年によって、ブログは益々活況を呈するというような予想がされていたが、今のところ、そういった流れはないようだ(少なくとも僕はあまり感じられない)。



まさむね

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