草なぎ事件に対する梨元的徹底こそ、今テレビに必要だ
今週の木曜日と金曜日は草なぎ剛の話題で持ちきりだった。
いくら真夜中とはいえ、都内の公園でおちんちんを露出して、大声で叫んでいたのだ。
(しかし、履いていたジーパンは綺麗にたたんだという。左想像図)
しかも、駆けつけた警官に「裸のどこが悪い」と悪態をつき、暴れたというのである。
いわゆる失態、いや醜態、「世界で一人だけの○×」状態である。
しかし、これで草なぎ剛は、別のステージに上ったとも考えられる。今回の醜態を、今までの「いい人」という虚像(アイドル)から次の段階の、酸いも甘いも噛み分けたタレント(才能)となるきっかけにしてほしい、それが僕の期待だ。
さて、テレビは当然のように大騒ぎだ。
しかし、気になったのは、最終的にはほとんどのメディアは、彼を擁護していたこと。
休職中のように、あらゆる番組を見れたわけではないが僕が見た限り、「スッキリ」のさかもと未明も、「特だね」の小倉智昭も、最終的には草なぎ剛は、それでもいい人だ、真面目な人だと、話をすりかえてゴマをする。週刊ニュース新書の田瀬康弘にいたっては、あの情けない謝罪会見を、「人柄がにじみ出ていて出色だ」とほめる。
さらに期待の北野武までもが、太っ腹のスポンサーはいないのかね、と逆にCMをおろした企業をやんわりと批判する。
擁護自体が悪いというわけではないが、せめてマツコデラックスが北野誠の件を「芸能界を干されたくないからノーコメント」と言った程度の”芸としての言葉”は欲しかったような気もしないでもない。
その中でも携帯サイトではあるが梨元勝の大ハシャギっぷりは見事だ。「開いた口がふさがらない」と一人怪気炎をあげ、さらに、数年前の稲垣吾郎の事件をまで蒸し返す。
そのサイト(梨元勝の芸能裏情報)は、事件の日の午前中に、既に草なぎ一色で、2時間おき位に、動画でレポートを流す。さらに木曜日は檜公園をバックにした草なぎのイラスト、金曜日は若干加工した警察署から出てきた草なぎの横顔のアップをそれぞれトップロゴに使うという徹底ブリ。さすが梨元だ。
おそらく、現在のテレビに必要なのは、これくらいの徹底である。
それにしても、これで六本木にまた一つ名所が生まれた。
これからはミッドタウンの帰りに檜町公園の"草なぎベンチ"で一休みというのが定番コースになるに違いない、か?
まさむね
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