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2009年5月 4日 (月)

草なぎ剛の前に露鵬と白露山も許してあげてほしい

草なぎ事件から数日が経ち、世間では「許してあげれば、どう?」という空気が続いているような気がする。



例えば、田原総一郎が週刊朝日誌上で、草なぎを容疑者と呼んだマスコミを批判するは、呉智英は女性セブンで、「呉智英・草なぎ剛はそんなに悪いのか-右向け右!報道と気色悪い正義の連呼」と題する寄稿をするはと、その流れは相変わらずだ。



僕は逆に、ほとんどの名のあるコメンテーター、評論家達は、事件直後から、田原氏や呉氏みたいに、「悪いことをしたのは確かだが、(世間やマスコミは)騒ぎすぎだ」とか「いい人なんだからかわいそうだ」と言っていたような気がする。(草なぎ事件に対する梨元的徹底こそ、今テレビに必要だ参照の事)

呉氏の見方とは全く逆に、右向け右なのは、擁護している側のようにも見えたのだが気のせいだろうか。彼らが、あまり擁護しすぎると、一般の人々は、逆に、彼の事務所の見えない力を想像してしまって、総体的に見れば、草なぎ剛にとって、損なような気もするのである。



確かに、僕も草なぎ剛には復帰してもらえばいいと思うので、擁護自体には、別に異議もないのだが、思い起こせば、あやふやな検査で大麻反応が出たということだけで、大相撲を解雇され、国外退去までさせられた露鵬と白露山の罰とのバランスの悪さが気になって仕方ないのも事実だ。



一方では、軽微とはいえ、公然猥褻罪という罪を犯し、しかも夜の街で大騒ぎし、警官を罵倒した(勿論、事実の真偽はわからないが)ということで微妙にでも他人に迷惑をかけた男はファンの暖かい視線により復帰著名運動まで起きているというのに、ロシアの二人の若い関取は、大麻を不法所持していたわけでもなく、つまり、犯罪を犯したわけでもなく、ましてや、他人に直接迷惑をかけたわけでもないのに、極悪人のレッテルを貼られて、日本から、追放処分を受けてしまったのだ。その際、マスコミで彼らを守ろうという論陣は張った者はいたのだろうか。寡聞にして僕は知らない。



もしかしたら、彼らは今後、大関、横綱と出世し、朝青龍のように、有名になり、微妙にこじれている日本とロシアとの関係にいい影響を与えてくれたかもしれないのに、そういう国際親善という観点からも、全く残念なことをしたものである。

僕などは、露鵬と白露山の追放は、二人によって、大相撲という「押す」「寄る」というイデオロギッシュな格闘技から、「引き」「顔面張り」もありの総合格闘技色の強い別なスポーツに変えられそうになったことに対する、大相撲協会の事前の処置だったのではないか、とか、あるいは、ロシアのグルジア侵攻という動きに対する国際政治の力学が裏にあったのでは?と邪推してしまう始末であった。



まぁ、僕の妄想の真偽はともかくとして、もしも、草なぎ剛を復帰させる運動をするのならば、みなさん、是非、露鵬と白露山の再入国、大相撲再入門の運動も起こしてほしいと思うのだが...でも、無理だろうな。



まさむね

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