w-inds.とモーニング娘。どちらが勝っても嬉しいし悔しい僕
今週のオリコンのシングル週間チャートは、モーニング娘。の「しょうがない 夢追い人」、w-inds.の「Rain is Fallin'」、加藤ミリヤ×清水翔太の「Love Forever」、ゆずグレンの「two友」、VAMPSの「EVANESCENT」等が大接戦を繰り広げている。
デイリーチャートの推移をみると、17日現在で以下のような推移だ。
5月12日
1位:モーニング娘。 2位:w-inds. 3位:VAMPS
5月13日
1位:w-inds. 2位:VAMPS 3位 ゆずグレン
5月14日
1位:モーニング娘。 2位:加藤ミリヤ×清水翔太 3位:ゆずグレン
5月15日
1位:加藤ミリヤ×清水翔太 2位:モーニング娘。 3位:ゆずグレン
5月16日
1位:加藤ミリヤ×清水翔太 2位:JUJU 2位:w-inds.
EXILEや浜崎あゆみ達のエイベックス系の大物、ジャニーズのアイドル等のリリースがなかったゆえのデッドヒートではあるが、特に「歩いてる」以来、2年半ぶりの首位を狙うモーニング娘。と、こちらも5年半ぶりのTOPを目指すw-inds.には、目が離せない。
興味深いのは、両陣営のファンの気持ちだ。
まずはモーニング娘。ファンの2ch上の【5月13日発売】モーニング娘。39thシングル「しょうがない 夢追い人」をオリコン1位にするスレ Part22というスレッドでの書き込みの抜粋である。
344 :名無し募集中。。。:2009/05/17(日) 04:02:28.19 P
確かに今の9人最高だわ
まあいつかは解散するんだろうけどその時は号泣するだろな
俺の青春も終わる時だな
503 :名無し募集中。。。:2009/05/17(日) 12:51:15.67 O
俺は金曜まじで三十枚買った
でも後は来週の真野ちゃんに回す
ゴメンな
モーニング娘。ファンの愛情と微妙に屈折した自虐センスが伝わってくる。
一方、w-inds.は純粋な愛情とw-inds.の努力への賛美でささえられているようだ。
こちらは、w-inds.ファンのホームグラウンドmixiで、ミュージックステーションで暫定1位になった後での書き込みの抜粋だ。
Mステランキング、3位からの発表に1人でドキドキしてましたワラ
ホンマ1位取れて、メッチャうれしいです
やっぱw-inds.は最高ですね
いい曲を歌ってくれることが
順位よりも大事だと
思ってますが
やっぱり嬉しいです!
ウィークリーは
今のままでは厳しいですけど
少しずつ努力が
実ってる気がして
ファンでいれることが
幸せですっ!
w-inds.一位おめでとう!努力がまた実りましたね
もう嬉しすぎて親のような気分です(笑)
いずれにしてもファンの気持ちというは有難いものである。
僕個人としても、こんなエントリー(「w-inds.のストイックさに明日の可能性がある」、「モーニング娘。の奇跡」)を書いているが、両方のグループに思い入れがあるのだ。
どちらが一位になったとしてもうれしいし、どちらが二位になってとしても悔しいのである。
このところテレビの露出が激減している両グループだが、週末に「MUSICFAIR」「CDTV」「MUSIC JAPAN」等の非ゴールデン系の音楽番組に精一杯露出するw-inds.と、メンバー光井愛佳の剥離軟骨の除去手術というアクシデントによって、一瞬、話題をさらったモーニング娘。、その勝負の行方はまだわからない。さらに言えば、もしかしたら、加藤ミリヤ×清水翔太が勝つかもしれない。
★
ちなみに、w-inds.のテレビ出演を全部見た僕は、NHKの「MUSIC JAPAN」ではw-inds.だけではなく、コラボをしている韓国のD-DRAGONのラッパーが、むしろ慶太よりも目立つパフォーマンスを見せてくれたNHKらしい演出に驚いた。アイドルとしては長すぎた5年半の時間とその間の努力を思うと、どうしても一位になってほしい。
また、一方で、デビュー時の「そんな琵琶湖に負けへんくらい大きな歌手になりたいです」というMCをずーっと携帯電話の着声にしていたほどのミッツィー(光井愛佳の愛称)ファンとしては、彼女の容体が心配と同時に、彼女を励ますためにも、どうしても一位になってほしい。
★
話は変わるが、それにしても最近のゴールデンの歌番組の堕落はどうしたものだろうか。昨日の「うたばん」には、東国原と田中義剛が出演していた。それぞれ苦境を乗り越えて今日がある、尊敬すべき存在であるのはわかる。
しかし、昨日もこの二人は同局に出ていた。
この過剰なネタのかぶりはいったいどうしたことなのだろうか。
さらに言えばこのテレビ局はいったい誰に見せたくて番組を作っているのだろうか。
まさむね
« 『ザ・クイズショウ』の欠点はそのままテレビの欠点だ | トップページ | 民主党の子育て支援で大家族モノ番組はどうなる? »
「J-POP」カテゴリの記事
- Piecesの真意(ラルク論)(2000.10.31)
- オタクとエイベックスと携帯と。(2000.11.01)
- 「ゆず」について(2000.11.02)
- ここにいるよ 待ちに待った下流ソング登場(2008.03.02)
- 「二人」aiko、その視線のリアリティ(2008.03.15)
この記事へのコメントは終了しました。
« 『ザ・クイズショウ』の欠点はそのままテレビの欠点だ | トップページ | 民主党の子育て支援で大家族モノ番組はどうなる? »
コメント