w-inds.のライブツアー特別待受けに見える龍一の想い
w-inds.の2009年のツアー、Live Tour 2009 "SWEET FANTASY"が始まった。
今年は、パシフィコ横浜を皮切りに、8月28日の鹿児島までの全国ツアーである。
情報によれば、ツアー中、備え付けのラピナビという機械に携帯をかざすと特別サイトへアクセス、特別の待受けがゲットできるらしい。(知り合いからの写メ)
中でも注目なのはエレキーギターを演奏する緒方龍一の待受けだ。
そして勿論、このギターは、リッケンバッカー300、龍一のブログ『シャブログに散る!!』(リッケンばっかー 2007/7/30 )の記事の中でも出てくる代物だ。
このブログには、「先日札幌公演がありまして、そんときにおとったんからリッケンバッカーいただきました。」とある。
ご存知の通り、龍一の父親は、札幌のキャバーン倶楽部のマスターをされていて、キャバーン倶楽部といえば、ビートルズコピーバンドの聖地である。
そして、リッケンバッカーといえば、ビートルズのジョン・レノン、ジョージ・ハリソンの愛用機として有名だ。特にビートルズ初期のジョンレノンの象徴とも言えるほどの名機だと僕は思う。「All my Loving」「すてきなダンス」のリズムプレイ、「You can't do that」のいかにもジョンらしいソロプレイ、そんな歴史的名演奏はリッケンから生れているのである。
おそらくこのギターは龍一の父親のいろんな想いが込められているに違いない。
そんなことを考えると、ビートルズ好きな父と、それを受け継ぐミュージシャンの息子への絆という物語が見えてくる。
ただし、この写真では、龍一は、かなり低い位置でギターを構えている。まるでZEPPELINEのジミー・ペイジ(左画像)のようだ。
これは私の想像であるが、(w-inds.のストイックさに明日の可能性がある)でも書いたが、龍一はZEPPELINEもお気に入りのはずだ。
そういう意味で、この待受けは、ただのアイドルの写真ではない。
ビートルズ、ZEPPELINE、そして、緒方龍一親子のコラボの一葉なのである。
そういえば、w-inds.のもう一人のメンバー涼平も、彼が敬愛するマイケルジャクソンの死に対して、ブログ涼平の充っ子クラブ ~AB-BOYでこんなメッセージを出していた。
この世にたくさんの影響を与え一つの時代を築いた素晴らしい人です。
亡くなってしまった事で本当に伝説になってしまいました。
良い音楽と良いダンスをありがとう!
簡潔な表現だが、心のこもった追悼の言葉ではないか。
このあたりも、w-inds.がただのアイドルではないことがお分かりいただけると思う。
さて、今からではチケットも難しい人は、会場には入れないとしても、とりあえず、会場近郊に出没して、待受けをゲットしてというのも乙なものかも。
そしてチケットを持っている人は、龍一がこのギターを弾くシーンがあるか、それもこのツアーでの一つの楽しみになるに違いない。
ちなみに、去年のツアーでは、「Fire Flower」という曲で、これまた名機、ストラットキャスターで、ギターの腕前を披露していた。
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