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2009年8月23日 (日)

花巻東高校野球部のスタメンの名字に見る岩手県らしさ

夏の甲子園退会、花巻東高校が準決勝で敗れた。

エースの菊池君が前の試合の途中で背中に痛みを感じて降板。

この日は、既に劣勢が決してからの当番で緊張感が無くなっていたのか、悲しい結果に終わってしまった。



彼にはもう「甲子園」は終わってしまったが、野球人としての洋々とした未来が待っている。

今回の屈辱を胸に、次のステップで大いに活躍して欲しい。



さて、今回このエントリーで触れたいのは、菊池君を擁した花巻東高校の選手達の名前(名字)のことだ。

僕にとって甲子園大会の、野球とは全く別の楽しみ方は、出場高校(地方)と出場選手の名前によって、その地域の特色を見分けるといういささかマニアックな趣味である。



ご存知の通り、花巻は岩手県の県南部の中心都市。宮沢賢治の生誕地としても有名である。そして、今回の花巻東高校のスタメンの名前を見てみると岩手県に多い名字が並んでいるのである。



「名字の謎がわかる本」の巻末の都道府県別名字ランキングによると、センターの佐藤君(佐藤姓)は1位、レフトの佐々木君(佐々木姓)は2位、キャッチャーの千葉君(千葉姓)は4位、そして、エースの菊池君(菊池姓)は5位という具合だ。

また、名字ランキングにはないが、セカンドの柏葉君は岩手県に多い柏紋との関係性を想像させる名字である。



おそらく花巻東高校は県内を中心に選手を集めているのではないだろうか。

いつか、岩手勢が全国制覇をする日が来るかもしれない。



ちなみに、花巻東高校のほか、都城商業高校(宮崎県代表)の米良君、西条高校(愛媛県代表)の越智君等、いつもながら、今大会もご当地名字が散見されてそれはそれで楽しかった。



甲子園大会が終わるともう秋だ。

全国から甲子園に集まった若い魂はまた地域に帰っていく。

それは、どこか、お盆にやって来ては、また山へ帰っていくご先祖の霊達をも連想させる。僕だけかもしれないけど...



ただ、日本人にとって、伝統行事と季節と、宗教的観念は切っても切り離せない。そう思うのは僕だけではないと思う...



まさむね

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