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2009年9月13日 (日)

把瑠都とのつり合戦を制した朝青龍の秋場所復活なるか

秋場所が始まった。

最近、この時期になっても暑い年が続いていたが、今年はすっかり秋の雰囲気だ。

暑すぎず、寒すぎず、いい気候は名勝負を生み出す...そうあってほしい。



初日の注目は、朝青龍と把瑠都の対決だ。

両者とも、「つり」を得意とする力士である。というか、幕内力士で「つり」を得意技にしているのはこの二人だけだ。

「つり」好きの僕はそういう意味で、この対決における「つり」合戦が楽しみなのであった。

どんなスポーツでもそうだが、相手の得意技で倒すこと、それは相手へ与える精神的ダメージが最も大きな作戦だ。

今後の対戦を視野に入れた両者の「つり」合戦が楽しみなのは、そういった背景があるのだ。 



しかし、勝負は意外に(?)あっさりと決まってしまった。動きの速さでは一枚も二枚も上の朝青龍が、把瑠都の懐にとびこみ、強引な「つり」を二回見せる。そして、把瑠都がひるんだところを突き出した。

朝青龍の完勝である。左ひじと右ひざのテーピングが少し気になるところだが、動きはよさそうだ。

今場所の復活劇を是非みたいものである。

一方、勢いあまった把瑠都は客席に吹っ飛んだという。把瑠都にとっては屈辱の瞬間だったろう。

これで、朝青龍には初顔合わせから7連敗。いつ、朝青龍に歯が立つようになるのだろうか、その日が来るのが楽しみだ。



その他、白鵬が安美錦を寄り切った一番は、さすがだ。曲者の安美錦の動きを制した完勝だった。

土俵際、一瞬、もろ差しになり、反撃か?と期待させたのもつかの間、白鵬の出足と腰の低さは、安美錦の相手ではなかった。今場所も本命はやはり、白鵬だろう。



また、琴欧洲の出足も素晴らしかった。稀勢の里とはかつてのライバルということで、好勝負が期待されたのだが、琴欧洲が立会いするどく踏み込み、一気にもろ差しへ、そのまま寄り切った。いつの間にか、この二人の力の差が歴然としてしまったということか。

琴欧洲も好きだが、日本人横綱に一番近いと思われる稀勢の里にも声援を送りたい僕の複雑な心境をよそに、一瞬で勝負が決まってしまったのであった。



初日の印象として、やはり上位陣の安定性が目立った。総じてみんな体調もいいのだろう。いやそう思いたい。



今場所、白鵬が優勝すれば、12回目ということになる。あの双葉山に並ぶのだ。

白鵬が大横綱への道をひたすら歩んでいるようにも見えるが、それにストップをかけるのは、朝青龍だろうか、先場所13勝した琴欧洲だろうか、それとも日馬富士だろうか。



予断だが、西側の花道の脇には林家ペーのピンクの衣が見えた。

彼の姿を見ると、両国に場所が帰ってきたのを実感する。それはそれで、風物詩だ。



まさむね

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