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2009年10月26日 (月)

雑誌休刊ラッシュに象徴される時代に試される歴史の力

雑誌の休刊が相次いでいるようだ。

最近、休刊を耳にした雑誌をざっと上げてみるだけで「諸君!」「BRIO」「スタジオボイス」「ガテン」「ChouChou」「マリ・クレール」「フォーブス」「sabra」....軽く片手に余る。



各誌とも、それなりに個性があり、固定的な読者層をかかえていただけに、全く残念な話であるが、これも時代の流れなのであろうか。「広告収入が落ちこんで云々」という理由はよく聞くが、結局、読者からの購読料だけで運営が出来なくなっていたということ。今までのビジネスモデルがもう持たなくなったということである。

残念だが、キツイ言い方をすれば、それはある種の「虚構」の上に成立していたということなのであろう。

インターネットという広告出稿とその成果というのが数字として明示されてしまうメディアの登場で、今までのように、ざっくり掲載、成果があっても無くても、よくわからない世界の胡散臭さが露呈してしまったことが大きいのではないかと思う。

勿論、その種のいい加減さは、広告主、代理店、メディアのそれぞれの担当者にとっては、ある意味、楽で、美味しいシステムだったのだろう。成果がなくても、「しかたがないですなぁ」で済ますことが出来たからだ。

しかし、そんな時代はもう終わったということだ。



これから、どうなってしまうのだろうか。

社会のいたるところで、曖昧さが排除され、明確な結果が求められるようになると、さらにストレスフルな状況が加速するような気がする。

そうなると読者はさらに、自分の狭い趣味の世界だけの情報を欲するようになる。いたずらに、自分の心をかき乱すような「雑」なコンテンツを嫌悪するからだ。そうして、自分がほしい情報を得ようとするだけではなく、自分にとって嫌悪感を抱かせるコンテンツにたいして、ますます敏感に拒絶するようになる、許容力がなくなる、そういったヤバいスパイラルが始まっているような気がする。



いまや、雑誌もそうだが、WEBサイトでも、何を掲載するかではなく、何を掲載しないかが重要になっているのであろう。

そうなってくると広告という読者にとって不快なモノをさらに、巧妙に隠すかという技術が大事になってくると思われる。

そして、今後、さらに、広告業界は頭を使わなければならないようになるだろう。

本当にタフでツラい時代だ。



そんな中で、公共事業や第一次産業などといった産業だけが、補助金というシステムで生きながらえたり、公務員という安定した職業が特権的な位置を占めることの理不尽さが益々、社会を覆ってくるにちがいない。

話は飛躍するようだが、結局はまわりまわって、日本全体を、冒険心、好奇心、勇気をもって生きるような社会にしていくしかないんだと思う。



その意味で、来年の大河ドラマは坂本龍馬が主人公だそうだが、龍馬的生き方に惹かれる若者が多くなるというのは僕はいいことだと思う。

一方で破滅することがわかっていながら、自分の生き方にこだわり続ける近藤勇や、古いシステムの運命を一身に引き受け、なんと言われようとも敗北の道を選んだ徳川慶喜、新しい時代を切り開く役割と同時に、古い価値観と心中した西郷隆盛など、幕末の人々の生き方が、現代の多くの人々の心をつかんでいるというのも日本という歴史を持つ国ならではのこととして、誇りに思わなければならないのだろう。



こういうときこそ、その国の底力、つまり歴史の力が試されるのではないかと思う。



まさむね

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