無料ブログはココログ

« たしかにガラパゴス化した国で皆が子泣き爺になっているようだ | トップページ | いつの間に蝦夷地(関東以東)出身の関取が減っている »

2009年11月28日 (土)

家紋文化が認知されるのは嬉しいが、これはちょっと..

今朝、本屋に行ったら、『家紋の不思議』(コアマガジン 奥付によると平成21年12月2日発行)という本が新刊として出ていた。家紋マニアの僕が手に取らないわけにはいかない。



ところが、一瞥して驚いた。僕がオリジナルで調べ、本ブログの有名人の家紋コーナーにおいて(今年の1月9日~1月26日の間に)記したことと酷似したことが書かれているのだ。

例えば、下記に表にしてみたが、「全日本家紋ランキング」コーナーを見ると、一本気新聞の各有名人のコーナーのサブコピーと、『家紋の不思議』のサブコピーがかなり似ているのである。また、「うつりゆく有力家紋」コーナーの現代社会【政治・社会編】【芸能・文化編】には、本ブログと同じ情報が多々あることも気になった。



まぁ、僕としては、家紋文化がより世間に認知されるようにと、ブログという形で、自分が調べたものを公開しているので、引用していただく分には全くかまわない。元々、家紋文化自体、有名人や高位の人の家紋をパクることによって日本中に広まった経緯がある。そのパクリの精神も日本文化の一側面なのだ。

ただ、事実関係、例えば、北野武の家紋は丸に抱き茗荷紋だというような事は、小菅の蓮昌寺に行けば誰でもわかることなので、その事を僕のブログから情報収集して、他に転載していただくことに関しては問題無いのだが、文章の表現が借用されること関しては、ちょっと微妙だ。コアマガジンさんもビジネスとしてやっているのであれば、ご一報いただくか、本のどこかに、アドレスなどを記載していただければと思ったのも正直なところだ。



勿論、自分も県別の家紋分布に関しては、「都道府県別姓氏家紋大辞典」(千鹿野茂著)、各人のプロフィールに関しては、Wikipediaを参照(時にコピペ)をさせていただいているので、あまり大きなことは言えないが、少なくとも僕はそのことは明示している。

一本気新聞の記事掲載の時期(本エントリー最下部に記載)と『家紋の不思議』発刊の時期(奥付によると平成21年12月2日発行)を比べてもらえればわかることではあるが、とりあえず、ここでは、最も、酷似が激しい「全日本家紋ランキング」のサブコピー(P13~P15)を例に挙げ、自分が「家紋の不思議」を借用したのではない事だけは書いておきたいと思う。最悪、逆に僕が、パクったと思われるのだけはご勘弁願いたいからだ。



ただ、この『家紋の不思議』は、本としては面白い。勉強になるところも多い。こういった本が沢山出版されて、家紋文化自体に日本人の目が向けばそれはそれで歓迎すべきことだと思う。





























































































































































































































No 家紋 家紋の不思議 一本気新聞
1 片喰紋 平和的、協調的、平凡という極めて日本的な紋 平和的、協調的、平凡な極めて日本的な紋
2 鷹の羽紋 猛禽類の爪を隠した優美な紋 爪を隠した優美な紋
3 木瓜紋 鳥の巣か、女陰なのか? この紋はキュウリ?鳥の巣?女陰?
4 藤紋 藤原氏に憧れた地方武士の紋 藤原氏に憧れた地方武士の紋
5 柏紋 海の人々に奉られた神道と関係が深い紋 海の人々に奉られた神の紋
6 桐紋 織田信長も使用した日本を象徴する紋 日本を象徴する紋
7 梅紋 菅原道真の怨霊の魂が宿っている紋 菅原道真の霊の魂が眠っている紋
8 橘紋 桜とは好対象の生命力と長寿の象徴である紋 桜とは好対象、生命力と長寿の象徴
9 蔦紋 江戸時代の遊女が好んだ優美な紋 遊女が好んだ優美な紋
10 菱紋 武家の正統としてのプライドと信玄の威光を放つ紋 武家の正統としてのプライドと信玄の威光
11 茗荷紋 謎の神・摩多羅神のシンボルである紋 謎の神・摩多羅神のシンボル
12 目結紋 人と人との団結の強さの象徴となった紋 人と人との団結の強さの象徴
13 巴紋 生命の源の水が渦巻いている姿を表現した紋 水が渦巻いている姿を表現
14 沢瀉紋 武人の心に芽生えた一時の優しさを表す紋 武人の心に芽生えた一時の優しさを表す紋
15 桔梗紋 歴史上、運命的な生涯を送った人たちの紋 反骨と悲劇の紋
16 月星紋 狩猟、漁労、海上の民の痕跡というべき紋 狩猟、漁労、海上の民の痕跡紋
17 竹笹紋 天の神様にあやかりたい人々の願いを込めた紋 天の神様にあやかろうという人々の願い
18 引両紋 実は竜を意味する無骨な武家の代表紋 無骨な武家紋の代表
19 五つ瓜紋 五角形の木瓜紋が美しい外輪紋 五角形の木瓜紋の外輪紋
20 亀甲紋 北方を守護する玄武(亀)の力にあやかった紋 北方を守護する玄武の力にあやかった紋


※一本気新聞の家紋のエントリー、タイトル、サブコピー、家紋の解説文は、以下の日付で書かれている。

ただし、それぞれのページは、有名人の家紋のデータベースになっているので、その部分に関しては随時追加されている。



平成21年1月09日 桐紋、引両紋、蔦紋

平成21年1月12日 亀甲紋、木瓜紋

平成21年1月14日 桔梗紋、梅紋

平成21年1月15日 月星紋、茗荷紋、菱紋

平成21年1月16日 柏紋、片喰紋、鷹の羽紋、巴紋

平成21年1月19日 藤紋、沢瀉紋、目結紋、竹笹紋、五つ瓜紋、橘紋



まさむね



※また、引き続き、こんなこともありました。

今週は「家紋の秘密」(リイド社)と一本気新聞との比較

« たしかにガラパゴス化した国で皆が子泣き爺になっているようだ | トップページ | いつの間に蝦夷地(関東以東)出身の関取が減っている »

書評」カテゴリの記事

歴史・家紋」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 家紋文化が認知されるのは嬉しいが、これはちょっと..:

« たしかにガラパゴス化した国で皆が子泣き爺になっているようだ | トップページ | いつの間に蝦夷地(関東以東)出身の関取が減っている »

2021年8月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック