w-inds.のほうが鳩山首相よりもよっぽどわかっている
経済対策の7.2兆円が決定したようだ。
亀井金融担当大臣がゴネた結果、1000億円の土建屋へのバラ巻きが乗せられた。勿論、財源は国債である。
今年度の国債発行額見通しは、53.5兆円という。僕らには想像も出来ない金額だが、税収の1.5倍という多さだ。
なんということだろう。民主党は、無駄を省いて財源を確保するのではなかったのか。
選挙前に調子のいいことを言って、結局は借金か。
これは緊急措置だというが、そんなことをいつまで続けているのだろう。
雇用調整助成金で、社内失業者を雇い続けることに将来的な意味はあるのだろうか。それよりも、雇用の流動性を高めて、失業してもすぐに再就職できるような社会にすべきではないのか。それこそ、成長戦略ではないのか。
既に、過去のものとなってしまった人材過剰のゾンビ業界に税金で中高年の正社員をしがみつかせて、日本にとって、社会にとって本当にいいことなのだろうか。
割を食う若手の非正規労働者はいつまでもスキルが身に付かず、キャリアも積めず、歳ばかりとってしまう。
城繁幸さんに聞くまでも無く、そんな不公平な社会がいいはずがない。誰が考えてもわかる話だ。
日本の借金に関して、財務省のHPの一コーナー「日本の財政を考える」を覗いてみた。あきれた話というのはこういうことを言うのだろう。
まるで他人事なのだ。
わが国の厳しい財政状況を放置すると、さまざまな問題が生じ、国民の皆さんの生活にもおおきな影響を与えかねません。・・・(中略)・・・さらに、借金はやがて税金でかえさなければならず、公債発行による借金は、将来世代への負担の先送りにほかなりません。私たちの子供や孫といった世代が、借金の返済に苦しむことになるのです。

民主党も民主党だ。そんな官僚の甘え体質をなんとかするというのが公約だったのではないか。
僕は今でも鳩山首相の施政方針演説の「自立と共生」を評価しているが、共生はともかく、自立を促すような政策が今まで全く見られないのはどうしたものか。
国民をどんどん依存体質にさせるようなことばかりしている。全く、僕の期待とは逆だ。借金をして金をバラ巻くことなど誰にだって出来る。僕らが望むのは知恵をしぼって、具体的な成長戦略に基づいき、将来、役に立つような投資をすることだ。
その意味では、今回の民主党の凡庸な経済対策よりも、麻生元首相が打ち出した国立「アニメの殿堂」の方がまだましだったような気がする。
話は変わるが、9日はw-inds.のニューシングル「New World」「Truth」のCD発売日だった。
この「Truth」でw-inds.は素晴らしいメッセージを投げかけている。
だって、もう放っておけない事実。
根拠なく「大丈夫」と言い合って
曖昧にしてきた結果が現在(いま)のすべて。
愛も資源も有限 we must waste'em
現実なんて矛盾で構成されてる
でも目の前にある"問題"にはまず取り組んでみなくちゃ
解決できなくても後回しにもうしない
草の根分け、打て"対策"を・・・

わかる人はわかっている。
金をバラ巻いても日本経済は決してよくならないことを。
人々の生活が決してよくならないことを。
喩は古いが、「八時だよ全員集合」だったら、既にいかりや長介が「だめだ、こりゃ」って言って、
ちゃちゃか♪ちゃっちゃかちゃっちゃ♪っていう音楽とともに、舞台は回ってるよ、今頃...
まさむね
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