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2010年5月 1日 (土)

北川悦吏子の演出は昭和の日仕様だったのか

「素直になれなくて」というドラマを観た。

先週の話である。

Twitterを通して出会った男女5人の青春群像ドラマというふれこみだ。

ようするに、「新しいものを取り入れてみました」ドラマだがはたして成功しているのか。

あるいは、微妙に痛いのか。

脚本家は北川悦吏子、いわゆるトレンディドラマのエース(?)である。

それがどれほど、現代の若者のスタンスをつかみきれるかどうかがこのドラマの見所だと思われた。

そのわりに演出が古い。



女が男にフられる。

 ↓

雨の中、傘もささずに走る

 ↓

その女のことを好きな男が偶然傘をさしている

 ↓

びしょ濡れの女、男に抱きつく

 ↓

劇的な音楽



そういったパターンは、おそらく80年代~90年代のトレンディドラマの勝ちパターンだ。

おそらく、確実に年齢を重ねている連続ドラマのメイン視聴者層仕様の演出なのだろう。



このドラマは、「現代」という新しい意匠をまとった内面=80年~90年代的なドラマか、新しい若者の姿をリアルに描き出しているドラマなのか、もう決着はついているのかもしれないが、それを確認しながら見ていきたい。と思ったが、先週の木曜日はたまたま「昭和の日」だった。だから、休みだから観れたのだ。



そうか、だから、演出も昭和だったのか。



まさむね

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