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2010年5月12日 (水)

大雑把に言ってヒドい最近の政治などを見て感じること。

政治の普天間基地移設問題で揺れているらしい。



民主党政権になって今まで、知らない間に決まっていたことの過程が見えるようになった。

それは唯一、いいところかもしれない。



今回の件で、意外に政府あるいは官邸というのは、ダメな人たちがやっているんだということがわかった。



誰が考えても、沖縄の基地を本土に持ってくることは困難だ。あれだけの反対運動が起きてから、現地入りする首相というのも間抜けそのものだ。

五月中に決着をつけろという人もいるようだが、それは無理というものだ。

首相は米軍が沖縄にいることが「抑止力」になっていることを最近、勉強してわかったと言った。



「そんな当たり前のことを知らなかったのか」という人こそ、本当に「抑止力」というものがわかっているのだろうか。

少なくとも僕にはよくわからない。「抑止力」というものの実態がわからないのだ。

そういったものがあるといえばあるような気もするし、無いような気もする。



正直なところ、東京に住んでいる人のどれだけが、沖縄と徳之島の正確な位置関係がわかっているのだろうか。残念ながら、僕らにとって、基地が沖縄にあろうが徳之島にあろうが、実生活上あんまり関係ないのだ。

しかし、これでいいのだろうか。

少なくとも今回の件で、日本に米軍が存在することの是非、そして、米軍基地の7割が沖縄にあるということの不条理、そういったことが本土に住む僕らの意識にあがっただけでもよかったのかもしれない。



民主党が政権を取った時代、ネット社会が到来した時代でもある。それにしも、マスコミの欺瞞が目に余る。

原口大臣が記者会見でクロスオーナーシップ問題(新聞社がテレビ局の株を持つこと)の禁止を言ったとたんに、民主党を攻撃しだしたマスコミを誰が信用できるのか。

当然、大臣の記者会見はほとんど報道されていない。

記者クラブ問題、NHKの1万人訴訟問題にしてもそうだ。マスコミは自分の都合の悪いことは報道しない。



特に民放をたまに見るとそれはひどい。ただ、インパクトを与えればそれでいいといった感じのCM、くだらないバラエティ、僕はおととし、C型肝炎で自宅療養していたが、その時は毎日、テレビを見ていたがそれほど嫌悪感はなかった。

しかし、もうだめだ。ただつまらないだけならまだしも、不快だ。



小沢幹事長の問題についてもひどい。先日、検察審査会は、市民団体から政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で告発され、嫌疑不十分で不起訴処分となった小沢幹事長について、起訴相当と議決したそうだ。(この市民団体というのはどこの誰だろう。)

新しい証拠が出てきたわけではないのに、再度、事情聴取、2回目の検審で不起訴相当となったら、強制起訴されるという。

これはどう考えても疑問だ。

これなら、「悪い」というイメージのある人は誰だって起訴されてしまう。

「ようするに逮捕されたのだ。」というのは確か、カフカの「審判」の一節だが、それと同じようなことが起ころうとしているのではないだろうか。



しかし、それでも経済や社会は回っている。しかし、確実に国民の依存体質は増しながら、そして、国力は確実に下降線をたどりながらだが。多分。



まさむね

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