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2010年6月14日 (月)

菅直人は幣原喜重郎、池田勇人に継ぐ三人目の梅紋首相

遅ればせながら、内閣総理大臣・菅直人にについて書かせていただく。

今度こそ、民主党は僕らを裏切らない政策をしてくれるのだろうか。

以前、菅氏は第三の道というようなことを言っていた。

それによると、バブル崩壊後、自民党は二つの失政をしたというのだ。一つ目は90年代、不要な公共投資によって、財政を悪化させた。そして、二つ目は、00年代前半、小泉政権における、小さな政府、規制緩和路線。これにより失業者が増大させた...

これらは民主党は正統化する「物語」だが、では、彼が言う第三の道とは何だろうか。

(僕の記憶だと、)それは、供給サイドではなく、需要サイドへ篤くする路線である。つまり、内需拡大のために、国民にバラまくということだ。「子供手当て」「農業手当て」「高速道路無料化」などがそこから導き出された政策である。

しかし、消費者がモノを購入しないというのは、彼らが金を持っていないからという理屈は、それ自体が間違っているようにも思える。

iPad狂騒を見てもわかるが、消費者は不要なものは不要だが、欲しいものは買いたいのである。当たり前の話だ。

そして、僕らが消費しないのは欲しいモノがないと同時に将来が不安だからだ。

社会保障が全然、保障になっていない現在、誰が金が配られたからといって、バカみたいに消費するというのだ。

「セックス・アンド・シティ」は海の向こうの「動物」の物語にすぎないのである。



しかし、参議院選挙を目前に控えた民主党のマニフェストには、先ほど説明した第三の道とは微妙に異なる政策、つまり、法人税を下げて、子供手当てを抑え、社会保障も強くするということが書かれているという。やっとマトモなことを言うようになってきた感じはある。というか、これは財界の発想と同じである。と同時に政治家の間でも、バラマキが決して票集めには繋がらないということが理解されてきたということだろう。

日本は民主国家だ。最終的に僕たち国民がの意思が政治=政策を動かすのである。



さて、話はグッと変わって、菅さんの家紋の話をしよう。

菅さんは美作菅党の流れである。ということは家紋は梅鉢のはずである。



梅紋ということで言えば、平賀源内、長岡半太郎、土井晩翠、前田夕暮、高塚竹堂、古今亭志ん生、仁科芳雄、倉田百三、浜田広介、梶井基次郎、柳家金語楼、永田雅一、植草甚一、岡本太郎、山下清、中村八大、筒井康隆、中上健次、堺正章、中井貴一といった文化人、教養人、学者、芸能人、芸術家の紋だ。



おそらく、菅原道真という文化人の末裔という潜在意識が彼らに武の道よりも文の道を選ばせたのかもしれない。

ただ、相撲取りにも梅紋者は多い。昭和の大横綱・双葉山、その双葉山の70連勝を阻止した安芸の海、春日野部屋を創立した栃木山、戦後の栃若時代で一世を風靡した栃錦等が梅紋力士だ。いずれも強さに加えて風格があったようにも思える。



また、政治家としては前田利家、副島種臣、榎本武揚達が梅紋である。真っ直ぐな人というよりも、二枚腰、三枚腰の現実主義者に多い。



総理大臣経験者では、幣原喜重郎(鞠はさみに梅鉢=左絵)、池田勇人(梅紋=右絵)がそうだ。幣原は吉田茂の傀儡だったが、池田勇人は「所得倍増計画」で歴史に名前を残した。

一方、菅さんは、つなぎの総理=幣原系で終わるのか、経済を立て直す(=池田系)ことが出来るのか。

僕はまだ後者であってほしいと期待している。



まさむね

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