EXILEの「ベストヒット歌謡祭」三連覇の夜に想う
本日行われた「ベストヒット歌謡祭」でEXILEが3年連続、合計5度目のグランプリの輝いたという。
いまや、こういった賞にどんな意味があるのかは知らないが、とにかく素晴らしい(棒読み)ことではある。
僕は以前より、EXILEこそ、皇室の美意識の源泉である平安文学の「雅」を現代に伝えるボーカルグループだと勝手に評価していた。
例えば、ちょっと前に、天皇陛下ご在位20周年記念の式典で歌を披露したときのATUSHIの顔は安徳天皇の死を悼む琵琶法師の悲しげな表情に瓜二つであった。また、2年前のレコード大賞の受賞曲「Ti Amo」の冒頭の歌詞「日曜日の夜は ベッドが広い 眠らない想い 抱いたまま朝を待つ」の部分は、平安朝の女流歌人、藤原道綱の母が詠んだこんな歌と通底する何かがある。
嘆きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る

そして、さらに、極めつけな発見をしてしまった。明治天皇はEXILEそのものだったのである。
もしかしたら、日本文化の特徴は「たおやめぶり」とヤンキーの惹きつけあいつつ反発しあうような関係にあるにちがいない。
それは縄文と弥生の絶妙なバランスと言い換えてもいいのかもしれない。
今日は短いがこのへんで...
まさむね
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