日航のマークに鶴丸が復活した。単純に嬉しい。
日航のマークに”鶴丸”が復活するという嬉しいニュースがあった。
勿論、このマークは、元々家紋の「鶴の丸」が起源である。
社章を作るときに、フランスの高名なデザイナーに依頼したのだが、そのデザイナーから「日本の伝統にも素晴らしいものがある」と切り返され、鶴の丸をベーシックデザインとして採用したとの話が伝わっている。
それが、2002年のJASとの統合の際に新たなデザインに取って代わられ、2008年に完全に姿を消した。
私の師匠・長谷川順音先生はその著書に、俳人・紀逸の句として、こんな一行を載せている。
家蔵の崩しはじめや紋所
つまり、紋所を大事にしないことは、家や財産を失う手始めという意味である。
実は、昨年日航が倒産した時に、僕は真っ先に、この句を思い出したのであった。
しかし、この度、”鶴丸”が復活する。今までは日航に対してあまりいいイメージを持っていなかった僕だが、ここは一つ応援したい気持ちになってきた。


まさむね
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