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2011年11月 5日 (土)

もうすぐ紅白歌合戦の出演者が発表されますね。

いつの間にか、今年も11月になりました。

そろそろ、紅白歌合戦の出演歌手が発表される時期です。

昨年までは、着うた関連の仕事をしていたので、音楽業界の情報にはそれなりにアクセスしていたのですが、今年は離れてしまい、興味も薄れてしまいました。



そういえば、今年のヒット曲って何でしたっけ?

あくまでも個人的な話ですが、具体的には、「マル・マル・モリ・モリ!」位しか、口ずさめる曲が無いのにちょっと唖然とします。



参考までに、日本レコード協会(有料音楽配信チャート)によって発表される週毎の「着うたフル」の一位曲を以下並べてみます。





















































































期間楽曲名アーティスト名
01/05 - 01/11トイレの神様植村花菜
01/12 - 01/18トイレの神様植村花菜
01/19 - 01/25Dear J板野友美
01/26 - 02/01 Why? (Keep Your Head Down)東方神起
02/02 - 02/08Distance西野カナ
02/09 - 02/15Distance西野カナ
02/16 - 02/22今のキミを忘れないナオト・インティライミ
02/23 - 03/01ずっと。青山テルマ
03/02 - 03/08何かひとつ feat. JAY'ED & 若旦那JAMOSA
03/09 - 03/22何かひとつ feat. JAY'ED & 若旦那JAMOSA
03/23 - 03/29ジェットコースターラブKARA
03/30 - 04/05かぞえうたMr.Children
04/06 - 04/12かぞえうたMr.Children
04/13 - 04/19ラブレター。~いつだって逢いたくて~ソナーポケット
04/20 - 04/26Let's try againチーム・アミューズ!!
04/27 - 05/10not alone~幸せになろうよ~SMAP
05/11 - 05/17Esperanza西野カナ
05/18 - 05/24マル・マル・モリ・モリ!薫と友樹、たまにムック。
05/25 - 05/31Everyday、カチューシャAKB48
06/01 - 06/07また明日…JUJU
06/08 - 06/14マル・マル・モリ・モリ!薫と友樹、たまにムック。
06/15 - 06/21マル・マル・モリ・モリ!薫と友樹、たまにムック。
06/22 - 06/28GO GO サマー!KARA
06/29 - 07/05GO GO サマー!KARA
07/06 - 07/12GO GO サマー!KARA
07/13 - 07/19Fight Together安室奈美恵
07/20 - 07/26ゴメンね・・・。~お前との約束~ソナーポケット
07/27 - 08/02Golden Smile feat. EXILE ATSUSHI久保田利伸
08/03 - 08/16雄叫び遊助
08/17 - 08/23フライングゲットAKB48
08/24 - 08/30フライングゲットAKB48
08/31 - 09/06フライングゲットAKB48
09/07 - 09/13いつかきっと・・・EXILE ATSUSHI
09/14 - 09/20愛を止めないで倖田來未
09/21 - 09/27愛を止めないで倖田來未
09/28 - 10/04Rising SunEXILE
10/05 - 10/11365日のラブストーリー。ソナーポケット
10/12 - 10/18X X XL'Arc~en~Ciel
10/19 - 10/25風は吹いているAKB48
10/26 - 11/01風は吹いているAKB48


これはあくまでも着うたフルのダウンロード数の合計なので、ジャニーズのように戦略的に着うたを配信したりしなかったりする事務所のダウンロード数があまり反映されていないとか、AKB48のようなCD購入特典のあるようなグループの楽曲のダウンロード数も思ったより目立ってはおらず、世間で言われている程、一人勝ち状態には見えないというのはありますが、それでも、ある程度は参考にはなる統計でしょう。

さすがと言おうか、意外と言おうか、SMAPとか、安室奈美恵さんとか、久保田利伸さんとか90年代から活躍しているアーティストが顔を出しているんですね。また、韓流アーティストでも東方神起やKARAが一位を獲得していますね。



さて、紅白歌合戦の話でした。

昨日のエントリーでも触れた宮本常一さんの『忘れられた日本人』に、この歌合戦の起源とでも言えるような風俗が日本にあったという箇所があり、僕はちょっと気になっていたのです。



それによると、かつて対馬には六つの観音様があり、その観音様を巡る女性の巡拝者集団は、行く先々の村の若者と歌のかけあいをするというのです。

歌の上手さで勝敗を競うのですが、最後には、いろいろなものを賭けて争いました。そうすると、男は女のからだをかけて勝負を挑むこともあったそうです。だから、歌の上手い男性は、相当いい思いをしたのではないでしょうか。

こういった風習(いわゆる歌垣)は、明治時代の終わりまで残っていたらしく、巡拝者が泊まる家の前の庭には、女達と男達が夜が更けるのを忘れて歌いあい、踊りあったということですね。



これは、あくまでも対馬という地域に残された話なわけですが、もしかしたら、かつては日本全国に、これと似たような風習があったかもしれません。



一年に一度だけ、子供達にも許された大晦日という日に、日本を代表する男と女の歌い手が夜遅くまで歌を競って、勝った負けたと大騒ぎをする紅白歌合戦。さすがに、からだを賭けているようなことはないと思いますが、僕には、どこか日本古俗の尾てい骨のようなものをどこかに持っているように思われるのです。



まさむね

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