東青梅家紋散策
先日、東青梅に行ってきました。
東青梅という場所は、23区から見ると青梅の手前で、山間の道路沿いに街並みが出てきています。
僕は初めての場所に行くとなるべく、そこの氏神や檀家寺にお参りに行くのですが、ここにある乗願寺の宗派はなんと時宗でした。
時宗の寺院は、開祖・一遍は、伊予の河野氏一族ということで、寺紋は折敷に三の字ということが知られています。
その寺紋は、門扉や天水桶などには見られませんでしたが、屋根瓦に確認することが出来ました。
街を散策すると、沢山の家紋に出会うことが出来ました。うなぎ屋の三河屋さんは丸に三つ柏紋。葉の形が標準的な柏ではなく、恵比寿神社の寺紋や、恵比寿ビールのラベルの恵比寿様ついている柏に近い三角の柏。こういう微妙なこだわりは好感をもてますね。
また、その近くに三菱のラベルがついた建物を発見。レトロな雰囲気があります。「あれは何なのだろうか」という謎を残すたたずまいが素敵です。
駅の反対側(南側)には、青梅市役所があります。うらびれた街並みにこの建物だけ立派、日本の地方都市にはよくある「格差」です。
ただ、市役所の敷地にある、腰掛のようなオブジェには梅紋のようなデザイン。ちょっとだけ微笑ましい...かな。
また、駅の近くには、丸に違い鷹の羽の家紋をつけたふたばという大衆割烹屋さんも見えました。
やっぱり街で見る家紋で一番多いのは、この丸に違い鷹紋ですね。カッコいいですからね。
というわけで、とってもユルい東青梅・家紋散策でした。
また、本文中の家紋のある場所は、以下のGoogleマップ上に登録してあります。
日本家紋地図
全国寺社紋地図
まさむね
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