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2012年1月23日 (月)

把瑠都のお母さんが振っていた旗がなんとなく気になった

把瑠都が優勝した。



千秋楽では、白鵬に敗れてしまったが、それはそれで仕方が無い。

逆に先場所は、白鵬の全勝優勝を千秋楽で阻んでいる。これで、オアイコということになる。



それにしても、優勝インタビューは感動的だった。急遽、エストニアから来日したお母さんに対して、このように述べていた。

やっぱり...お母さんがいなかったら、私もここにいないから、私を、生んで、ありがとう!


つたない日本語ではあるが、本当に気持ちが伝わってきた。



このサイト(エストニアのスポーツ動画ニュースサイト)でもわかるように、彼は日本の大相撲界の至宝であると同時にエストニアの英雄である。

琴欧洲の時もそうだったが、このようにして海外力士が活躍して、その国と日本との交流が深まるというのは本当にいいことだ。



さて、全然別の話であるが、僕が気になったのは、国技館に来ていたお母さんが振っていた旗である。

アナウンサー氏の解説によると、この旗はエストニアの旗ではなく、出身地のラクヴェレ市の旗ということであるが、お母さんが国旗であはなく、敢えて、スウェーデンの国色(青と黄色)をあしらった市旗を振ったところに、ちょっとしたお母さんの政治的内面が現れているようで僕には興味深く思えたのであった。僕は残念ながら、エストニアの歴史、ラクヴェレの歴史に関しては、全く知らないが、お母さんが振ったあの旗には、僕の知らない意味があるのではないかと想像してしまったのである。



そういえば、かつて、フリーバーズというプロレスのタッグチーム(マイケル・ヘイズ、テリー・ゴディ、ジミー・ガービン)があったが、彼らが振り回す旗は、星条旗ではなく、南北戦争で南部軍がかかげたサザンクロスであった。それは、彼らが持つ白人主義者としての主張を表現していたのかもしれない。



僕ら日本人にとっては、全く何も主張できない、あのサザンクロスの軍旗であったが、僕はなんとなく、そういったものにいとおしさを感じてしまうメンタリティを持っているようだ。



把瑠都のお母さんの旗を見て、フッと、そんなことを、思い出してしまったのであった。



まさむね

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