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2012年4月の10件の記事

2012年4月27日 (金)

有名人の家紋索引(た行~わ行)


















































































































































































































































































































































































































































































































大受久晃 だいじゅひさあき 力士(大関)
太地喜和子 たいちきわこ 女優
大鵬幸喜 たいほうこうき 力士(横綱)
大砲万右エ門 たいほうまんえもん 力士(横綱)
高市早苗 たかいちさなえ 政治家
高岡蒼甫 たかおかそうすけ 俳優
高木彬光 たかぎあきみつ 推理小説作家
高木兼寛 たかぎかねひろ 医学者
高木貞治 たかぎさだはる 数学者
高倉健 たかくらけん 俳優
高碕達之助 たかさきたつのすけ 政治家、実業家
高崎正風 たかさきまさかぜ 志士、歌人
隆の里俊英 たかのさととしひで 力士(横綱)
高島嘉右衛門 たかしまかえもん 易断家
高島忠夫 たかしまただお タレント、俳優、司会者
高島鞆之助 たかしまとものすけ 陸軍軍人
高城剛 たかしろつよし ハイパーメディアクリエイター
高杉晋作 たかすぎしんさく 長州藩士
高須四郎 たかすしろう 海軍軍人
高田早苗 たかださなえ 政治家、教育家、早稲田大学
高田万由子 たかだまゆこ 女優、タレント
高田実 たかだみのる 新派俳優
高田屋嘉兵衛 たかだやかへえ 廻船業者
高塚竹堂 たかつかちくどう 書道家
高野長英 たかのちょうえい 医者、蘭学者
貴ノ浪貞博 たかのなみさだひろ 力士(大関)
貴乃花光司 たかのはなこうじ 力士(横綱)
高橋悦史 たかはしえつし 俳優
高橋亀吉 たかはしかめきち 経済研究者
高橋掬太郎 たかはしきくたろう 作詞家、酒は泪かため息か
高橋是清 たかはしこれきよ 政治家(首相)
高橋新吉 たかはししんきち 文学者、実業家
高橋竹山 たかはしちくざん 三味線名人
高橋信之 たかはしのぶゆき 出版プロデューサー
高橋至時 たかはしよしとき 天文学者
高畠藍泉 たかばたけらんせん ジャーナリスト
高浜虚子 たかはまきょし 俳人、小説家
高平小五郎 たかひらこごろう 外交官
高松喜六 たかまつきろく 名主
高見順 たかみじゅん 小説家、詩人
高嶺秀夫 たかみねひでお 教育学者
高峰三枝子 たかみねみえこ 女優、歌手
高村光太郎 たかむらこうたろう 彫刻家、詩人
高村象平 たかむらしょうへい 経済史学者
高柳重信 たかやなぎしげのぶ 俳人
高山右近 たかやまうこん 武将
高山彦九郎 たかやまひこくろう 尊皇思想家
財部彪 たからべあきら 海軍軍人
田川大吉郎 たがわだいきちろう 記者、政治家
滝川一益 たきがわかずま 戦国武将
滝田栄 たきたさかえ 俳優
瀧山 たきやま 大奥御年寄
田久保英夫 たくぼひでお 小説家
武井守正 たけいもりまさ 政治家、実業家
竹内明太郎 たけうちめいたろう 政治家、実業家
竹内好 たけうちよしみ 中国文学者、評論家
竹腰美代子 たけこしみよこ 美容研究家
竹下登 たけしたのぼる 政治家(首相)
竹添進一郎 たけぞえしんいちろう 外交官、漢学者
武田斐三郎 たけだあやさぶろう 科学者、五稜郭
武田仰天子 たけだぎょうてんし 作家
武田信玄 たけだしんげん 甲斐の戦国大名
武田泰淳 たけだたいじゅん 小説家、ひかりごけ
竹田敏彦 たけだとしひこ 小説家
武田麟太郎 たけだりんたろう 小説家
武市瑞山 たけちずいざん 土佐藩郷士
竹中半兵衛 たけなかはんべえ 武将
竹中労 たけなかろう ルポライター
武野紹鴎 たけのじょうおう 茶人
武林無想庵 たけばやしむそうあん 小説家、翻訳家
竹久夢二 たけひさゆめじ 画家、詩人
竹本義太夫 たけもとぎだいゆう 浄瑠璃太夫
竹山道雄 たけやまみちお 独文学者、小説家、ビルマの竪琴
太宰治 だざいおさむ 小説家、斜陽
田尻稲次郎 たじりいなじろう 法学者、政治家
多田北烏 ただほくう 挿絵画家
太刀川恒夫 たちかわつねお 実業家、フィクサー、東スポ
立川勇次郎 たちかわゆうじろう 実業家、京浜急行
立花小一郎 たちばなこいちろう 陸軍人、政治家
立花道雪 たちばなどうせつ 武将
橘家圓喬 たちばなやえんきょう 落語家
立原正秋 たちはらまさあき 小説家、随筆家
立原道造 たちはらみちぞう 詩人、建築家
辰野金吾 たつのきんご 建築家
立見尚文 たつみなおふみ 陸軍軍人
立川談志(7代目) たてかわだんし 落語家
伊達政宗 だてまさむね 戦国武将
伊達宗城 だてむねなり 大名、政治家
田中角栄 たなかかくえい 政治家(首相)
田中義一 たなかぎいち 政治家(首相)
田中絹代 たなかきぬよ 俳優
田中啓爾 たなかけいじ 地理学者
田中正造 たなかしょうぞう 代議士、足尾銅山事件
田中澄江 たなかすみえ 脚本家、作家
田中久重 たなかひさしげ 発明家、東芝
田中英光 たなかひでみつ 作家
田中光顕 たなかみつあき 官僚、政治家
田中祐三郎 たなかゆうさぶろう 投機家
田中芳男 たなかよしお 博物学、園芸学者
田中吉政 たなかよしまさ 武将、大名
田中六助 たなかろくすけ 政治家
田辺誠一 たなべせいいち 俳優
田辺太一 たなべたいち 幕臣、外交官
田辺茂一 たなべもいち 出版事業家、紀伊国屋
田波靖男 たなみやすお 脚本家、作家
谷垣禎一 たにがきさだかず 弁護士、政治家
谷川俊太郎 たにがわしゅんたろう 詩人
谷口尚真 たにぐちなおみ 海軍軍人
谷口雅春 たにぐちまさはる 宗教家、生長の家
谷口藍田 たにぐちらんでん 儒者
谷崎潤一郎 たにざきじゅんいちろう 小説家、細雪
谷干城 たにたてき 陸軍軍人、政治家
谷寿夫 たにひさお 陸軍軍人
谷文晁 たにぶんちょう 画家
谷村唯一郎 たにむらただいちろう 裁判官
谷村昌彦 たにむらまさひこ 俳優
谷佳知 たによしとも プロ野球選手
田沼意次 たぬまおきつぐ 武士、大名、御側用人
種子島時堯 たねがしまときたか 種子島の領主
種田山頭火 たねださんとうか 自由律俳人
田部重治 たべちょうじ 英文学者、登山家
玉川勝太郎(2代目) たまがわかつたろう 浪曲師
玉川庄右衛門 たまがわしょうえもん 玉川上水開削者
玉錦三右エ門 たまにしきさんうえもん 力士(横綱)
玉の海正洋 たまのうみまさひろ 力士(横綱)
田宮高麿 たみやたかまろ 活動家
田村魚菜 たむらぎょさい 料理研究家
田村隆一 たむらりゅういち 詩人、随筆家
タモリ たもり 司会者
多門二郎 たもんじろう 陸軍軍人
田山花袋 たやまかたい 小説家、蒲団
田谷力三 たやりきぞう オペラ歌手
俵孝太郎 たわらこうたろう キャスター、政治評論家
丹下左膳 たんげさぜん 「丹下左膳」主人公、剣士
團琢磨 だんたくま 工学者、実業家
丹波哲郎 たんばてつろう 俳優
檀ふみ だんふみ 女優、エッセイスト
千秋実 ちあきみのる 俳優、七人の侍
近松門左衛門 ちかまつもんざえもん 人形浄瑠璃作者
千葉亀雄 ちばかめお ジャーナリスト
千葉周作 ちばしゅうさく 武士、北辰一刀流
千葉胤頼 ちばたたねより 武将
千葉信男 ちばのぶお 俳優、司会者
チャリヘス ちゃりへす 料理人
長曾我部元親 ちょうそかべもとちか 武将
千代大海龍二 ちよたいかいりゅうじ 力士(大関)
千代の富士貢 ちよのふじみつぐ 力士(横綱)
千代の山雅信 ちよのやままさのぶ 力士(横綱)
珍田捨巳 ちんだすてみ 外交官、侍従長
塚原二四三 つかはらふじぞう 海軍軍人
塚本邦雄 つかもとくにお 歌人、小説家
塚本憲甫 つかもとけんぽ 医学者
津軽為信 つがるためのぶ 戦国武将、大名
津川雅彦 つがわまさひこ 俳優
月岡芳年 つきおかよしとし 浮世絵師
月形半平太 つきがたはんぺいた 「月形半平太」主人公、侍
月森十兵衛 つきもりじゅうべい 「編笠十兵衛」主人公、侍
辻邦生 つじくにお 仏文学者、小説家、廻廊にて
津島雄二 つしまゆうじ 政治家
津田梅子 つだうめこ 教育者、津田塾大学
津田真道 つだまみち 官僚、啓蒙学者
蔦屋重三郎 つたやじゅうざぶろう 版元(出版人)
筒井順慶 つついじゅんけい 大名
筒井康隆 つついやすたか 小説家、劇作家、俳優
堤義明 つつみよしあき 実業家、西武鉄道
綱島梁川 つなしまりょうせん 評論家
常ノ花寛市 つねのはなかんいち 力士(横綱)
角田秀松 つのだひでまつ 海軍軍人
椿三十郎 つばきさんじゅうろう 「椿三十郎」主人公、侍
円谷幸吉 つぶらやこうきち マラソン選手
坪井正五郎 つぼいしょうごろう 自然人類学者
津村謙 つむらけん 歌手、上海帰りのリル
鶴彬 つるあきら 川柳作家
鶴田浩二 つるたこうじ 俳優、歌手
鶴田安雄 つるたやすお テニス選手
鶴見俊輔 つるみしゅんすけ 評論家、哲学者
鶴屋南北(4代目) つるやなんぼく 歌舞伎狂言作者
ディック・ミネ でぃっく・みね 歌手、夜霧のブルース
勅使河原蒼風 てしがわらどうふう 華道家
出島武春 でじまたけはる 力士(大関)
手塚治虫 てづかおさむ 漫画家、鉄腕アトム
手塚律蔵 てづかりつぞう 蘭、英学者
寺内正毅 てらうちまさたけ 陸軍軍人、政治家
寺尾寿 てらおひさし 天文学者
寺田寅彦 てらだとらひこ 随筆家
寺山修司 てらやましゅうじ 歌人、演出家
照国萬藏 てるくにまんぞう 力士(横綱)
出羽重遠 でわしげとお 海軍軍人
田英夫 でんひでお 政治家、アナウンサー
土肥慶蔵 どいけいぞう 医学者
戸板康二 といたこうじ 小説家、随筆家
土井利勝 どいとしかつ 譜代大名
土肥原賢二 どいはらけんじ 陸軍軍人
土井晩翠 どいばんすい 詩人、英文学者
都井睦雄 といむつお 犯罪者
東儀鉄笛 とうぎてってき 雅楽家、作曲家、都の西北
東郷青児 とうごうせいじ 洋画家
東郷平八郎 とうごうへいはちろう 海軍軍人
東郷正路 とうごうまさみち 海軍軍人
東條英機 とうじょうひでき 陸軍人、政治家(首相)
桃中軒雲右衛門 とうちゅうけんくもえもん 浪曲師
藤堂高虎 とうどうたかとら 武将、大名
藤堂平助 とうどうへいすけ 新選組隊士
東野英治郎 とうのえいじろう 俳優、水戸黄門
頭山満 とうやまみつる 国家主義者
遠山金四郎景元 とおやまきんしろうかげるもと 旗本、遠山の金さん
戸川猪佐武 とがわいさむ 評論家、作家
戸川秋骨 とがわしゅうこつ 評論家、文学者
土岐光衡 ときみつひら 武将
徳川忠長 とくがわただなが 大名
徳川夢声 とくがわむせい 弁士、漫談家
徳川慶喜 とくがわよしのぶ 江戸幕府最後の将軍
徳川吉宗 とくがわよしむね 将軍、享保の改革
徳大寺実則 とくだいじさねつね 公卿、官僚
徳大寺伸 とくだいじしん 俳優
徳田秋声 とくだしゅうせい 小説家
徳田真寿 とくだしんじゅ 古銭、切手収集家
徳富蘆花 とくとみろか 小説家、不如帰
徳永直 とくながすなお 小説家
得能良介 とくのうりょうすけ 武士、官僚
徳間康快 とくまやすよし 実業家、徳間書店
戸坂潤 とさかじゅん 哲学者
TOSHI とし ヴォーカリスト、X-JAPAN
外島機兵衛 としまきへえ 会津藩士
豊島信満 としまのぶみつ 旗本
戸田欽堂 とだきんどう 実業家、活動家
栃東大裕 とちあずまだいゆう 力士(大関)
栃木山守也 とちぎさんもりや 力士(横綱)
栃錦清隆 とちにしききよたか 力士(横綱)
戸塚静海 とつかせいかい 蘭方医
トニー谷 とにーたに コメディアン
利根一郎 とねいちろう 作曲家、霧氷
飛田穂洲 とびたほしゅう 学生野球指導者
苫米地義三 とまべちよしぞう 政治家
富岡定恭 とみおかさだやす 海軍軍人
富田常雄 とみたつねお 小説家
富永一朗 とみながいちろう 漫画家
朝永振一郎 ともながしんいちろう 物理学者、ノーベル賞
土門拳 どもんけん 写真家
外山正一 とやままさかず 教育家、文学者
豊田佐吉 とよださきち 実業家、発明家、トヨタ自動車
豊田四郎 とよだしろう 映画監督
豊田貞次郎 とよだていじろう 海軍軍人
豊臣秀吉 とよとみひでよし 武将、太閤
豊ノ島大樹 とよのしまだいき 力士
鳥居元忠 とりいもとただ 武将
鳥山石燕 とりやませきえん 画家、浮世絵師













































































































































































































































































内藤多仲 ないとうたちゅう 建築構造学者
内藤湖南 ないとうこなん 東洋史学者
内藤政挙 ないとうまさたか 延岡藩藩主
内藤昌豊 ないとうまさとよ 武将
内藤鳴雪 ないとうめいせつ 俳人
直江兼続 なおえかねつぐ 戦国武将
永井荷風 ながいかふう 小説家
中井貴一 なかいきいち 俳優
永井龍男 ながいたつお 小説家、随筆家
永井尚志 ながいひさし 武士
中井英夫 なかいひでお 小説家、詩人
永井路子 ながいみちこ 歴史小説家
中江藤樹 なかえとうじゅ 陽明学者
長岡外史 ながおかがいし 陸軍軍人
中岡慎太郎 なかおかしんたろう 土佐藩の勤皇志士、陸援隊
長岡半太郎 ながおかはんたろう 物理学者
長岡安平 ながおかやすへい 造園家、作庭家
中上健次 なかがみけんじ 小説家
中川一政 なかがわかずまさ 洋画家、美術家
中川清秀 なかがわきよひで 武将
中川翔子 なかがわしょうこ 女性アイドル、マルチタレント
中勘助 なかかんすけ 作家、詩人
永倉新八 ながくらしんはち 新撰組二番隊組長
中里介山 なかざとかいざん 小説家
永澤邦男 ながさわくにお 法学者、教育家、慶応義塾
中沢新一 なかざわしんいち 宗教学者、文化人類学者
中島敦 なかじまあつし 小説家
中島鋭治 なかじまえいじ 土木工学者
中島知久平 なかじまちくへい 実業家、政治家
中島力造 なかじまりきぞう 倫理学者
長瀬富郎 ながせとみろう 実業家、花王
中曽根康弘 なかそねやすひろ 政治家(首相)
中田敦彦 なかたあつひこ お笑い芸人、司会者
中田俊一 なかだしゅんいち 実業家、プラチナ万年筆
永田鉄山 ながたてつざん 陸軍軍人
永田雅一 ながたまさいち 実業家、大映
長塚節 ながつかたかし 歌人、小説家、歌人
長門勇 ながといさむ 俳優
長沼国郷 ながぬまくにさと 剣術家
永野重雄 ながのしげお 実業家
中野正剛 なかのせいごう 言論人、政治家
長野業政 ながのなりまさ 戦国武将
中原中也 なかはらちゅうや 詩人、山羊の歌
中原誠 なかはらまこと 将棋棋士
長松幹 ながまつみき 武士、官僚
中上川彦次郎 なかみがわひこじろう 実業家、三井財閥
那珂通高 なかみちたか 折衷学派儒学者
中牟田倉之助 なかむたくらのすけ 海軍軍人
中村歌右衛門 なかむらうたえもん 役者
中村勘三郎(18代目) なかむらかんざぶろう 俳優、歌舞伎役者
中村吉右衛門(2代目) なかむらきちえもん 歌舞伎役者、俳優
中村吉蔵 なかむらきちぞう 劇作家
中村是公 なかむらこれきみ 実業家、政治家
中村重遠 なかむらしげとお 陸軍軍人
中村獅童(2代目) なかむらしどう 歌舞伎役者、俳優
中村泰三郎 なかむらたいさぶろう 抜刀家
中村汀女 なかむらていじょ 俳人
中村元 なかむらはじめ 印哲、仏教学者
中村八大 なかむらはちだい 作曲家、上を向いて歩こう
中村不折 なかむらふせつ 洋画家、書家
中村正直 なかむらまさなお 啓蒙思想家
中村光夫 なかむらみつお 文芸評論家、作家
中村主水 なかむらもんど 江戸町奉行所の架空の同心
中村雄次郎 なかむらゆうじろう 陸軍軍人
中山晋平 なかやましんぺい 作曲家、東京行進曲
永山武四郎 ながやまたけしろう 陸軍軍人
中山みき なかやまみき 宗教家、天理教
長與專齋 ながよせんさい 医学者、官僚
南雲忠一 なぐもちゅういち 海軍軍人
長束正家 なつかまさいえ 武将
夏目漱石 なつめそうせき 小説家、坊ちゃん
夏目雅子 なつめまさこ 女優
鍋島直正 なべしまなおまさ 大名
並木胤繁 なみきたねしげ 剣豪
並木路子 なみきみちこ 歌手、リンゴの歌
浪越徳治郎 なみこしとくじろう 指圧師
名村泰蔵 なむらたいぞう 司法官
名寄岩静男 なよろいわしずお 力士(大関)
成田きん なりたきん タレント
成富茂安 なりどみしげやす 家臣
成島柳北 なるしまりゅうほく ジャーナリスト
成瀬正成 なるせまさなり 武将
成瀬巳喜男 なるせみきお 映画監督、浮雲
徳仁親王妃雅子 なるひとしんのうひまさこ 皇太子徳仁親王の妃
鳴海要吉 なるみようきち 歌人
名和長年 なわながとし 武将
南部利直 なんぶとしなお 武将
南部甕男 なんぶみかお 司法官僚
南里文雄 なんりふみお トランペット奏者
新島襄 にいじまじょう 布教家、教育家、同志社
仁尾惟茂 におこれしげ 官僚
西周 にしあまね 啓蒙家、教育者、明六社
西尾寿造 にしおとしぞう 海軍軍人
西川きよし にしかわきよし お笑い芸人、やすしきよし
西寛二郎 にしかんじろう 陸軍軍人
西島千博 にしじまちひろ 俳優、バレエダンサー
西田幾太郎 にしだきたろう 哲学者、善の研究
西竹一 にしたけいち 陸軍軍人、バロン西
仁科亜季子 にしなあきこ 俳優
仁科芳雄 にしなよしお 物理学者
西ノ海嘉治郎 にしのうみかじろう 力士(横綱)
西村勝三 にしむらかつぞう 実業家
西村晃 にしむらこう 俳優、水戸黄門
西村幸祐 にしむらこうゆう 作家、評論家
西義一 にしよしかず 陸軍軍人
新田潤 にったじゅん 小説家
新田次郎 にったじろう 小説家、八甲田山死の彷徨
新田新作 にったしんさく 実業家、日本プロレス協会
新田純興 にったすみおき サッカー指導者
新田義貞 にったよしさだ 武将
新渡戸稲造 にとべいなぞう 農学者、教育者
蜷川式胤 にながわのりたね 古美術研究家
二宮尊徳 にのみやそんとく 農政家、思想家
仁礼景範 にれいかげのり 海軍軍人
丹羽長秀 にわながひで 武将、大名
丹羽基二 にわもとじ 苗字研究家
沼澤尚 ぬまさわたかし ドラマー
沼田頼輔 ぬまたよりすけ 紋章学者
根津嘉一郎(初代) ねづかいちろう 実業家、東武鉄道
眠狂四郎 ねむりきょうしろう 「眠狂四郎」主人公、剣客
乃木希典 のぎまれすけ 陸軍軍人、203高地
野口寧斎 のぐちねいさい 漢詩人
野口雨情 のぐちうじょう 童謡、民謡作詞家
野口英世 のぐちひでよ 細菌学者
野沢尚 のざわひさし 脚本家、推理小説家
野田高梧 のだこうご 脚本家
野津道貫 のづみちつら 陸軍軍人
野中到 のなかいたる 気象学者
野間清治 のませいじ 実業家、講談社
野村秋介 のむらしゅうすけ 右翼活動家
野村万作 のむらまんさく 狂言師
野村芳太郎 のむらよしたろう 映画監督、砂の器
野呂栄太郎 のろえいたろう 経済学者、日本共産党







































































































































































































































































































































































































































バーブ佐竹 ばーぶさたけ 歌手、女心の唄
萩岡松韻(四代目) はぎおかしょういん 箏曲家
萩原朔太郎 はぎわらさくたろう 詩人、作家、月に吠える
白鵬翔 はくほうしょう 力士(横綱)
羽黒山政司 はぐろやませいじ 力士(横綱)
橋本雅邦 はしもとがほう 画家
橋本左内 はしもとさない 医師、尊王家
橋本実梁 はしもとさねやね 公家
橋本真也 はしもとしんや プロレスラー
橋下徹 はしもととおる 政治家、タレント
橋本虎之助 はしもととらのすけ 陸軍軍人
橋本龍太郎 はしもとりゅうたろう 政治家(首相)
長谷川一夫 はせがわかずお 俳優、地獄門
長谷川謹介 はせがわきんすけ 官僚
長谷川時雨 はせがわしぐれ 劇作家、小説家
長谷川伸 はせがわしん 小説家、劇作家
長谷川等伯 はせがわとうはく 絵師
長谷川平蔵 はせがわへいぞう 旗本、鬼平犯科帳
長谷川好道 はせがわよしみち 陸軍軍人
馳浩 はせひろし 政治家、元プロレスラー
畑英太郎 はたえいたろう 陸軍軍人
波多野精一 はたのせいいち 哲学者
波多野伝三郎 はたのでんざぶろう 政治家
秦勉造 はたべんぞう 実業家、医学博士
蜂須賀家政 はちすかいえまさ 武将、大名
バッキー白片 ばっきーしらかた ハワイアン歌手
服部宇之吉 はっとりうのきち 中国哲学者
服部金太郎 はっとりきんたろう 実業家、SEIKO
服部半蔵 はっとりはんぞう 武士
服部良一 はっとりりょういち 作曲家、作詞家、蘇州夜曲
鳩山由紀夫 はとやまゆきお 政治家(首相)
花井卓蔵 はないたくぞう 弁護士、政治家
花形敬 はながたけい ヤクザ、安藤組大幹部
花川戸助六 はなかわどすけろく 歌舞伎の演目「助六」主人公の侠客
花田清輝 はなだきよてる 作家、文芸評論家、復興期の精神
花登筺 はなとこばこ 小説家、脚本家
英一蝶 はなぶさいっちょう 画家
花房義質 はなぶさよしもと 外交官
花柳壽輔(初代) はなやぎじゅすけ 舞踊家
塙保己一 はなわほきいち 国学者、群書類従
埴原正直 はにはらまさなお 外交官
埴谷雄高 はにやゆたか 作家、評論家
馬場鍈一 ばばえいいち 政治家、官僚
馬場孤蝶 ばばこちょう 作家、翻訳家
馬場信房 ばばのぶふさ 武将
羽生善治 はぶよしはる 将棋棋士
濱尾新 はまおしん 教育行政官、政治家
浜口雄幸 はまぐちおさち 政治家(首相)
浜田玄達 はまだげんたつ 医学者
浜田広介 はまだひろすけ 童話作家、泣いた赤鬼
早川雪洲 はやかわせっしゅう 俳優
早川徳次 はやかわとくじ 実業家、営団地下鉄
林権助 はやしごんすけ 外交官
林銑十郎 はやしせんじゅうろう 陸軍軍人、政治家
林董 はやしただす 外交官、政治家
林房雄 はやしふさお 小説家、文芸評論家
林芙美子 はやしふみこ 小説家、放浪記
林家木久扇 はやしやきくおう 落語家
林家三平 はやしやさんぺい 落語家
林屋亭どん兵衛 はやしやていどんべえ 「タイガー&ドラゴン」中人物、落語家
早矢仕有的 はやしゆうてき 実業家、教育者、ハヤシライス
林羅山 はやしらさん 儒学者
速水健司 はやみずけんじ 実業家、ハヤミズ家具
原口兼済 はらぐちけんさい 陸軍軍人、政治家
原敬 はらたかし 政治家(首相)
原田左之助 はらださのすけ 新選組隊士
原田二郎 はらだじろう 実業家
原民喜 はらたみき 小説家、詩人
原ひさ子 はらひさこ 俳優
原嘉道 はらよしみち 法学者、政治家
張本勲 はりもといさお 元プロ野球選手、野球解説者
把瑠都凱斗 ばるとかいと 力士(大関)
日馬富士公平 はるまふじこうへい 力士(大関)
伴淳三郎 ばんじゅんざぶろう 芸人、俳優
幡随院長兵衛 はんずいんちょうべい 侠客
坂東三津五郎 (10代目) ばんどうみつごろう 俳優、歌舞伎役者
ピーコ ぴーこ タレント、評論家
日色ともえ ひいろともえ 女優
東久世通禧 ひがしくぜみちとみ 公家、政治家
東山魁夷 ひがしやまかいい 画家
干刈あがた ひかりあがた 小説家
氷川きよし ひかわきよし 演歌歌手、箱根八里の半次郎
引田天功 ひきたてんこう 奇術師、催眠術師
樋口一葉 ひぐちいちよう 小説家、にごりえ
樋口清之 ひぐちきよゆき 歴史作家
樋口恵子 ひぐちけいこ 評論家、東京家政大学名誉教授
土方歳三 ひじかたとしぞう 幕臣、新撰組
土方与志 ひじかたよし 演出家
菱刈隆 ひしかりたかし 陸軍軍人
菱田春草 ひしだしゅんそう 画家
日高壮之丞 ひだかそうのじょう 海軍軍人
常陸山谷右エ門 ひたちやまたにえもん 力士(横綱)
左卜全 ひだりぼくぜん 俳優、老人と子供のポルカ
hide ひで ミュージシャン
秀ノ山雷五郎 ひでのやまらいごろう 力士(横綱)
尾藤公 びとうただし 高校野球指導者
一青窈 ひととよう 歌手、はなみずき
日沼倫太郎 ひぬまりんたろう 文芸評論家
火野葦平 ひのあしへい 小説家
日野富子 ひのとみこ 将軍正室
日比谷平左衛門 ひびやへいざえもん 実業家、日清紡績
姫井由美子 ひめいゆみこ 政治家
百武三郎 ひゃくたけさぶろう 海軍軍人
平岩親吉 ひらいわちかよし 武将、大名
平岩弓枝 ひらいわゆみえ 脚本家、小説家
平岡浩太郎 ひらおかこうたろう 運動家
平尾昌晃 ひらおまさあき 作曲家、歌手、瀬戸の花嫁
平賀源内 ひらがげんない 蘭学者、発明家、画家
平賀譲 ひらがゆずる 海軍軍人、工学者
平田篤胤 ひらたあつたね 国学者、神道家
平田オリザ ひらたおりざ 劇作家、演出家、青年団
平田東助 ひらたとうすけ 官僚、政治家
平田禿木 ひらたとくぼく 英文学者、随筆家
平塚雷鳥 ひらつからいちょう 思想家、作家、青踏
平沼騏一郎 ひらぬまきいちろう 政治家(首相)
平野富二 ひらのとみじ 実業家
平野長泰 ひらのながやす 武将
平林たい子 ひらばやしたいこ 小説家、かういふ女
平福百穂 ひらふくひゃくすい 画家
平山周 ひらやましゅう アジア主義者
平山藤次郎 ひらやまとうじろう 海軍軍人、徳島藩士
比留間賢八 ひるまけんぱち マンドリン奏者
広沢真臣 ひろさわさねおみ 政治家
広沢虎造 (2代目) ひろさわとらぞう 浪曲師
広瀬武夫 ひろせたけお 海軍軍人
広田弘毅 ひろたこうき 外交官、政治家(首相)
弘田龍太郎 ひろたりゅうたろう 作曲家、春よこい
広津和郎 ひろつかずお 小説家
深作欣二 ふかさくきんじ 映画監督、蒲田行進曲
深沢七郎 ふかざわしちろう 小説家、楢山節考
福井謙一 ふくいけんいち 化学者、ノーベル賞
福岡孝悌 ふくおかたかちか 武士、政治家
福沢諭吉 ふくざわゆきち 教育者、著述家、慶応義塾
福士幸次郎 ふくしこうじろう 詩人、評論家
福島正則 ふくしままさのり 武将、大名
福島安正 ふくしまやすまさ 陸軍軍人
福田雅太郎 ふくだまさたろう 陸軍軍人
福田康夫 ふくだやすお 政治家(首相)
福地源一郎 ふくちげんいちろう ジャーナリスト
福永武彦 ふくながたけひこ 小説家、詩人
福羽美静 ふくばびせい 国学者、歌人
福原有信 ふくはらありのぶ 実業家、資生堂
福原麟太郎 ふくはらりんたろう 文学者
福本日南 ふくもとにちなん ジャーナリスト
藤井較一 ふじいこういち 海軍軍人
藤枝静男 ふじえだしずお 作家
藤岡幸夫 ふじおかさちお 指揮者
藤子・F・不二雄 ふじこ・F・ふじお 漫画家、ドラえもん
藤沢周平 ふじさわしゅうへい 時代小説作家、蝉しぐれ
藤田四郎 ふじたしろう 官僚
藤田東湖 ふじたとうこ 政治家、学者
藤田豊八 ふじたとよはち 東洋史学者
藤田元司 ふじたもとし プロ野球選手
藤波言忠 ふじなみことただ 華族、政治家
伏見宮博恭王 ふしみのみやひろやすおう 海軍軍人
藤村有弘 ふじむらありひろ 俳優、声優
藤村操 ふじむらみさお 旧制一高の学生
藤森慎吾 ふじもりしんご コメディアン、司会者
藤山寛美 ふじやまかんび 喜劇役者
藤山雷太 ふじやまらいた 実業家、藤山コンツェルン
藤原銀次郎 ふじわらぎんじろう 実業家、政治家
藤原千代子 ふじわらちよこ 「千年女優」主人公
藤原紀香 ふじわらのりか 女優、モデル
双葉山定次 ふたばやまさだじ 力士(横綱)
二村定一 ふたむらていいち 歌手、俳優
渕正信 ふちまさのぶ プロレスラー
舟木一夫 ふなきかずお 歌手、高校三年生
船越衛 ふなこしまもる 官僚、貴族院議員
舟橋聖一 ふなばしせいいち 小説家、花の生涯
文仁親王妃紀子 ふみひとしんのうひきこ 皇族
フランキー堺 ふらんきーさかい 喜劇役者
フランク永井 ふらんくながい 歌謡歌手
古市公威 ふるいちこうい 学者
古尾谷雅人 ふるおやまさと 俳優、ヒポクラテスたち
古河市兵衛 ふるかわいちべえ 実業家、古河電工
古川緑波 ふるかわろっぱ コメディアン
古沢滋 ふるさわしげる 官僚、政治家
古田織部 ふるたおりべ 戦国武将
不破光治 ふわみつはる 斎藤氏、織田氏の家臣
別所長治 べっしょながはる 大名
宝生九郎 ほうしょうくろう 能楽師
北条早雲 ほうじょうそううん 武将
北条高時 ほうじょうたかとき 武士
ポール牧 ぽーるまき 芸人、タレント、指ぱっちん
北勝海信芳 ほくとうみのぶよし 力士(横綱)
星新一 ほししんいち SF作家
星亨 ほしとおる 政治家
保科正俊 ほしなまさとし 戦国時代の武将
星野直樹 ほしのなおき 政治家、実業家
穂積陳重 ほづみのぶしげ 司法官
細川忠興 ほそかわただおき 武将、大名
細野晴臣 ほそのはるおみ ミュージシャン
細谷省吾 ほそやしょうご 細菌学者
堀田正睦 ほったまさよし 大名、老中首座
堀内寿郎 ほりうちじゅろう 理学博士
堀尾吉晴 ほりおよしはる 武将、大名
堀口大學 ほりぐちだいがく 詩人、仏文学者
保利茂 ほりしげる 政治家
堀秀政 ほりひでまさ 武将、大名
堀部安兵衛 ほりべやすべえ 武士、赤穂浪士
本因坊算砂 ほんいんぼうざんさ 囲碁の棋士
本因坊秀哉 ほんいんぼうしゅうさい 囲碁の棋士
本多重次 ほんだしげつぐ 戦国武将、徳川氏の家臣
本田宗一郎 ほんだそういちろう 実業家、ホンダ
本多忠勝 ほんだただかつ 武将、大名
本田親雄 ほんだちかお 武士、官僚
本田美奈子 ほんだみなこ 歌手、女優、殺意のバカンス
本多庸一 ほんだよういつ 教育者、宗教家、青山学院
本野一郎 ほんのいちろう 外交官、政治家、読売新聞
本間雅晴 ほんままさはる 陸軍軍人

























































































































































































































































































































































































舞の海秀平 まいのうみしゅうへい 力士(小結)、大相撲解説者
前島密 まえじまひそか 官僚、政治家、郵便制度の父
前田案山子 まえだかがし 政治家、文人
前田慧雲 まえだけいうん 学僧、教育者
前田玄以 まえだげんい 僧侶、武将、大名
前田青邨 まえだせいそん 画家
前田多門 まえだたもん 政治家、実業家
前田利家 まえだとしいえ 武将、大名
前田山英五郎 まえだやまえいごろう 力士(大関)
前田夕暮 まえだゆうぐれ 歌人
前野良沢 まえのりょうたく 藩医で蘭学者
曲木如長 まがきゆきなが 法律家
真木長義 まきながよし 海軍軍人
牧野富太郎 まきのとみたろう 植物学者
牧野伸顕 まきののぶあき 政治家
馬越恭平 まこしきょうへい 実業家
正岡容 まさおかいるる 作家、落語研究家
正岡子規 まさおかしき 俳人、歌人、ホトトギス
政尾藤吉 まさおとうきち 外交官、政治家
真崎甚三郎 まざきじんざぶろ 陸軍軍人
正宗白鳥 まさむねはくちょう 劇作家、小説家
マシオ駒 ましおこま プロレスラー
増位山太志郎 ますいやまだいしろう 力士(大関)、親方
益田喜頓 ますだきいとん コメディアン
升田幸三 ますだこうぞう 将棋棋士
益田孝 ますだたかし 実業家、三井財閥
増田義一 ますだぎいち 出版人、実業之日本
町井久之 まちいひさゆき ヤクザ、実業家
町田経宇 まちだけいう 陸軍軍人
町田忠治 まちだちゅうじ 政治家
松井須磨子 まついすまこ 新劇女優
松浦武四郎 まつうらたけしろう 探検家
松尾臣善 まつおしげよし 官僚
松岡映丘 まつおかえいきゅう 画家
松岡康毅 まつおかやすこわ 政治家
松尾國三 まつおくにぞう 実業家、興行師、雅叙園
松方正義 まつかたまさよし 薩摩藩士、政治家(首相)、元老
松木直亮 まつきなおすけ 陸軍軍人
松倉重政 まつくらしげまさ 大名
松下幸之助 まつしたこうのすけ 実業家、パナソニック
松島詩子 まつしまうたこ 歌手、マロニエの木蔭
松園尚巳 まつぞのなおみ ヤクルト社長
松平勇雄 まつだいらいさお 政治家
松平不昧 まつだいらふまい 松江藩藩主
松田聖子 まつだせいこ アイドル歌手
松田正久 まつだまさひさ 政治家
松田道之 まつだみちゆき 内務官僚、政治家
松永久秀 まつながひさひで 戦国武将
松永安左エ門 まつながやすざえもん 実業家、東京電力
松林桂月 まつばやしけいげつ 画家
松前崇広 まつまえたかひろ 松前藩藩主
松村謙三 まつむらけんぞう 政治家
松室致 まつむろいたす 政治家、教育者、法政大学
松本幸四郎(9代目) まつもとこうしろう 俳優、歌舞伎役者
松本清張 まつもとせいちょう 小説家、砂の器
松本楓湖 まつもとふうこ 画家
マディ上原 までぃうえはら 特殊漫画家
間部詮房 まなべあきふさ 側用人、藩主
真鍋斌 まなべあきら 陸軍軍人、政治家
間宮林蔵 まみやりんぞう 探検家
黛敏郎 まゆずみとしろう 作曲家、涅槃交響曲
万里小路博房 までのこうじひろふさ 公卿
丸岡明 まるおかあきら 小説家
丸橋忠弥 まるばしちゅうや 武士、由井正雪の乱
円山応挙 まるやまおうきょ 絵師
丸山薫 まるやまかおる 詩人
丸山作楽 まるやまさくら 外交官、政治家
丸山鶴吉 まるやまつるきち 官僚
丸山敏雄 まるやまとしお 宗教家、教育家
丸山真男 まるやままさお 政治学者、日本の思想
丸山陽子 まるやまようこ 「おひさま」主人公学校教師、主婦
万年東一 まんねんとういち 活動家、総会屋
三浦綾子 みうらあやこ 小説家、氷点
三浦休太郎 みうらきゅうたろう 政治家
三浦梧楼 みうらごろう 政治家
三浦友和 みうらともかず 俳優
三浦義同 みうらよしあつ 武将
三重ノ海剛司 みえのうみつよし 力士(横綱)
三神吾朗 みかみごろう プロ野球選手
三木清 みききよし 哲学者
三鬼隆 みきたかし 実業家、八幡製鐵
三木のり平 みきのりへい 喜劇俳優
御木本幸吉 みきもとこうきち 実業家、ミキモト
三木露風 みきろふう 詩人、童謡作家
三沢伊兵衛 みさわいへい 「雨あがる」主人公、侍
見沢知廉 みさわちれん 活動家、作家
三島通庸 みしまみちつね 内務官僚
三島由紀夫 みしまゆきお 小説家、仮面の告白
水木しげる みずきしげる 漫画家、ゲゲゲの鬼太郎
水島銕也 みずしまてつや 教育者、神戸大学
三須宗太郎 みすそうたろう 海軍軍人
水谷八重子(初代) みずたにやえこ 女優
水田三喜男 みずたみきお 政治家
水野成夫 みずのしげお 実業家、フジテレビ
水野仙子 みずのせんこ 小説家
水野忠邦 みずのただくに 大名、老中
水原茂 みずはらしげる プロ野球選手、監督
三角寛 みすみかん 小説家、山窩作家
溝口宣勝 みぞぐちのぶかつ 武将
美空ひばり みそらひばり 俳優、歌手
道場六三郎 みちばろくさぶろう 和食料理家
三井高利 みついたかとし 商人、三井の祖
箕作麟祥 みつくりりんしょう 思想家、法学者
水戸泉眞幸 みといずみまさゆき 力士(関脇)
三土忠造 みとちゅうぞう 政治家
光用穆 みつもちきよし 小説家、翻訳家
緑嶌友之助 みどりしまとものすけ 元力士、親方
南方熊楠 みなかたくまぐす 博物学者
南方仁 みなかたじん 「JIN」の主人公
南俊二 みなみしゅんじ 実業家
三波伸介 みなみしんすけ コメディアン
三波春夫 みなみはるお 歌手、世界の国からこんにちは
美濃部亮吉 みのべりょうきち 政治家、都知事
みのもんた みのもんた アナウンサー
三橋美智也 みはしみちや 演歌歌手、古城
三原脩 みはらおさむ プロ野球選手、監督
三船久蔵 みふねきゅうぞう 柔道家
御船千鶴子 みふねちづこ 超能力者
三船敏郎 みふねとしろう 俳優、七人の侍
宮尾登美子 みやおとみこ 小説家
宮川竹馬 みやがわたけま 実業家、四国電力
宮城音五郎 みやぎおとごろう 学者、政治家
宮城浩蔵 みやぎこうぞう 刑法学者、明治大学
宮城道雄 みやぎみちお 箏曲家、春の海
三宅雪嶺 みやけせつれい 哲学者、評論家
ミヤコ蝶々 みやこちょうちょう 女優、漫才師
都家かつ江 みやこやかつえ 三味線漫談家
宮崎郁雨 みやざきいくう 歌人
宮崎湖処子 みやざきこしょし 詩人、小説家
宮沢賢治 みやざわけんじ 詩人、童話作家
宮地直一 みやじなおいち 神道学者
宮島誠一郎 みやじませいいちろう 官僚、政治家
宮武外骨 みやたけがいこつ ジャーナリスト
宮武三郎 みやたけさぶろう プロ野球選手
宮田東峰 みやたとうほう ハモニカ奏者
宮地嘉六 みやちかろく 小説家
宮原晃一郎 みやはらこういちろう 文学者、翻訳家
雅山哲士 みやびやまてつし 力士(大関)
宮本武蔵 みやもとむさし 剣豪
宮本百合子 みやもとゆりこ 小説家、評論家
三好長慶 みよしながよし 武将
三好学 みよしまなぶ 植物学者、理学博士
三輪寿壮 みわじゅそう 法律家、政治家
三輪田米山 みわだべいさん 書家、三輪田学園
向坊隆 むかいぼうたかし 応用化学者
向田邦子 むこうだくにこ 脚本家、小説家
武蔵丸光洋 むさしまるこうよう 力士(横綱)
武者小路実篤 むしゃのこうじさねあつ 小説家、友情
武双山正士 むそうやままさし 力士(大関)
牟田口廉也 むたぐちれんや 陸軍軍人、インパール作戦
牟田悌三 むたていぞう 俳優
陸奥宗光 むつむねみつ 政治家、外交官
武藤敬司 むとうけいじ プロレスラー
武藤信義 むとうのぶよし 陸軍軍人
棟方志功 むなかたしこう 板画家
村下孝蔵 むらしたこうぞう 歌手
村上鬼城 むらかみきじょう 俳人
村上義清 むらかみよしきよ 戦国武将
村田英雄 むらたひでお 演歌歌手、俳優
村野四郎 むらのしろう 詩人
村橋久成 むらはしひさなり 実業家
村松友視 むらまつともみ 作家、エッセイスト
村山槐多 むらやまかいた 洋画家
村山知義 むらやまともよし 小説家、画家
毛利元就 もうりもとなり 戦国大名
最上徳内 もがみとくない 探検家
最上義光 もがみよしみつ 武将、大名
望月圭介 もちづきけいすけ 政治家
望月優子 もちづきゆうこ 女優、政治家
本居宣長 もとおりのりなが 国学者、医師、古事記伝
元田永孚 もとだえいふ 武士、儒学者
元田肇 もとだはじめ 政治家
元良勇次郎 もとらゆうじろう 心理学者
森敦 もりあつし 小説家、月山
森有礼 もりありのり 薩摩藩士、政治家
森内俊之 もりうちとしゆき 将棋棋士
森鴎外 もりおうがい 小説家、舞姫
森恪 もりかく 政治家
森川信 もりかわしん 俳優
森進一 もりしんいち 歌手、襟裳岬
盛田昭夫 もりたあきお 技術者、実業家、ソニー
森田草平 もりたそうへい 作家、翻訳家
守田寿 もりたひさし 歌舞伎役者、坂東三津五郎
森永太一郎 もりながたいちろう 実業家、森永乳業
森村市左衛門 もりむらいちざえもん 実業家、TOTO
森喜朗 もりよしろう 政治家(首相)
森蘭丸 もりらんまる 戦国武将

































































































































































































































































































八百屋お七 やおやおしち 八百屋太郎兵衛の娘
柳生宗矩 やぎゅうむねのり 武将、大名、剣術家
柳楽優弥 やぎらゆうや 俳優
矢沢永吉 やざわえいきち ロックミュージシャン
八代六郎 やしろろくろう 海軍軍人
安井曾太郎 やすいそうたろう 洋画家
安田善三郎 やすだぜんざぶろう 安田銀行総裁
安田善次郎 やすだぜんじろう 実業家、安田財閥
安成貞雄 やすなりさだお 批評家
安場保和 やすばやすかず 官僚、政治家
安松金右衛門 やすまつきんえもん 武蔵川越藩士、郡代
矢田津世子 やだつせこ 小説家、随筆家
八千草薫 やちぐさかおる 女優
柳川春葉 やながわしゅんよう 小説家、劇作家
柳川一蝶斎(3代目) やながわいっちょうさい 手品師
柳沢吉保 やなぎさわよしやす 譜代大名
柳田國男 やなぎだくにお 民俗学者、官僚
柳宗悦 やなぎむねよし 美術評論家
柳家金語楼 やなぎやきんごろう 俳優、落語家
柳家小さん(3代目) やなぎやこさん 落語家
柳家小さん(4代目) やなぎやこさん 落語家
柳家小さん(5代目) やなぎやこさん 落語家、落語協会会長
柳家三亀松 やなぎやみきまつ 三味線漫談家
柳原愛子 やなぎわらなるこ 明治天皇の典侍
柳瀬正夢 やなせまさむ 美術家、画家
矢野二郎 やのじろう 武士、教育者、一橋大学
矢野龍渓 やのりゅうけい 官吏、著作家
矢部辰三郎 やべたつさぶろう 海軍軍医
山内勝明 やまうちかつあき 外交官、宮中顧問官
山内一豊 やまうちかつとよ 武将、土佐藩主
山内多門 やまうちたもん 画家
山岡荘八 やまおかそうはち 小説家、作家、徳川家康
山岡鉄舟 やまおかてっしゅう 武士、幕臣
山岡久乃 やまおかひさの 女優
山鹿素行 やまがそこう 儒学者、兵学者
山県有朋 やまがたありとも 政治家(首相)、明治の元勲
山形勲 やまがたいさお 俳優
山県大弐 やまがただいに 儒学者、思想家
山県昌景 やまがたまさかげ 武将
山川方夫 やまかわまさお 作家
山川健次郎 やまかわけんじろう 教育者
山口多聞 やまぐちたもん 海軍軍人
山口智子 やまぐちともこ 女優、ロングバケーション
山口尚芳 やまぐちなおよし 官僚、政治家
山口瞳 やまぐちひとみ 作家、エッセイスト
山口二矢 やまぐちおとや 右翼活動家、浅沼稲次郎暗殺事件
山口素臣 やまぐちもとおみ 陸軍軍人、華族
山座円次郎 やまざえんじろう 外交官
山崎保代 やまさきやすよ 陸軍軍人
山路愛山 やまじあいざん 評論家、歴史家
山路一善 やまじかずよし 海軍軍人
山下亀三郎 やましたかめさぶろう 実業家、山下汽船
山下清 やましたきよし 画家、裸の大将
山下源太郎 やましたげんたろう 海軍軍人
山下奉文 やましたともゆき 陸軍軍人、マレーの虎
山下芳太郎 やましたよしたろう 言語政策研究家
山城屋和助 やましろやかずすけ 陸軍省御用商人
山田顕義 やまだあきよし 政治家
山田浅右衛門 やまだあさえもん 御様御用
山田検校 やまだけんぎょう 箏曲家
山田美妙 やまだびみょう 小説家、評論家
山田康雄 やまだやすお 声優、司会者、ルパン三世
山手樹一郎 やまてきいちろう 小説家、桃太郎侍
山中鹿之介 やまなかしかのすけ 武将、尼子家家臣
山梨勝之進 やまなしかつのしん 海軍軍人
山名宗全 やまなそうぜん 守護大名、応仁の乱
山野愛子 やまのあいこ 美容家、山野美容学校
山野一郎 やまのいちろう 漫談家、俳優
山内恭彦 やまのうちたかひこ 理論物理学者
山野千枝子 やまのちえこ 美容家
山野政太郎 やまのまさたろう 実業家、山野楽器
山本五十六 やまもといそろく 海軍軍人、真珠湾攻撃
山本學 やまもとがく 俳優
山本勘助 やまもとかんすけ 戦国武将
山本小鉄 やまもとこてつ プロレスラー
山本権兵衛 やまもとごんべえ 政治家(首相)
山本実彦 やまもとさねひこ 出版人、改造
山本昇雲 やまもとしょううん 報道画家
山本譲二 やまもとじょうじ 演歌歌手、みちのく一人旅
山本条太郎 やまもとじょうたろう 実業家、政治家、南満洲鉄道
山本信次郎 やまもとしんじろう 海軍軍人
山本宣治 やまもとせんじ 政治家、共産党
山本常朝 やまもとつねとも 佐賀藩士、葉隠
山本悌二郎 やまもとていじろう 政治家
山屋他人 やまやたにん 海軍軍人
山脇玄 やまわきげん 司法官、山脇学園
山脇東洋 やまわきとうよう 医学者
山脇正勝 やまわきまさかつ 桑名藩士、新選組隊士
山家公頼 やんべきみより 武士、宇和島藩家老
湯浅治郎 ゆあさじろう 社会運動家
由井正雪 ゆいしょうせつ 軍学者、由井正雪の乱
結城信一 ゆうきしんいち 作家
結城豊太郎 ゆうきとよたろう 銀行家、政治家
結城秀康 ゆうきひでやす 武将、大名
湯川秀樹 ゆかわひでき 理論物理学者、ノーベル賞
湯地定基 ゆちさだもと 官僚
湯本武比古 ゆもとたけひこ 教育学者
由利公正 ゆりきみまさ 政治家、実業家
由利徹 ゆりとおる 喜劇俳優
横井庄一 よこいしょういち 軍人、グアム島生き残り兵
横井小楠 よこいしょうなん 熊本藩士、儒学者
横井時敬 よこいときよし 農学者
横井英樹 よこいひでき 実業家、ホテルニュージャパン
横川省三 よこがわしょうぞう 新聞記者
横河民輔 よこがわたみすけ 建築家、実業家、横河電機
横瀬夜雨 よこせやう 詩人、歌人
横田喜三郎 よこたきさぶろう 最高裁判所長官
横田千之助 よこたせんのすけ 政治家
横溝正史 よこみぞせいし 推理作家、犬神家の一族
横山新次郎 よこやましんじろう 総長
横山大観 よこやまたいかん 美術家
横山やすし よこやまやすし 漫才師、やすしきよし
与謝野晶子 よさのあきこ 歌人、作家
吉井勇 よしいいさむ 歌人、脚本家
吉岡実 よしおかみのる 詩人、装幀家
吉岡彌生 よしおかやよい 教育者、医師
芳川顕正 よしかわあきまさ 官僚、政治家
吉川英治 よしかわえいじ 作家、宮本武蔵
芳沢謙吉 よしざわけんきち 外交官、政治家
吉住小三郎(4代目) よしずみこさぶろう 唄方
吉田清成 よしだきよなり 武士、官僚
吉田兼好 よしだけんこう 遁世者、歌人、随筆家
吉田茂 よしだしげる 官僚、政治家(首相)
吉田松陰 よしだしょういん 思想家、教育者
吉田東洋 よしだとうよう 藩士、政治家
吉田稔麿 よしだとしまろ 長州藩の活動家
吉田豊彦 よしだとよひこ 陸軍軍人
吉田秀雄 よしだひでお 実業家、電通
吉永小百合 よしながさゆり 女優
吉野作造 よしのさくぞう 政治学者、思想家
吉葉山潤之輔 よしばやまじゅんのすけ 力士(横綱)
吉松茂太郎 よしまつもたろう 海軍軍人
芳村伊三郎 よしむらいさぶろう 長唄の師匠
芳村伊十郎(6代目) よしむらいじゅうろう 長唄師
吉村寅太郎 よしむらとらたろう 幕末の志士
吉行淳之介 よしゆきじゅんのすけ 小説家
淀川長治 よどがわながはる 映画評論家
米内光政 よないみつまさ 海軍軍人、政治家(首相)
米川文子 よねかわふみこ 地歌、箏曲家
米津常春 よねきづつねはる 武将
米沢嘉博 よねざわよしひろ 漫画評論家
米長邦雄 よねながくにお 将棋棋士
萬屋錦之介 よろずやきんのすけ 俳優、子連れ狼





















ライオン野口 らいおんのぐち プロボクサー
頼山陽 らいさんよう 歴史家、文人
力道山 りきどうざん プロレスラー
龍造寺隆信 りゅうぞうじたかのぶ 肥前の大名
笠智衆 りゅうちしゅう 映画俳優
柳亭種彦 りゅうていたねひこ 戯作者
レオナルド熊 れおなるどくま お笑い芸人
ロイ・ジェームス ろい・じぇーむす タレント
蝋山政道 ろうやままさみち 政治学者





















































若嶋津六夫 わかしまづむつお 力士(大関)
若杉鳥子 わかすぎとりこ 小説家
若槻礼次郎 わかつきれいじろう 政治家(首相)
若の里忍 わかのさとしのぶ 力士(関脇)
若乃花幹士(初代) わかのはなかんじ 力士(横綱)
若林正俊 わかばやしまさとし 政治家
若松竹軒 わかまつちくけん 漢学者
若山牧水 わかやまぼくすい 歌人
脇坂安治 わきさかやすはる 武将、大名
和合英太郎 わごうえいたろう 実業家、ニチレイ
輪島大士 わじまひろし 力士(横綱)
和田三造 わださんぞう 洋画家
渡辺明 わたなべあきら 将棋棋士
渡辺崋山 わたなべかざん 政治家、画家
渡辺洪基 わたなべこうき 政治家、教育者
渡辺小五郎 わたなべこごろう 「必殺仕置人」登場人物、南町奉行所見廻り同心
渡辺淳一 わたなべじゅんいち 作家、失楽園
渡辺錠太郎 わたなべじょうたろう 陸軍軍人
渡辺晋 わたなべしん 実業家、プロモータ、ナベプロ
渡邊昇 わたなべのぼる 剣術家、政治家
渡辺文雄 わたなべふみお 俳優
渡辺守綱 わたなべもりつな 武将
渡辺廉吉 わたなべれんきち 法学者
綿貫民輔 わたぬきたみすけ 実業家、政治家、トナミ運輸
和辻哲郎 わつじてつろう 哲学者、倫理学者


2012年4月25日 (水)

「トップをねらえ」 アニメのもう一つの可能性のカケラ

「となりのトトロ」や「AKIRA」と同じ1988年に、GAINAXが製作したOVAシリーズの「トップをねらえ」を見た。

ロボット+美少女アニメのハシリのこの作品は、現在、見ると、その古さも含めて逆に新鮮であった。



まず、興味深く感じたのは登場する女の子達が、最近の美少女アニメに観られるような類型的なキャラではないということ。つまり、彼女達は、視聴者を喜ばすような、例えば、ツンデレとか天然系とか、そういう類型に当てはめたようなキャラを付与されているわけではなく、物語の必然合うような性格の女の子だという事である。



題名の「トップをねらえ」が「トップガン」と「エースをねらえ」を合体させた名前だということくらいは、予備知識として持っていたが、登場人物の関係性自体が、まるで「エースをねらえ」の丘ひろみ=タカヤ・ノリコ、お蝶夫人=アマノ・カズミ、宗方コーチ=オオタ・コウイチロウだとは思わなかった。

最初のカズミ(おねえさま)の登場シーンには、周辺がお花畑となる演出。これは、そのまま、お蝶夫人の登場シーンのパロディとなっている。また、その口調もお嬢様的で、性格も気高く、しかし陰では努力家というところなどもまるでお蝶夫人である。

また、ノリコも、自他共にダメダメちゃんだと思っていたら、突然現れた謎のコーチが、急遽、宇宙行きを彼女を指名するに至っては、ほとんど「エースをねらえ」の丘ひろみの境遇と瓜二つなのである。

勿論、コーチのサングラスは、「サインはV」の牧圭介を、片目がつぶれているところは「あしたのジョー」の丹下段平を下敷きにしているだろうことは想像に難くない。ようするに、このアニメは、ロボット+美少女アニメを隠れ蓑にしたスポ根アニメだという解釈も可能なのである。



しかし、そういったキャラが後半になると、段々、崩れてくる。第4話で、ベッドでくつろぐカズミが何故か「人間失格」などを読んでいたかと思えば、第5話では、オオタコーチと別かれなければならない宇宙飛行士としての宿命に泣き崩れる。そこで、あ~、あの「人間失格」は、ここで、この娘が見せる人間の弱さの伏線だったのかと納得させる。

また、主人公のノリコにしても、最初は苛められキャラだったのが、ライバルとの戦い、父の死、恋人(?)との離別、パートナーからの裏切りなどに遭いながら、最後は、その裏切られたパートナーである先輩・カズミを叱咤するほどに成長をとげる。



こうした性格の変節は、このエントリーの冒頭近くにも述べたが、決してこの作品におけるキャラが視聴者の嗜好に奉仕するための商品などではなく、物語の必然に添ったものであったことを意味しており、このあたりの工夫など、物語的な演出としては当たり前と言えば当たり前ではあったが、逆に、最近の美少女アニメばかり観ていた僕に忘れかけている何かを思い出させてくれた。

しかも、最近のアニメにありがちな、一度観ただけでは理解は出来ないような複雑でハイコンテクストな設定はなく、友情、恋愛、嫉妬、戦いをそれぞれテーマとした単純な場面が単線的に進む骨太な展開は、アニメを海外(特に開発途上国)への輸出品だと考えた場合、実は、より優れた商品としての素養を備えているようにも思えるのだ。



それだけではない。例えば、彼女達が一緒に共同浴場に入るシーンでは、立派な胸に乳首までも露出したかと思えば、ちょっとした服のズレでエロスを表現したり、あるいは、そんな彼女達が興奮するとお互いを張り手したりもする。つまり、このアニメは現代の記号化された萌キャラになる以前の生身性を有しており、これは、ある意味で、極めて新鮮に映るのである。

しかも、乳首露出があまりにも明け透けのため全くエロくないのに対して、服の乱れから見えそうで見えない乳首がそれだけでエロいという、その表現方法の使い分けが、当時で言えば栗本慎一郎的なエロスの本質に対するメタ表現となっているところに、今更ながら驚かされるのだ。

その意味でも、現代のクリエーターが、もしも、アイディアにつまることなどあったとしたら、この作品をみるべきだ。なんらかのヒントになってくれるに違いない。



さらに、面白かったのは、最終回。この回は、いきなり白黒となったのだ。

おそらくこれは、エヴァテレビ版の第25話、第26話と同様に監督・庵野秀明の時間的都合によるのであろうが、それでも画面の迫力は、カラーと遜色もなく、もしかしたら、それ以上であり、あるいは、黒沢映画のオマージュではないかと勘ぐらせるくらいの迫力であった。



要するに、僕らが観たいのは、予定調和的なキレイなもの、そして、料金とつりあいの取れた商品などではなく、心を揺さ振ってくるような何かだということを、逆にこの最終回を観ていると思い出させてくれる。しかもエヴァとは違って、ちゃんとオチるところオトされているもんだから、さらに感動すらある。



いい作品は、それを観た後に必ず、何かをしたくなったり、何かを表現したくなるものであるが、その意味で、この作品はまごうことなく、名作だと思う。



最後に、この時代、プロダクトプレイスメントなどという考えはなかったのであろう。いたるところに現実世界の商品が登場する。コカコーラ、ケロリン、YKK、JAL、たばこ(LARK)...。しかも、部屋のポスターにはライバル作品でもあるナウシカやトトロのポスターまで。これは80年代のおおらかさなのであろうか。誰もステマなどと言われないほど自然にそこに存在しているのである。



いずれにしても、先ほども述べたが、この作品は、出来るだけ多くの若きクリエーターに観てもらいたい作品である。

それは日本のアニメ界がもしかして進むかもしれなかったもう一つの可能性のカケラが沢山ちりばめられているからである。



まさむね



この作品以外のアニメ評論は、コチラからご覧下さい。

2012年4月23日 (月)

有名人の家紋索引(あ行~さ行)






































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































アイ高野 あいたかの 歌手、ドラマー
相田みつを あいだみつを 詩人、書家
愛知揆一 あいちきいち 政治家
青井忠治 あおいちゅうじ 実業家、丸井
青木昆陽 あおきこんよう 儒学者、蘭学者
青木達之 あおきたつゆき ドラマー、作曲家
青島幸男 あおしまゆきお 作家、政治家
青山二郎 あおやまじろう 美術評論家
青山幸宜 あおやまゆきのぶ 美濃郡上藩藩主
赤尾好夫 あかおよしお 出版人、放送人、旺文社
明石元二郎 あかしもとじろう 陸軍軍人
明石家さんま あかしやさんま お笑いタレント、俳優
赤塚不二夫 あかつかふじお 漫画家
赤松則良 あかまつのりよし 海軍軍人
赤松満祐 あかまつみつすけ 守護大名
秋田実季 あきたさねすえ 大名、常陸宍戸藩藩主
秋月悌次郎 あきづきていじろう 会津藩藩士
安藝ノ海節男 あきのうみせつお 力士(横綱)
安芸乃島勝巳 あきのしまかつみ 力士(大関)
秋葉安太郎 あきばやすたろう 教育家、文学研究者
秋元不死男 あきもとふじお 俳人
秋山真之 あきやまさねゆき 海軍軍人
秋山雅之介 あきやままさのすけ 官僚
芥川龍之介 あくたがわりゅうのすけ 小説家、河童
明智光秀 あけちみつひで 武将、織田信長家臣
曙太郎 あけぼのたろう 力士(横綱)
浅井長政 あさいながまさ 戦国大名
浅川範彦 あさかわのりひこ 細菌学者、医学博士
朝倉義景 あさくらよしかげ 戦国大名
朝潮太郎 (3代目) あさしおたろう 力士(横綱)
朝潮太郎 (4代目) あさしおたろう 力士(大関)
朝青龍明徳 あさしょうりゅうあきのり 力士(横綱)
浅田栄次 あさだえいじ 英語学者
麻田駒之助 あさだこまのすけ 編集者、中央公論
浅田宗伯 あさだそうはく 漢方医、儒学者、浅田飴
阿佐田哲也 あさたてつや 小説家、雀士
浅田信興 あさだのぶおき 陸軍軍人
浅野長矩 あさのながのり 赤穂藩主、大名
朝比奈泰彦 あさひなやすひこ 薬学者
旭富士正也 あさひふじまさや 力士(横綱)
浅利慶太 あさりけいた 演出家、実業家、劇団四季
足利尊氏 あしかがたかうじ 武将、室町幕府
芦田均 あしだひとし 政治家(首相)
蘆名盛氏 あしなもりうじ 陸奥の武将
安島帯刀 あじまたてわき 政治家
東富士欽壹 あずまふじきんいち 力士(横綱)
東龍太郎 あずまりゅうたろう 官僚、都知事
安住紳一郎 あずみしんいちろう アナウンサー
麻生三郎 あそうさぶろう 画家
麻生太郎 あそうたろう 政治家(首相)
麻生久 あそうひさし 政治家、労働運動家
麻生良方 あそうよしかた 政治家、評論家
阿蘇惟豊 あそこれとよ 阿蘇氏の18代当主
アダチ龍光 あだちりゅうこう 奇術師
渥美清 あつみきよし 俳優、男はつらいよ
跡見花蹊 あとみかけい 教育者、跡見学園
穴水熊雄 あなみずくまお 実業家、京王帝都
穴山信君 あなやましんくん 武将
阿南惟幾 あなんこれちか 陸軍軍人
阿部昭 あべあきら 小説家
安倍晋三 あべしんぞう 政治家(首相)
阿部泰蔵 あべたいぞう 実業家、明治生命
阿部正弘 あべまさひろ 老中首座
甘粕正彦 あまがすまさひこ 陸軍軍人
尼子経久 あまごつねひさ 武将、大名
天知茂 あまちしげる 俳優
天津乙女 あまつおとめ 女優
雨宮敬次郎 あまみやけいじろう 実業家、投機界の魔王
網野菊 あみのきく 作家
網野善彦 あみのよしひこ 歴史学者
綾部伴子 あやべともこ 劇作家
鮎川義介 あゆかわよしすけ 実業家、政治家、日産
新井白石 あらいはくせき 政治家、学者
新井有貫 あらいゆうかん 海軍軍人
荒木貞夫 あらきさだお 陸軍軍人
荒木十畝 あらきじっぽ 画家
荒木村重 あらきむらしげ 戦国武将
荒正人 あらまさと 文芸評論家
有賀長雄 ありがながお 法学、社会学者
有坂成章 ありさかなりあきら 陸軍軍人
有島武郎 ありしまたけお 作家
有田八郎 ありたはちろう 外交官、政治家
有地品之丞 ありちしなのじょう 海軍軍人
有松英義 ありまつひでよし 官僚
有馬晴信 ありまはるのぶ 大名
有馬良橘 ありまりょうきつ 海軍軍人
有村次左衛門 ありむらじざえもん 尊攘派志士
有元利夫 ありもととしお 画家
有吉佐和子 ありよしさわこ 小説家、恍惚の人
安国寺恵瓊 あんこくじえいけい 禅僧、大名
安西浩 あんざいひろし 実業家、東京ガス
安西水丸 あんざいみずまる イラストレーター
安東貞美 あんどうさだみ 陸軍軍人
安藤昌益 あんどうしょうえき 思想家、自然真営道
安藤鶴夫 あんどうつるお 小説家、評論家
安藤則命 あんどうのりなが 官僚
安藤広重 あんどうひろしげ 浮世絵師
アントニオ猪木 あんとにおいのき プロレスラー、実業家
安保清康 あんぽきよやす 海軍軍人
飯沢匡 いいざわただす 演出家、小説家
飯田武郷 いいだたけさと 国学者
飯田蛇笏 いいだだこつ 俳人
井伊直弼 いいなおすけ 大老、桜田門外の変
飯沼貞吉 いいぬまさだきち 白虎隊士
飯星景子 いいぼしけいこ タレント、エッセイスト
伊井蓉峰 いいようほう 俳優、新派劇
いかりや長介 いかりやちょうすけ コメディアン、ドリフターズ
幾島 いくしま 大奥女中
生島ヒロシ いくしまひろし アナウンサー、タレント
井口清兵衛 いぐちせいべい 「たそがれ清兵衛」主人公、侍
池内淳子 いけうちじゅんこ 女優
池田章政 いけだあきまさ 藩主
池田亀鑑 いけだきかん 国文学者
池田貴族 いけだきぞく ミュージシャン
池田成彬 いけだしげあき 財界人、政治家
池田大作 いけだだいさく 宗教家、創価学会
池田輝政 いけだてるまさ 武将、大名
池田勇人 いけだはやと 政治家(首相)
池田義信 いけだよしのぶ 映画監督
池波正太郎 いけなみしょうたろう 歴史小説作家
池坊専永 いけのぼうせんえい 華道家
池辺三山 いけべさんざん ジャーナリスト
伊沢蘭軒 いざわらんけん 医師、教育者
石井紘基 いしいこうき 政治家
石井省一郎 いしいしょいちろう 官僚、政治家
石井隆匡 いしいたかまさ ヤクザ
石井ふく子 いしいふくこ テレビプロデューサー
石井好子 いしいよしこ シャンソン歌手
石川一郎 いしかわいちろう 財界人、経営者
石川数正 いしかわかずまさ 武将、大名
石川欣一 いしかわきんいち ジャーナリスト
石川倉次 いしかわくらじ 教諭、点字器
石川小五郎 いしかわこごろう 武士、官僚
石川七財 いしかわしちざい 実業家、三菱
いしかわじゅん いしかわじゅん 漫画家
石川啄木 いしかわたくぼく 詩人、一握の砂
石川雅望 いしかわまさもち 狂歌師、戯作者
石川力夫 いしかわりきお ヤクザ
石黒敬七 いしぐろけいしち 柔道家、随筆家
石坂洋次郎 いしざかようじろう 小説家
石田一松 いしだいちまつ 演歌師、議員
石田純一 いしだじゅんいち 俳優
石立鉄男 いしだててつお 俳優
石田梅岩 いしだばいがん 思想家、心学
石田波郷 いしだはきょう 俳人
石田三成 いしだみつなり 武将、関が原戦い
伊地知季珍 いじちすえたか 海軍軍人
伊地知幸介 いじちこうすけ 陸軍軍人
伊地知正治 いじちまさはる 藩士、政治家
伊地知彦次郎 いじちひこじろう 海軍軍人
石塚英蔵 いしづかえいぞう 官僚、政治家
石ノ森章太郎 いしのもりしょうたろう 漫画家
石橋湛山 いしばしたんざん 政治家(首相)
石原莞爾 いしはらかんじ 陸軍軍人
石原健三 いしはらけんぞう 官僚、政治家
石原誠 いしはらまこと 生理学者
石原裕次郎 いしはらゆうじろう 俳優、歌手
石丸謙二郎 いしまるけんじろう 俳優
石丸安世 いしまるやすよ 佐賀藩士、官吏、政治家
石本新六 いしもとしんろく 陸軍軍人
石本美由紀 いしもとみゆき 作詞家、悲しい酒
石山賢吉 いしやまけんきち 実業家、ダイヤモンド社
伊集院五郎 いじゅういんごろう 海軍軍人
伊集院彦吉 いじゅういんひこきち 外務大臣
泉鏡花 いずみきょうか 小説家、高野聖
いずみたく いずみたく 作曲家、恋の季節
和泉元彌 いずみもとや 能楽師狂言方
出雲阿国 いずものおくに 女性芸能者
伊勢貞丈 いせさだたけ 有職故実研究家
磯部浅一 いそべあさいち 陸軍軍人、二・二六事件
磯村春子 いそむらはるこ 新聞記者、はね駒
板垣退助 いたがきたいすけ 政治家、自由民権運動
板垣信方 いたがきのぶかた 武将、武田家家臣
板倉勝重 いたくらかつしげ 大名、京都所司代
市川猿之助(三代目) いちかわえんのすけ 歌舞伎役者
市川左團次(初代) いちかわさだんじ 役者
市川左團次(四代目) いちかわさだんじ 俳優、歌舞伎役者
市河三喜 いちかわさんき 英語学者
市川忍 いちかわしのぶ 実業家、丸紅
市川団十郎 いちかわだんじゅうろう 歌舞伎役者の名跡
市川門之助(7代目) いちかわもんのすけ 役者
市川雷蔵 いちかわらいぞう 歌舞伎役者、俳優
一木喜徳郎 いちききとくろう 法学者、政治家
一条実良 いちじょうさねよし 公家
一宮章一 いちみやしょういち プロレスラー
市村羽左衛門(15代目) いちむらはざえもん 役者
一龍斎貞丈(4代目) いちりゅうさいていじょう 講釈師
逸見政孝 いつみまさたか 司会者
伊東甲子太郎 いとうかしたろう 武士、新撰組
伊藤左千夫 いとうさちお 歌人、小説家
伊藤静雄 いとうしずお 詩人
伊藤真乗 いとうしんじょう 宗教家、真如苑
伊東深水 いとうしんすい 画家、朝丘雪路の父
伊東祐亨 いとうすけゆき 海軍軍人
伊藤整 いとうせい 評論家、詩人
いとうせいこう いとうせいこう 小説家、タレント
伊東忠太 いとうちゅうた 建築家、築地本願寺
伊藤忠兵衛 (初代) いとうちゅうべい 実業家、伊藤忠商事
伊藤博文 いとうひろぶみ 政治家(首相)、元老
伊東正義 いとうまさよし 政治家
伊東巳代治 いとうみよじ 官僚、政治家
伊藤雄之助 いとうゆうのすけ 俳優
稲垣千頴 いながきちかい 作詞家、蛍の光
稲垣浩 いながきひろし 映画監督
稲妻雷五郎 いなずまらいごろう 力士(横綱)
稲田龍吉 いなだりょうきち 細菌学者、医学者
稲葉一鉄 いなばいってつ 武将
稲山嘉寛 いなやまよしのり 実業家、財界人
犬養毅 いぬかいつよし 政治家(首相)
犬神佐清 いぬがみすけきよ 「犬神家の一族」の登場人物
犬丸徹三 いぬまるてつぞう 実業家、帝国ホテル
井上成美 いのうえしげよし 海軍軍人
井上馨 いのうえかおる 政治家、明治の元勲
井上源三郎 いのうえげんざぶろう 新選組の隊士
井上毅 いのうえこわし 官僚、政治家
井上準之助 いのうえじゅんのすけ 政治家、財政家
井上哲次郎 いのうえてつじろう 哲学者
井上範 いのうえはん 土木工学者
井上靖 いのうえやすし 小説家、敦煌
伊能忠敬 いのうただたか 測量家
猪山直之 いのやまなおゆき 金沢藩士、武士の家計簿
茨木のり子 いばらきのりこ 詩人、童話作家
井原西鶴 いはらさいかく 浄瑠璃作者、俳人
伊原敏郎 いはらとしろう 演劇評論家
井深大 いぶかまさる 実業家、ソニー
井伏鱒二 いぶせますじ 小説家、山椒魚
今井堅 いまいけん 実業家、少年画報社
今井正 いまいただし 映画監督、ひめゆりの塔
今井信郎 いまいのぶお 武士、坂本龍馬暗殺
今川義元 いまがわよしもと 守護大名、戦国大名
今村紫紅 いまむらしこう 画家
今村均 いまむらひとし 陸軍軍人
入江相政 いりえすけまさ 侍従長、歌人、随筆家
入江たか子 いりえたかこ 女優
入江長八 いりえちょうはち 左官職人、工芸家
岩井粂三郎 (5代目) いわいくめさぶろう 役者
岩倉具視 いわくらともみ 公家、政治家、明治の元勲
岩崎弥太郎 いわさきやたろう 実業家、三菱
岩瀬忠震 いわせただなり 幕臣、外交官
岩田宙造 いわたちゅうぞう 政治家
岩波茂雄 いわなみしげお 出版人、岩波書店
岩野泡鳴 いわのほうめい 小説家、詩人
岩村通世 いわむらみちよ 弁護士、政治家
岩元禎 いわもとてい 哲学者
巌本真理 いわもとまり ヴァイオリニスト
植木枝盛 うえきえもり 啓蒙思想家
植草甚一 うえくさじんいち 評論家、宝島
植芝盛平 うえしばもりへい 武道家、合気道
上杉慎吉 うえすぎしんきち 憲法学者
上杉鷹山 うえすぎようざん 大名、米沢藩
上田秋成 うえだあきなり 読本作者、雨月物語
上田貞次郎 うえだていじろう 経済学者
上田敏 うえだびん 文学者、翻訳家
上田良武 うえだよしたけ 海軍軍人
上野英三郎 うえのえいさぶろう 農業土木学者、忠犬ハチ公
植原悦二郎 うえはらえつじろう 政治家
上原勇作 うえはらゆうさく 陸軍軍人
植村直己 うえむらなおみ 登山家、冒険家、
宇垣一成 うがきかずしげ 陸軍軍人、政治家
宇垣纏 うがきまとめ 海軍軍人
宇喜多秀家 うきたひでいえ 武将、大名
氏家卜全 うじいえぼくぜん 戦国時代の武将
牛島満 うしじまみつる 陸軍軍人
臼井甕男 うすいかめお レイキ創始者
歌川国芳 うたがわくによし 浮世絵師
歌川豊国 うたがわとよくに 浮世絵師
宇多田ヒカル うただひかる 女性シンガーソングライター
内柴正人 うちしばまさと 柔道家
内田栄一 うちだえいいち 歌手、月月火水木金金
内田信也 うちだしんや 実業家、政治家
内田樹 うちだたづる 随筆家、思想家
内田吐夢 うちだとむ 映画監督,飢餓海峡
内田百閒 うちだひゃっけん 小説家、随筆家
内田良平 うちだりょうへい 右翼運動家
内田るり子 うちだるりこ 声楽家
内村鑑三 うちむらかんぞう キリスト教思想家
宇津井健 うついけん 俳優、赤いシリーズ
宇都宮徳馬 うつのみやとくま 政治家、実業家
宇都宮広綱 うつのみやひろつね 戦国大名
うつみ宮土理 うつみみどり タレント、女優
内海好江 うつみよしえ 漫才師
宇野円空 うのえんくう 宗教民族学者
宇野浩二 うのこうじ 小説家、作家
宇野千代 うのちよ 小説家、おはん
梅ヶ谷藤太郎 うめがたにとうたろう 力士(横綱)
梅田雲浜 うめだうんびん 儒学者
梅津美治郎 うめづよしじろう 陸軍軍人
梅宮辰夫 うめみやたつお 俳優
梅若万三郎(3世) うめわかまんざぶろう シテ方観世流能楽師
瓜生外吉 うりうそときち 海軍軍人
瓜生寅 うりうとら 官僚、実業家
雲龍久吉 うんりゅうひさよし 力士(横綱)
江川卓 えがわすぐる 元プロ野球選手、野球解説者
江木千之 えぎかずゆき 官僚、政治家
江崎利一 えざきりいち 実業家、江崎グリコ
江角マキコ えすみまきこ 女優、タレント
江戸英雄 えどひでお 実業家、三井不動産
江藤淳 えとうじゅん 文芸評論家
江藤新平 えとうしんぺい 佐賀藩士、政治家
江戸川乱歩 えどがわらんぽ 推理作家
江戸屋猫八 えどやねこはち 物真似師
榎本健一 えのもとけんいち コメディアン、エノケン
榎本武揚 えのもとたけあき 幕臣、政治家
海老一染太郎 えびいちそめたろう 曲芸師
江利チエミ えりちえみ 歌手、女優
エンセン井上 えんせんいのうえ 総合格闘家
円地文子 えんちふみこ 小説家、女坂
遠藤実 えんどうみのる 作曲家、星影のワルツ
オール巨人 おーるきょじん 漫才師
お岩 おいわ 「四谷怪談」四谷左門の娘
大麻唯男 おおあさただお 政治家
大井憲太郎 おおいけんたろう 社会運動家
大石内蔵助 おおいしくらのすけ 赤穂藩の筆頭家老、忠臣蔵
大石正巳 おおいしまさみ 政治家
大井成元 おおいしげもと 陸軍軍人
大内山平吉 おおうちやまへいきち 力士(大関)
大内義興 おおうちよしおき 戦国大名
大浦兼武 おおうらかねたけ 武士、政治家
大江卓 おおえすぐる 政治家、実業家
大岡忠相 おおおかただすけ 幕臣、大名、大岡越前
大岡育造 おおおかいくぞう 政治家
大岡昇平 おおおかしょうへい 小説家、評論家、野火
大川周明 おおかわしゅうめい 思想家、日本精神研究
大川橋蔵(2代目) おおかわはしぞう 時代劇俳優
大川博 おおかわひろし 実業家、東映
大木喬任 おおきたかとう 政治家
大久保一翁 おおくぼいちおう 政治家、東京府知事
大久保利通 おおくぼとしみち 薩摩藩士、政治家、維新の三傑
大久保春野 おおくぼはるの 陸軍軍人
大久保主水 おおくぼもんど 江戸水道開設者、菓子職人
大隈重信 おおくましげのぶ 政治家(首相)、早稲田大学
大倉喜八郎 おおくらきはちろう 実業家、ホテルオークラ
大蔵平三 おおくらへいぞう 陸軍軍人
大沢たかお おおさわたかお 俳優
大塩平八郎 おおしおへいはちろう 大坂町奉行所与力
大下宇陀児 おおしたうだる 探偵小説作家
大下藤次郎 おおしたとうじろう 水彩画家
大杉勝男 おおすぎかつお プロ野球選手
大角岑生 おおすみみねお 海軍軍人
大関増裕 おおぜきますひろ 黒羽藩藩主
大田垣蓮月 おおたがきれんげつ 歌人、陶芸家
太田耕造 おおたこうぞう 政治家、教育者、亜細亜大学
太田道灌 おおたどうかん 武将、江戸城
大谷喜久蔵 おおたにきくぞう 陸軍軍人
大谷吉継 おおたによしつぐ 武将、大名
大谷米太郎 おおたによねたろう 実業家、ホテルニューオータニ
大塚博紀 おおつかひろのり 空手家
大塚敬節 おおつかよしのり 医師
大槻玄沢 おおつきげんたく 蘭学者
大槻文平 おおつきぶんぺい 経営者、財界人
大辻伺郎 おおつじしろう 俳優
大妻コタカ おおつまこたか 教育家、大妻学院
大友宗麟 おおともそうりん 戦国大名
大鳥圭介 おおとりけいすけ 幕臣、官僚
大錦卯一郎 おおにしきういちろう 力士(横綱)
大西瀧治郎 おおにしたきじろう 海軍軍人
大仁田厚 おおにたあつし プロレスラー、政治家
大貫晶川 おおぬきしょうせん 詩人、小説家
大野右仲 おおのうちゅう 新選組隊士
大野治長 おおのはるなが 武将
大野伴睦 おおのばんぼく 政治家
大橋新太郎 おおはししんたろう 出版業者、政治家
大原重徳 おおはらしげのり 公家
大原孫三郎 おおはらまごさぶろう 実業家
大原麗子 おおはられいこ 俳優
大宮敏充 おおみやとしみつ コメディアン、でんすけ
大村主計 おおむらかずえ 童謡詩人
大村純忠 おおむらすみただ 大名
大村清一 おおむらせいいち 政治家
大村能章 おおむらのうしょう 作曲家、同期の桜
大村益次郎 おおむらますじろう 医師、兵学者
大森房吉 おおもりふさきち 地震学者
大藪春彦 おおやぶはるひこ 小説家、野獣死すべし
大山巌 おおやまいわお 政治家、陸軍軍人、元老
大山倍達 おおやままさたつ 武道家、空手家
大山康晴 おおやまやすはる 将棋棋士
丘浅次郎 おかあさじろう 動物学者
岡内重俊 おかうちしげとし 司法官
岡倉天心 おかくらてんしん 美術家、美術史家
小笠原三九郎 おがさわらさんくろう 政治家
小笠原長行 おがさわらながゆき 江戸幕府の老中
岡田以蔵 おかだいぞう 土佐藩郷士、人斬り以蔵
岡田啓介 おかだけいすけ 海軍軍人、政治家(首相)
緒方洪庵 おがたこうあん 医師、蘭学者
緒方竹虎 おがたたけとら 政治家
尾形藤吉 おがたとうきち 調教師、騎手
岡田時彦 おかだときひこ 俳優
緒方正規 おがたまさのり 衛生学、細菌学者
岡田有希子 おかだゆきこ アイドル歌手
岡田嘉子 おかだよしこ 映画女優
岡田和一郎 おかだわいちろう 医師、医学者
丘灯至夫 おかとしお 作詞家
岡野知十 おかのちじゅう 俳人
岡晴夫 おかはるお 流行歌手、憧れのハワイ航路
岡麓 おかふもと 歌人、書家
岡村昭彦 おかむらあきひこ ジャーナリスト
岡本綺堂 おかもときどう 小説家、劇作家、半七捕物帳
岡本喜八 おかもときはち 映画監督、肉弾
岡本黄石 おかもとこうせき 彦根藩家老
岡本太郎 おかもとたろう 芸術家
岡本柳之助 おかもとりゅうのすけ 国家主義者
小川一真 おがわいっしん 写真家
沖牙太郎 おきがたろう 技術者、実業家、沖電気
沖守固 おきしゅこう 官僚、政治家
沖田総司 おきたそうし 武士、新撰組
沖田浩之 おきたひろゆき アイドル、俳優
荻野吟子 おぎのぎんこ 医師
荻昌弘 おぎまさひろ 映画評論家
沖雅也 おきまさや 俳優
荻生徂徠 おぎゅうそらい 儒学者、思想家
荻原井泉水 おぎわらせいせんすい 自由律俳人
奥平信昌 おくだいらのぶまさ 武将
奥田行高 おくだゆきたか 赤穂浪士
小国英雄 おぐにひでお 脚本家、黒沢映画
奥野昌綱 おくのまさつな 牧師
奥宮健之 おくのみやけんし 社会運動家
奥むめお おくむめお 婦人運動家
奥保鞏 おくやすかた 陸軍軍人
小倉常吉 おぐらつねきち 実業家
小栗忠順 おぐりただまさ 幕臣
小栗判官 おぐりはんがん 伝説上の人物
小栗虫太郎 おぐりむしたろう 推理作家、黒死館殺人事件
尾崎紅葉 おざきこうよう 小説家、金色夜叉
尾崎放哉 おざきほうさい 自由律俳人
尾崎翠 おざきみどり 小説家、こほろぎ嬢
尾崎行雄 おざきゆきお 政治家
小山内薫 おさないかおる 劇作家、演出家
大佛次郎 おさらぎじろう 作家、小説家、鞍馬天狗
小沢一郎 おざわいちろう 政治家
小沢武雄 おざわたけお 陸軍軍人
小沢不二夫 おざわふじお 脚本家、作詞家
小田氏治 おだうじはる 戦国大名
小田川全之 おだがわまさゆき 土木事業家
尾竹紅吉 おたけべにきち 画家、運動家
織田作之助 おださくのすけ 小説家、夫婦善哉
男谷信友 おたにのぶとも 剣術家
織田信長 おだのぶなが 戦国武将
落合豊三郎 おちあいとよさぶろう 陸軍軍人
落合博満 おちあいひろみつ プロ野球選手、監督
音丸 おとまる 歌手
オノ・ヨーコ おの・よーこ 前衛芸術家、平和運動家
尾上菊五郎(7代目) おのえきくごろう 俳優、歌舞伎役者
尾上柴舟 おのえしばふね 詩人、歌人
尾上梅幸(6代目) おのえばいこう 役者
小幡景憲 おばたかげのり 兵学者
小畑惟清 おばたただきよ 医師会会長
小渕恵三 おぶちけいぞう 政治家(首相)
織井茂子 おりいしげこ 歌手
恩地孝四郎 おんちこうしろう 写真家、詩人









































































































































































































































































































































































































































































































































































































海江田信義 かいえだのぶよし 武士、政治家
魁皇博之 かいおうひろゆき 力士(大関)
海音寺潮五郎 かいおんじちょうごろう 小説家、天と地と
貝賀友信 かいがとものぶ 赤穂浪士47士の1人
魁傑將晃 かいけつまさてる 力士(大関)、日本相撲協会理事長
貝谷八百子 かいたにやおこ バレエダンサー
海沼実 かいぬまみのる 童謡作曲家
甲斐庄楠音 かいのしょうただおと 画家
貝原益軒 かいばらえっけん 本草学、儒学者
各務鎌吉 かがみけんきち 実業家
鏡里喜代治 かがみさときよじ 力士(横綱)
鹿賀りん かがりん 「うさぎドロップ」登場人物
香川敬三 かがわけいぞう 水戸藩の勤皇志士、陸援隊
鶴竜力三郎 かくりゅうりきさぶろう 力士(大関)
葛西善蔵 かさいぜんぞう 小説家
笠置シヅ子 かさぎしづこ 歌手、俳優、買い物ブギ
花山院弘匡 かざんいんひろまさ 宮司
梶井基次郎 かじいもとじろう 小説家、檸檬
梶田半古 かじたはんこ 画家
鹿島守之助 かしまもりのすけ 実業家、政治家、鹿島建設
柏戸剛 かしわどつよし 力士(横綱)
柏戸秀剛 かしわどひでたけ 力士、親方、伊勢の海
梶原一騎 かじわらいっき 漫画原作者、巨人の星
春日局 かすがのつぼね 家光の乳母
春日八郎 かすがはちろう 歌手、お富さん
糟屋武則 かすやたけのり 武将、賤ヶ岳の七本槍
片岡千恵蔵 かたおかちえぞう 俳優、赤西蠣太
片岡鉄兵 かたおかてっぺい 小説家
片岡仁左衛門 (15代目) かたおかにざえもん 歌舞伎役者、俳優
片桐且元 かたぎりかつもと 武将、大名
片倉景綱 かたくらかげつな 伊達氏家臣
加太こうじ かだこうじ 紙芝居作家、黄金バット
荷田春満 かだのあずままろ 国学者、歌人
片山潜 かたやません 社会運動家
片山正夫 かたやままさお 化学者
勝海舟 かつかいしゅう 幕臣、政治家、咸臨丸
勝川春章 かつかわしゅんしょう 浮世絵師
勝新太郎 かつしんたろう 俳優、座頭市
勝沼信彦 かつぬまのぶひこ 医学者、医学博士
勝野洋 かつのひろし 俳優
桂歌丸 かつらうたまる 落語家
葛城彦一 かつらぎひこいち 武士
桂三枝 かつらさんし 落語家、タレント、司会者
桂太郎 かつらたろう 陸軍軍人、政治家(首相)、元老
桂文治(9代目) かつらぶんじ 落語家
桂文楽(4代目) かつらぶんらく 落語家
桂文楽(8代目) かつらぶんらく 落語家
桂三木助(4代目) かつらみきすけ 落語家
加藤清正 かとうきよまさ 武将、大名
加藤茂苞 かとうしげとも 農学者
加藤楸邨 かとうしゅうそん 俳人、国文学者
加東大介 かとうだいすけ 俳優、七人の侍
加藤高明 かとうたかあき 外交官、政治家(首相)
加藤武雄 かとうたけお 小説家
加藤健夫 かとうたけお 戦闘機操縦者
加藤友三郎 かとうともさぶろう 海軍軍人、政治家
加藤治子 かとうはるこ 女優
加藤弘之 かとうひろゆき 政治学者
加藤嘉明 かとうよしあき 武将、大名
角川春樹 かどかわはるき 実業家、角川書店、俳人
門野幾之進 かどのいくのしん 実業家
金杉英五郎 かなすぎえいごろう 医学者
金丸信 かなまるしん 政治家
金森長近 かなもりながちか 武将
金谷範三 かなやはんぞう 陸軍軍人
可児吉長 かによしなが 武将、才蔵
金子堅太郎 かねこけんたろう 官僚、政治家
金子光晴 かねこみつはる 詩人
金光庸夫 かねみつつねお 実業家、政治家
狩野英孝 かのうえいこう お笑いタレント
嘉納治五郎 かのうじごろう 柔道家、教育者
狩野探幽 かのうたんゆう 絵師
狩野芳崖 かのうほうがい 画家、悲母観音
加納鷲雄 かのうわしお 新選組隊士
樺山資紀 かばやますけのり 海軍軍人、政治家
鏑木清方 かぶらぎきよかた 画家
神尾光臣 かみおみつおみ 陸軍軍人
上山草人 かみやまそうじん 俳優
亀井亜紀子 かめいあきこ 政治家、国民新党
亀井静香 かめいしずか 警察官僚、政治家
蒲生氏郷 がもううじさと 武将
蒲生君平 がもうくんぺい 儒学者、尊王論者
賀茂真淵 かものまぶち 国学者、歌人
賀屋興宣 かやおきのり 大蔵官僚、政治家
香山滋 かやましげる 小説家、ゴジラ
加山雄三 かやまゆうぞう 俳優、歌手
川合玉堂 かわいぎょくどう 画家
河井継之助 かわいつぐのすけ 武士
川上音二郎 かわかみおとじろう 俳優、芸人、オッペケペ節
川上操六 かわかみそうろく 陸軍軍人、華族
河上徹太郎 かわかみてつたろう 文芸評論家
川上眉山 かわかみびざん 小説家
河口慧海 かわぐちえかい 仏教学者、探検家
川崎卓吉 かわさきたくきち 官僚、政治家
川崎八右衛門 かわさきはちえもん 実業家、川崎財閥
川路聖謨 かわじとしあきら 旗本、勘定奉行
川路利良 かわじとしよし 警察官僚
川島正次郎 かわしませいじろう 政治家
川島なお美 かわしまなおみ 女優、タレント
川島雄三 かわしまゆうぞう 映画監督、幕末太陽伝
川島義之 かわしまよしゆき 陸軍軍人
川田晴久 かわだはるひさ 歌手
川端康成 かわばたやすなり 小説家、雪国、ノーベル文学賞
川端龍子 かわばたりゅうし 俳人、画家
河東碧梧桐 かわひがしへきごとう 俳人、随筆家
川村景明 かわむらかげあき 陸軍軍人
川村純義 かわむらすみよし 海軍軍人
河本重次郎 かわもとじゅうじろう 眼科医学者
神吉晴夫 かんきはるお 編集者、事業家
神田山陽(2代目) かんださんよう 講釈師
神田山陽(3代目) かんださんよう 講釈師
神取忍 かんどりしのぶ プロレスラー、政治家
菅直人 かんなおと 政治家(首相)
蒲原有明 かんばらありあけ 詩人
冠松次郎 かんむりまつじろう 登山家
樹木希林 きききりん 女優
菊田一夫 きくたかずお 劇作家、作詞家、君の名は
菊池寛 きくちかん 小説家、文芸春秋
菊池山哉 きくちさんさい 郷土史家
菊池慎之助 きくちしんのすけ 陸軍軍人
菊池武光 きくちたけみつ 武将
木越安綱 きごしやすつな 陸軍軍人、政治家
岸清一 きしせいいち IOC委員
岸信介 きしのぶすけ 政治家(首相)、官僚
木島則夫 きじまのりお 司会者、政治家
岸本辰雄 きしもとたつお 法学者、教育者、明治大学
稀勢の里寛 きせのさとひろし 力士(大関)
北一輝 きたいっき 思想家、社会運動家
北大路魯山人 きたおおじろさんじん 芸術家
喜多川歌麿 きたがわうたまろ 浮世絵師
北川冬彦 きたがわふゆひこ 詩人、評論家
北里柴三郎 きたざとしばさぶろう 医学、細菌学者
北沢楽天 きたざわらくてん 画家
北島康介 きたじまこうすけ 競泳選手
北島三郎 きたじまさぶろう 演歌歌手、作詞家、作曲家
北島義俊 きたじまよしとし 実業家、大日本印刷
北野武 きたのたけし お笑いタレント、映画監督
北の洋昇 きたのなだのぼる 力士(関脇)
北畠親房 きたばたけちかふさ 公家、神皇正統記
北原白秋 きたはらはくしゅう 詩人、童謡作家
北村季吟 きたむらきぎん 俳人、和学者
北村小松 きたむらこまつ 劇作家、小説家
北村透谷 きたむらとうこく 文学者、詩人
北村寿夫 きたむらひさお 児童文学作家
喜多村緑郎 きたむらろくろう 女形俳優
吉川元春 きっかわもとはる 武将
木戸孝允 きどたかよし 武士、政治家、維新の三傑
紀伊国屋文左衛門 きのくにやぶんざえもん 商人
木下惠介 きのしたけいすけ 映画監督、二十四の瞳
木下尚江 きのしたなおえ 社会主義運動家
木下杢太郎 きのしたもくたろう 医学者、詩人
木下利玄 きのしたりげん 歌人
木原光知子 きはらみちこ 元水泳選手
木村芥舟 きむらかいしゅう 幕臣
木村謹治 きむらきんじ 独文学、語学者
木村栄 きむらさかえ 天文学者
木村貞行 きむらさだゆき 赤穂浪士47士の1人
木村重成 きむらしげなり 武将
木村庄之助(27代目) きむらしょうのすけ 大相撲の立行司
木村拓哉 きむらたくや 俳優、歌手
木村篤太郎 きむらとくたろう 政治家、剣道家
木村兵太郎 きむらへいたろう 陸軍軍人
木村政彦 きむらまさひこ 柔道家
肝付直五郎 きもつきなおごろう 薩摩藩士
京極高次 きょうごくたかつぐ 武将、大名
清浦奎吾 きようらけいご 政治家(首相)
清岡公張 きよおかともはる 政治家
清河八郎 きよかわはちろう 浪士組の幹部
曲亭馬琴 きょくていばきん 読本作者、南総里見八犬伝
霧島一博 きりしまかずひろ 力士(大関)
桐野利秋 きりのとしあき 薩摩藩士
陸羯南 くがかつなん ジャーナリスト
久我美子 くがよしこ 女優
九鬼周造 くきしゅうぞう 哲学者
九鬼嘉隆 くきよしたか 武将、大名
久坂玄瑞 くさかげんずい 武士、長州藩士
日下部鳴鶴 くさかべめいかく 書家
草野仁 くさのじん キャスター、司会者
草野心平 くさのしんぺい 詩人
串田孫一 くしだまごいち 詩人、随筆家
久島海啓太 くしまうみけいた 力士
楠木正成 くすのきまさしげ 武将
楠瀬幸彦 くすのせゆきひこ 陸軍軍人
邦枝完二 くにえだかんじ 小説家
国木田独歩 くにきだどっぽ 小説家、詩人、武蔵野
国定忠治 くにさだちゅうじ 侠客
国沢新九郎 くにさわしんくろう 西洋画家
久保猪之吉 くぼいのきち 医師、俳人
窪田空穂 くぼたうつぼ 歌人
久保田九品太 くぼたくひんた 俳人
久保田万太郎 くぼたまんたろう 小説家、俳人
久保寺逸彦 くぼでらいつひこ 言語学者
久保亮五 くぼりょうご 物理学者
熊井啓 くまいけい 映画監督
熊沢蕃山 くまざわばんざん 陽明学者
久米桂一郎 くめけいいちろう 洋画家
久米宏 くめひろし アナウンサー、タレント、司会者
倉田百三 くらたひゃくぞう 劇作家、出家とその弟子
グラバー・ツル ぐらばー・つる 女性、蝶々夫人
倉橋惣三 くらはしそうぞう 児童心理学者
蔵原惟人 くらはらこれひと 評論家
鞍馬天狗 くらまてんぐ 「鞍馬天狗」主人公、勤王志士
栗島すみ子 くりしますみこ 女優
栗田健男 くりたたけお 海軍軍人
栗原貞子 くりはらさだこ 詩人
久留島武彦 くるしまたけひこ 児童文学者
来島通康 くるしまみちやす 戦国時代の武将
車寅次郎 くるまとらじろう 「男はつらいよシリーズ」主人公
胡桃沢耕史 くるみざわこうじ 作家、黒パン俘虜記
黒岩涙香 くろいわるいこう 作家、報道記者
黒川紀章 くろかわきしょう 建築家、思想家
黒川良安 くろかわまさやす 蘭学医、蘭学者
黒澤明 くろさわあきら 映画監督、七人の侍
黒田清隆 くろだきよたか 政治家(首相)
黒田清輝 くろだせいき 洋画家、湖畔
黒田慶樹 くろだよしき 今上天皇の女婿
黒田孝高 くろだよしたか 武将、大名
黒柳徹子 くろやなぎてつこ 女優、司会者
桑田佳祐 くわたけいすけ ミュージシャン、SAS
久和ひとみ くわひとみ キャスター
桂昌院 けいしょういん 3代将軍、徳川家光の側室
源氏鶏太 げんじけいた 作家
小池朝雄 こいけあさお 俳優、声優、刑事コロンボ
小泉純一郎 こいずみじゅんいちろう 政治家(首相)
小泉親彦 こいずみちかひこ 政治家、陸軍軍医
小泉八雲 こいずみやくも 新聞記者、小説家
小出英尚 こいでひでなお 藩主
豪栄道豪太郎 ごうえいどうごうたろう 力士
甲賀三郎 こうがさぶろう 推理作家
郷古潔 ごうこきよし 財界人
高坂昌信 こうさかまさのぶ 武将
幸田露伴 こうだろはん 小説家、五重塔
河内桃子 こうちももこ 女優
幸徳秋水 こうとくしゅうすい 思想家、大逆事件
河野太郎 こうのたろう 政治家
河野敏鎌 こうのとしかま 政治家
高師直 こうのもろなお 武将
神戸寅次郎 こうべとらじろう 法学者
古賀忠雄 こがただお 美術家
古賀政男 こがまさお 作曲家、酒は涙か溜息か
古賀峯一 こがみねいち 海軍軍人
木暮理太郎 こぐれりたろう 登山家
古今亭志ん生(5代目) ここんていしんしょう 落語家
小堺一機 こさかいかずき コメディアン、司会者
小坂梅吉 こさかうめきち 実業家、政治家
小坂一也 こさかかずや 俳優、歌手
小崎弘道 こざきひろみち 牧師
越路吹雪 こしじふぶき シャンソン歌手
児島惟謙 こじまいけん 司法官
古島一雄 こじまかずお ジャーナリスト
五所平之助 ごしょへいのすけ 映画監督
小菅丹治 こすげたんじ 実業家、伊勢丹
古関裕而 こせきゆうじ 作曲家
五代友厚 ごだいともあつ 薩摩藩士、実業家
児玉清 こだまきよし 俳優、司会者
児玉源太郎 こだまげんたろう 武士、陸軍軍人
児玉誉士夫 こだまよしお 右翼運動家
五島慶太 ごとうけいた 実業家、東急
後藤象二郎 ごとうしょうじろう 武士、政治家
後藤新平 ごとうしんぺい 政治家
五島清太郎 ごとうせいたろう 動物学者
後藤真希 ごとうまき 歌手、タレント、モーニング娘
後藤基次 ごとうもとじ 武将
琴欧洲勝紀 ことおうしゅうかつのり 力士(大関)
琴櫻傑將 ことざくらまさかつ 力士(横綱)
琴奨菊和弘 ことしょうぎくかずひろ 力士(大関)
琴光喜啓司 ことみつきけいじ 力士(大関)
小西行長 こにしゆきなが 武将、大名
近衛文麿 このえふみまろ 政治家(首相)
小橋一太 こばしいちた 政治家
小早川隆景 こばやかわたかかげ 武将、大名
小早川秀秋 こばやかわひであき 大名
小林躋造 こばやしせいぞう 海軍軍人
小林多喜二 こばやしたきじ 小説家、蟹工船
小林虎三郎 こばやしとらさぶろう 武士、米百俵
小堀遠州 こぼりえんしゅう 茶人、建築家、作庭家
駒井重次 こまいしげつぐ 政治家
小牧昌業 こまきまさなり 官僚、政治家
小松帯刀 こまつたてわき 幕末の薩摩藩士
小松輝久 こまつてるひさ 華族、海軍軍人
小松原道太郎 こまつばらみちたろう 陸軍軍人
五味康祐 ごみこうすけ 小説家、柳生武芸帳
小村寿太郎 こむらじゅたろう 外務大臣
小室信介 こむろしんすけ 民権運動家
コロムビア・トップ ころむびあ・とっぷ 漫才師
近藤勇 こんどういさみ 幕臣、新撰組
今東光 こんとうこう 小説家、参議院議員
近藤重蔵 こんどうじゅうぞう 幕臣、探検家
近藤長次郎 こんどうちょうじろう 幕末志士、海援隊
近藤日出造 こんどうひでぞう 漫画家
近藤真琴 こんどうまこと 教育家、思想家、明六社



















































































































































































































































































































































































































































































































西園寺公望 さいおんじきんもち 政治家(首相)
西郷隆盛 さいごうたかもり 藩士、政治家、維新の三傑
西郷従道 さいごうつぐみち 海軍軍人、元老
西郷輝彦 さいごうてるひこ 歌謡歌手、俳優、星のフラメンコ
西郷局 さいごうのつぼね 女性
斎藤弥九郎 さいとうやくろう 剣術家
斎藤栄三郎 さいとうえいざぶろう 政治家、評論家
斎藤邦吉 さいとうくにきち 政治家
西東三鬼 さいとうさんき 俳人
斎藤達雄 さいとうたつお 俳優
斎藤義竜 さいとうたつおき 戦国大名
斉藤道三 さいとうどうさん 戦国武将
斎藤利行 さいとうとしゆき 武士
斎藤一 さいとうはじめ 新選組隊士
斎藤実 さいとうまこと 海軍軍人、政治家(首相)
斉藤茂吉 さいとうもきち 歌人、精神科医
斉藤百合 さいとうゆり 盲人
斎藤緑雨 さいとうりょくう 小説家、評論家
佐伯祐三 さえきゆうぞう 洋画家
早乙女主水之介 さおとめもんどのすけ 「旗本退屈男」主人公、旗本
酒井勝軍 さかいかつとし オカルティスト、日ユ同祖論
境川浪右衛門 さかいがわなみえもん 力士(横綱)
阪井重季 さかいしげすえ 陸軍軍人
酒井重忠 さかいしげただ 武将
酒井忠匡 さかいただまさ 出羽松山藩主、知事
酒井孫八郎 さかいまごはちろう 桑名藩の家老
堺正章 さかいまさあき 歌手、俳優、司会者
榊原健吉 さかきばらけんきち 幕臣、剣客
榊原康政 さかきばらやすまさ 武将、大名
坂口安吾 さかぐちあんご 小説家、堕落論
坂田警軒 さかたけいけん 漢学者、政治家
佐賀ノ花勝巳 さがのはなかつみ 力士(大関)
嵯峨の屋おむろ さがのやおむろ 小説家
逆鉾伸重 さかほこのぶしげ 力士(関脇)、井筒親方
坂本嘉治馬 さかもとかじま 実業家
坂本九 さかもときゅう 俳優、歌手
坂本龍馬 さかもとりょうま 政治家、実業家、海援隊
相楽総三 さがらそうぞう 赤報隊隊長
佐久間象山 さくましょうざん 兵学者、思想家
佐久間信盛 さくまのぶもり 武将
佐久間盛政 さくまもりまさ 戦国武将
櫻内義雄 さくらうちよしお 政治家
櫻間伴馬 さくらまばんま 能楽師
迫水久常 さこみずひさつね 官僚、政治家
左近司政三 さこんじせいぞう 海軍軍人
笹川良一 ささがわりょういち 政治運動家、日本船舶振興会
笹川臨風 ささがわりんぷう 歴史家、評論家
佐々木喜善 ささききぜん 伝承研究家、遠野物語
佐々木小次郎 ささきこじろう 剣客
佐々木高行 ささきたかゆき 藩士、官僚
佐々木道誉 ささきどうよ 武将
佐佐木信綱 ささきのぶつな 歌人、国文学者
佐々木味津三 ささきみつぞう 小説家、旗本退屈男
漣健児 さざなみけんじ 作詞家、実業家
笹野高史 ささのたかし 俳優
佐竹義宣 さたけよしのぶ 秋田藩藩主
佐田の山晋松 さだのやましんまつ 力士(横綱)
さだまさし さだまさし ミュージシャン、タレント
佐々紅華 さっさこうか 作曲家
佐々成政 さっさなりまさ 武将
佐藤義亮 さとうよしすけ 実業家、新潮社
佐藤栄作 さとうえいさく 政治家(首相)、ノーベル平和賞
佐藤進 さとうすすむ 医師、医学者、順天堂
佐藤惣之助 さとうそうのすけ 作詞家、赤城の子守唄
佐藤継信 さとうつぐのぶ 源義経の家臣
佐藤鉄太郎 さとうてつたろう 海軍軍人
佐藤信淵 さとうのぶひろ 思想家、経世家
佐藤春夫 さとうはるお 小説家、詩人
佐藤彦五郎 さとうひこごろう 新選組後援者
佐藤北江 さとうほっこう 新聞記者、宮沢賢治友人
佐藤正久 さとうまさひさ 政治家、自衛隊
佐藤政養 さとうまさやす 蘭学者、神戸海軍操練所
佐藤洋太 さとうようた プロボクサー
里見浩太朗 さとみこうたろう 俳優、歌手、水戸黄門
里見とん さとみとん 小説家
里見甫 さとみはじめ 実業家、アヘン王
里見義弘 さとみよしひろ 戦国武将
真田昌幸 さなだまさゆき 武将、大名
實吉達郎 さねよしたつお 動物学者、作家
佐野常民 さのじょうみん 元老院議員、日本赤十字
佐野房綱 さのふさつな 武将
佐野利器 さのりき 建築家
佐分利貞男 さぶりさだお 外交官
佐分利信 さぶりしん 俳優
佐分眞 さぶりまこと 洋画家
鮫島尚信 さめしまなおのぶ 外交官
澤田正二郎 さわだしょうじろう 俳優
澤野久雄 さわのひさお 作家
澤宣嘉 さわのぶよし 公卿、政治家
沢村栄治 さわむらえいじ プロ野球選手
沢本頼雄 さわもとよりお 海軍軍人
沢モリノ さわもりの 舞踏家
三条実美 さんじょうさねとみ 公卿、政治家、明治の元勲
三升亭小勝 (4代目) さんしょうていこかつ 落語家
山東京伝 さんとうきょうでん 絵師、戯作者
山南敬助 さんなんけいすけ 新選組総長(副長)
三遊亭圓右(3代目) さんゆうていえんう 落語家
三遊亭圓生(5代目) さんゆうていえんしょう 落語家
三遊亭圓生(6代目) さんゆうていえんしょう 落語家
三遊亭圓朝 さんゆうていえんちょう 落語家
三遊亭円遊(初代) さんゆうていえんゆう 落語家
三遊亭円楽(5代目) さんゆうていえんらく 落語家
三遊亭圓楽(6代目) さんゆうていえんらく 落語家
三遊亭好楽 さんゆうていこうらく 落語家
三遊亭小圓遊(4代目) さんゆうていこえんゆう 落語家
三遊亭小遊三 さんゆうていこゆうざ 落語家
椎名悦三郎 しいなえつさぶろう 官僚、政治家
塩田広重 しおたひろしげ 外科学者
塩谷宕陰 しおのやとういん 儒学者
志賀潔 しがきよし 医学者、細菌学者
志賀重昂 しがじゅうこう 評論家、教育者
鹿津部真顔 しかつべまがお 狂歌師、戯作者
鹿内信隆 しかないのぶたか 実業家、フジテレビ
志賀直哉 しがなおや 小説家、暗夜行路
式亭三馬 しきていさんば 戯作者、浮世絵師
式場隆三郎 しきばたかさぶろう 精神科医
滋野清武 しげのきよたけ 飛行家
重政誠之 しげまさせいし 官僚、政治家
重光葵 しげみつまもる 外交官、政治家
重宗雄三 しげむねゆうぞう 政治家、実業家
獅子文六 ししぶんろく 小説家、演出家
静間知次 しずまともつぐ 陸軍軍人
実相寺昭雄 じっそうじあきお 演出家、ウルトラマン
幣原喜重郎 しではらきじゅうろう 政治家(首相)
品川弥二郎 しながわやじろう 政治家
篠原国幹 しのはらくにもと 武士、軍人
篠原泰之進 しのはらたいのしん 志士、新撰組
芝木好子 しばきよしこ 小説家
司馬江漢 しばこうかん 絵師、蘭学者
柴田勝家 しばたかついえ 武将、大名
柴田家門 しばたかもん 政治家
柴山矢八 しばやまやはち 海軍軍人
司馬凌海 しばりょうかい 医学者、語学者
渋江抽斎 しぶえちゅうさい 医師、考証家
渋川春海 しぶかわはるみ 天文暦学者
渋沢栄一 しぶさわえいいち 実業家、日本郵船
島尾敏雄 しまおとしお 作家、死の棘
島耕二 しまこうじ 俳優、映画監督
島崎赤太郎 しまざきあかたろう 音楽教育者
島崎藤村 しまざきとうそん 詩人、小説家、破壊
島左近 しまさこん 武将、石田光成家臣
島田叡 しまだあきら 沖縄県知事
島田魁 しまだかい 新選組隊士
嶋田繁太郎 しまだはんたろう 海軍軍人
島津源蔵 しまづげんぞう 実業家、発明家、島津製作所
島津斉彬 しまづなりあきら 薩摩藩藩主
島津保次郎 しまづやすじろう 映画監督
嶋中雄作 しまなかゆうさく 編集者、中央公論
島村速雄 しまむらはやお 海軍軍人
島本仲道 しまもとなかみち 藩士、官僚
清水澄 しみずとおる 憲法、行政法学者
清水郁太郎 しみずいくたろう 医学者
清水幾太郎 しみずいくたろう 社会学者
清水かつら しみずかつら 男性詩人、叱られて
清水喜助 しみずきすけ 実業家、清水建設
清水次郎長 しみずじろちょう 侠客
志村けんのバカ殿様 しむらけんのばかとのさま バラエティ番組のキャラクタ
子母澤寛 しもざわかん 小説家、勝海舟
下条みつ しもじょうみつ 政治家
下瀬雅允 しもせまさみつ 発明家、工学博士、下瀬銃
下田歌子 しもだうたこ 教育家、歌人
下中弥三郎 しもなかやさぶろう 実業家、平凡社
下総皖一 しもふさかんいち 作曲家、教育者、兎のダンス
下村観山 しもむらかんざん 画家
下村湖人 しもむらこじん 小説家、次郎物語
下村千秋 しもむらちあき 作家
下村宏 しもむらひろし 官僚、教育家
下山定則 しもやまさだのり 鉄道官僚
ジャンボ鶴田 じゃんぼつるた プロレスラー
春風亭小朝 しゅんぷうていこあさ 落語家、俳優
春風亭昇太 しゅんぷうていしょうた 落語家
春風亭柳好(3代目) しゅんぷうていりゅうこう 落語家
春風亭柳昇 しゅんぷうていりゅうしょう 落語家
春風亭柳朝(5代目) しゅんぷうていりゅうちょう 落語家
松旭斎天一 しょうきょくさいてんいち 奇術師
松旭斎天洋 しょうきょくさいてんよう 奇術師
東海林太郎 しょうじたろう 歌手、赤城の子守唄
城泉太郎 じょうせんたろう 教育者
正田美智子 しょうだみちこ 明仁(今上天皇)の皇后
湘南乃風 しょうなんのかぜ 音楽グループ、純恋歌
尚道子 しょうみちこ 料理研究家、タコさんウィンナー
正力松太郎 しょうりきまつたろう 実業家、政治家、読売新聞
ジョージ川口 じょーじかわぐち ドラム奏者
ジョセフ彦 じょせふひこ 通訳、貿易商
SHOCK EYE しょっくあい レゲエミュージシャン、湘南乃風
ショパン猪狩 しょぱんいかり 芸人
ジョン万次郎 じょんまんじろう 通訳、教師
白井勇 しらいいさむ 政治家
白井喬二 しらいきょうじ 時代小説作家
白石直治 しらいしなおじ 工学者、政治家
白川義則 しらかわよしのり 陸軍軍人
白洲次郎 しらすじろう 官僚、政治家
白鳥省吾 しらとりしょうご 詩人、文人
白鳥敏夫 しらとりとしお 外交官、政治家
白峰駿馬 しらみねしゅんめ 武士、実業家
新海竹太郎 しんかいたけたろう 彫刻家
陣内栄 じんないさかえ 「サマーウォーズ」登場人物
陣内智則 じんないとものり お笑い芸人、司会者
神保小虎 じんぼことら 地質、鉱物学者
陣幕久五郎 じんまくきゅうごろう 力士(横綱)
新門辰五郎 しんもんのたつごろう 町火消、鳶職、侠客
末岡精一 すえおかせいいち 法学者、日本大学
陶晴賢 すえはるかた 武将
末松謙澄 すえまつのりずみ 政治家、歴史家
杉浦重剛 すぎうらじゅうごう 教育者、思想家
杉亨二 すぎこうじ 統計学者、啓蒙家
杉田玄瑞 すぎたげんずい 蘭学者
杉田玄白 すぎたげんぱく 蘭学医、解体新書
杉孫七郎 すぎまごしちろう 長州藩士、官僚
杉村楚人冠 すぎむらそじんかん 記者、随筆家、天声人語
杉村春子 すぎむらはるこ 女優
調所広郷 ずしょひろさと 薩摩藩の家老
鈴木(雑賀)孫一 すずき(さいが)まごいち 雑賀衆の有力者
鈴木梅太郎 すずきうめたろう 農芸化学者
鈴木貫太郎 すずきかんたろう 海軍軍人、政治家
鈴木喜三郎 すずききさぶろう 官僚、政治家
鈴木俊一 すずきしゅんいち 政治家、官僚
砂田重政 すなだしげまさ 政治家
周布政之助 すふまさのすけ 武士、長州藩士
住友政友 すみともまさとも 商人
角倉了以 すみのくらりょうい 豪商
諏訪頼重 すわよりしげ 信濃国の戦国大名
世阿弥 ぜあみ 猿楽師
税所篤 ぜいしょあつし 武士、官僚
瀬川昌治 せがわまさじ 映画監督、脚本家
関義臣 せきぎしん 政治家
尺振八 せきしんぱち 教育者、英学者
関孝和 せきたかかず 和算家(数学者)
関根勉 せきねつとむ コメディアン、司会者
瀬木博尚 せぎひろなお 実業家、博報堂
関屋敏子 せきやとしこ 声楽家、作曲家
世耕弘成 せこうひろしげ 政治家
銭屋五兵衛 ぜにやごへえ 商人、海運業者
芹沢鴨 せりざわかも 幕末の水戸藩浪士、新撰組
千家尊福 せんげたかとみ 宗教家、政治家
仙石秀久 せんごくひでひさ 武将、大名
千田是也 せんだこりや 演出家、俳優
千利休 せんのりきゅう 茶人
相馬永胤 そうまながたね 教育者、実業家、専修大学
副島種臣 そえじまたねおみ 官僚、政治家
添田寿一 そえだじゅいち 財政家、経済学者
曽我廼家五九郎 そがのやごくろう 喜劇俳優
曾我廼家五郎 そがのやごろう 喜劇役者
曽我廼家五郎八 そがのやごろはち お笑い芸人
曽我廼家十郎 そがのやじゅうろう 喜劇役者
曾禰荒助 そねあらすけ 政治家
曽祢益 そねえき 官僚、政治家
園山俊二 そのやましゅんじ 漫画家


2012年4月22日 (日)

「コードギアス 反逆のルルーシュ」 見終わった後のこのやるせない感覚は一体、何だ。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」第1期25話を駆け抜けるように観た。

まさに、これは怒涛の作品である。

いつもだったら、それなりに気になった回を見直したり、確認したりもするのだが、この興奮が、冷めやらないうちに、とりあえず、現在の書き留めておきたいのでエントリーにすることにする。

ということで、細かい点で誤解(勘違い)などあるやもしれないことご了解下さい。(って、いつも、結構、誤解しまくったりもしているのだけど... )



さて、このアニメが、まずもって衝撃的なのは、僕らが住んでいるこの日本が植民地にされてしまっているというその設定である。しかも、日本人はイレブンという名前になっており、日本人とすら名乗ることも出来ない。名誉や尊厳はすべてブリタニア人(白人?)に奪われているという。

この屈辱的設定の思いっきりの良さを僕らはどのように受け止めたらいいのだろうか。

さすがに、皇室の存在は誰も一言も触れていないので、元々存在していなかったということになっているに違いないが、あの富士山がグロテスクにも変型されている。



しかも、ここに登場する元日本人(イレブン)がどいつもこいつも、どうしようもない人間ばかりで、しかもそのどうしようもなさが、冷静になって見ると意外にリアリティもあったりするもんだから、そこだけを見ると何ともやるせないアニメである。

例えば、日の丸の鉢巻をした「愛国者」達は、残念ながら、愚直なばかりで、偏狭で頭の古い人々としてしか描かれていないし、一般大衆は、卑屈で、依存心が強く、現実を変革しようとしないばかりか、その多くがリフレインという麻薬で過去の最も楽しかった記憶にすがるだけの「動物」になっている。

そして、物語の中で一応の人格を与えられている「黒の騎士団」のメンバーである扇要や玉城真一郎にしても、一方は優柔不断でお人よしだし、一方は能力が低い割りに権力欲旺盛といったような、主人公格の人物に比べれば取るに足りない人物として描かれている。また、愛国者の残党として、唯一マシな藤堂という人物も、ゼロが不在だと、ただの精神主義者と堕して、「防衛線を死守しろ!」と怒鳴るだけの指揮官になってしまう。



ただ、唯一、主人公格の枢木スザクという高校生だけは、カッコもよく能力も優れており、名誉ブリタニア人として扱われているが、日本人にとっての救いは、本当にこの少年だけなのである。



僕が疑問に感じたのは、このアニメは放映時(5年前)に、それなりに人気があったと聞くが、こうした日本人の描かれ方に対しては、不快感を感じる視聴者はどの程度いたのか、あるいはいなかったのかということである。

そして、先ほども少し描いたが、このダメダメな日本人達が、残念ながら、「もし日本が他国に占領されたら」という脳内シュミレーションをしてみたときに、(自分自身の身の処し方も含めて)実は結構、正しく描写されているのではないかという気がしてしまうということが、僕らをして何とも落胆させるのである。

その意味で、気を取り直してみるならば、このアニメは現代日本に対する、痛いほどの警告が含まれているのではないかという評価も出来るような気がした。



一方、主人公のルルーシュの超人的な知能、カッコよさは、群を抜いている。



しかも彼は、偶然に、C.Cと呼ばれる魔女と契約して、相手に対して、絶対に服従を強いるようなギアスと呼ばれる特殊能力を授かるのである。そして、「黒の騎士団」という地下組織のカリスマ的指導者となり、日本をブリタニアの抑圧から解放しようと闘う。



しかし、彼は元々、日本人でなければ、それゆえに、日本の歴史と文化を愛する愛国者でも無い。

実は、彼の本当の願望は、ただ現状を破壊することであることが、徐々に明白になるのである。それゆえに、彼にとっては、日本人が、あるいはブリタニア人が、何人犬死しようと知ったこっちゃない。彼にとっては、日本という国の独立よりも、妹や友人の安否の方が百倍も大事だということが、最終回でわかるのである。



しかしそれでもルルーショが魅力的なのは、彼が実現する彼の願望、つまり、現状を暴力的に破壊するということが、おそらく視聴者の潜在的願望とどこかでリンクするからに違いない。

僕は、いくつもの抵抗感を感じながらも最終的に、ルルーシュの悪魔的な活躍に惹かれてしまう自分が不思議でならない。



それにしても、この観終わった後のモヤモヤ感は一体何なのであろうか。



まさむね



この作品以外のアニメ評論は、コチラからご覧下さい。

2012年4月19日 (木)

「天空の城ラピュタ」 ムスカは何故、シータの心をつかめなかったのか

先日の「風の谷のナウシカ」に続き、今日は「天空の城ラピュタ」を観た。こちらも初めてである。



この作品も大抵の日本人は見ているような超有名なアニメであるということは知っていた。それを、今になって初めて観るのだから、僕もどうかしている。

僕は一体、今まで何をやってきたのだろうか、と思わざるを得ない。

おそらく、ほとんどのことは既に語りつくされているだろうとは思うが、それらは無視して、僕なりにこのアニメについて語ってみたいと思う。



あらすじや、登場人物の説明は省かせていただく。



このアニメは、最初から意味ありげなシーンによって始まる。

海賊(空賊?)の襲来を受ける直前の飛行船。部屋には浮かない顔をした少女(以下、シータと記す)が外を見ている。その少女がサングラスをかけた男から片手で食事を差し出され、それを黙って拒絶する。

そんなシーンである。



宮崎アニメにおいて食事というのは特別な意味を持っている。相手からもらった食べ物を食べるということは相手を受け入れたということであり、共に食事をした相手は決して(最終的には)敵とはならない。それは法則のようなものだ。

典型的な例は、「もののけ姫」におけるジコ坊とアシタカの関係である。物語の終盤、アシタカはジコ坊とは一騎打ちになるが、決して殺し合いにはならない。

それは、物語の前半で、二人は食事を共にしているから、というのが僕の説である。



話を「ラピュタ」に戻す。僕が勝手に考えた宮崎アニメにおける食事の法則が正しいのであれば、シータは、このサングラス組に対して、今後、共食しない限り、敵対し続けるに違いない。



さて物語が進み、場面は地上の世界。一人の少年(以下、パズーと記す)が肉団子スープを買い、それを持って帰る途中に、空から降りてくるシータを見つけ、抱きかかえようとする。

しかし、手に持った肉団子スープが邪魔なので、それを一旦、地面に置く。その後すぐに、親方から呼ばれて階下に降りる。シータは置いていくが、肉団子だけは持っていく。そして、その肉団子を、ちゃんと棚の上に置く。



これら一連の肉団子を丁寧に取り扱うパズーのシーンは重要だ。

というのも、先ほどのサングラスが片手でトレーをつかんでいるのに対して、パズーは食べ物を大事にする少年であるということを対比として示しているからだ。

これだけで、サングラスは「悪い奴」、少年は「いい奴」だということが直感的にわかるのである(少々強引かもしれないですが...)。



そして、その後、親方に頼まれて、エレベータの操作をするのだが、おそらくそれは、初めてパズーが任された(多分、憧れの)仕事だったのだろう。彼は本当に楽しそうにその仕事をすることでそれはわかる。

実は宮崎アニメでは、労働というのも食事と並んで大事なモチーフである。子供は仕事をまかされることによって大人になっていくというのは、「魔女の宅急便」のキキ、「千と千尋の神隠し」の千尋にも受け継がれているが、それは暗黙のうちに成長を表しているのである。



次の日の朝、シータはパズーの部屋で目覚める。パズーの吹くトランペットの音で目を覚ます。

二人は屋根の上で鳩に餌を与える。ここで食べ物と鳩を介して、パズーとシータは明らかに、信頼関係を築く。

それは、その直後、シータは親から誰にも見せてはいけないと言われていた飛行石の首飾り(しかも、サングラス、海賊にあれほど狙われていた家宝なのに)を、なんの躊躇も無くパズーに手渡すことでもわかる。



次に出てくる食事のシーンは、二人が海賊と軍隊の追跡から逃れて、地底で二人で朝食を取る場面である。

目玉焼きを半分づつ乗せた食パンを、同じ食べ方で食べる二人。そして1つのリンゴを二つに割って食べる二人。この共食によって二人は完全に結ばれるのだ、多分。



いくつかの場面は飛ばして、場所は城の中。つかまったシータが一人部屋に隔離されている。

そこに先ほどのサングラス組の親玉であるムスカ大佐が部屋にやってくるが、シータはムスカからのプレゼントのドレスや豪華なベッドを拒絶して一人窓の側で丸くなって寝ている。

彼女の行動は徹底している。シータにとって、そういった豪奢なモノは全く意味をなさないのだ。



農村で育った彼女は、日々、農作業をして暮していた。彼女にとって重要なのは自分で働いて、自分で食べることなのである。おそらく、ヤクを飼っているということで、彼女が住んでいる村が決して気候温暖な土地ではないことがわかる。かなり、厳しい生活をしてきているに違いない。

そういえば、画面は戻るが、海賊から逃げている途中、パズーが一旦、シータに蒸気機関車に石炭をくべさせるシーンがあった。

一段落した後、パズーは「僕がやる!」と言うのだが、シータは「いいの、やらせて!」と答えている。このシーンも先ほどのパズーのエレベータ上げと同様、仕事に対する積極的な姿勢が見られる。また、一緒に働くことによって二人のキズナは益々強くなっていることがほのめかされる。と同時に、先ほど触れたパンとリンゴの朝食はこの労働があったからこそ、シータはいただけるのである。



結果論ではあるが、城の中で、ムスカはシータに対して、なにか、肉体労働をさせ、その後、一緒に食事をするべきだったのではないだろうか。ところが、逆に、豪華なモノを与えて心を惹こうとしてしまった。ここに彼の失敗があったと僕は思う。



さて、次に出てくる食事シーンはパズーの家での、海賊達による豪快な酒盛りシーンである。

ここで、ドーラ(海賊一家の母親)の下品で豪快な食事は、それだけで彼女が実は悪い人々ではなかったことを表現されているのだ。

そして、彼女達はパズーをつれて、再度、飛行石奪取に挑もうと、その場所を後にする。

ただし、パズーが海賊と共闘したにもかかわらず、この場面に彼らとの共食シーンがないのは、表面的には、話の流れ上、すぐに出発しなければならないということではあるが、僕はその根底には、パズーがこの食物をいただくだけの労働をまだしていないという事実も抑えておくべきだと考えている。



その後、城からシータを奪還したパズーとドーラ一家は自家製飛行船で、軍隊のゴリアテ(飛行戦艦)を追跡する。

そして、ここからしばらく、飛行船の中のドーラ一家とシータ、パズーとの共働、共食の時間が丁寧に描かれる。この過程を通して、海賊は完全に仲間になったことが表現されるのである。

さて、ここで一つ気になることを記しておきたい。実は、ラピュタというのは、スペイン語で(Laputa)、売春婦という意味だそうだ。それがゆえに、アメリカで公開されたときには、タイトルを変更せざるを得なかったということがWikipediaに書いてあった。

ラピュタという名前は『ガリバー旅行記』に出てくる飛行島の名前から引用されたというのが定説であるが、実は隠れダブルミーニングだったというわけである。

宮崎アニメにおける売春婦といえば、「千と千尋の神隠し」の湯屋=売春宿説が有名であるが、このシーンでもシータが食事を作っている所に、次々と男達がやってくる。これは、いわゆる「飯炊き女[1]」と客との関係を髣髴させる。

そういえば、あの古谷経衡氏もニコニコアニメ夜話第2回放送『天空の城ラピュタ』において、この「天空の城ラピュタ」は宮崎アニメには珍しくエロチックであるという指摘をされていたが、たしかに、シータとパズーは必要以上にスキンシップが多いようにも思える。

もしかしたら、ラピュタ=売春婦説というのは、宮崎駿一流の隠れギミックなのかもしれない。



さて、物語はここから、一気に、舞台を天空の城ラピュタに移す。

ここは、すでに700年前に住人が死に絶え(一部は地上に逃れ)た場所であるという。それにしても、このあたりの描写は本当に美しい。

たった一台、残されたロボットが無機的に動いているだけで、あとは小動物と植物に覆われている飛行島・ラピュタ。それはまるでカンボジアやインドネシアの奥地の遺跡のようだ。



しかし、ここは美しいことは確かであるが、何かが足りない。

そうだ。ここには、このアニメの前半に宮崎駿があれほどこだわって描き続けてきた労働が、そしておそらく食べ物も存在しないのである。

兵隊達はただ、金銀財宝を略奪し、ムスカは、ラピュタ人達が残した超文明に酔いしれる。



しかし、ここはシータにとっては、居続けられるような場所ではなかった。ムスカに一緒にここに住もうと勧められる(つまり求婚される)のであるが、彼女の心は全く動かなかった。

ここには労働の必要が存在しない、つまり、彼女の存在意義が全く見出せない場所だからである。

それゆえに、彼女は、滅びの呪文を唱えてラピュタの機能を再び閉ざしてしまうのだ。この呪文こそが、あの有名な国民的呪文「パルス!」である。

もしかしたら、このアニメにおける最大の疑問、何故、天空の城ラピュタは滅びたのか?の答えは、人々は労働を忘れたからということかもしれない。それが宮崎さんの答えではないかと僕は思う。



その結果、ラピュタ上の文明的部分は全て崩壊し、天空に浮かぶ大きな樹木としてだけ漂うような存在になる。ムスカや兵隊達は死に、シータとパズーとドーラ一家だけが助かる。

つまり、労働を共にし、共に食事をした者達だけが生き残るということである。



最後に、シータはムスカに言った言葉を引用してこのエントリーを終わりにしたいと思う。

どんなに恐ろしい武器を持っても、沢山のカワイそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。


この土というのは、自然という意味でもあるが、僕は、地に足をつけて生きること、つまり、労働をしてそこから得たものを食べるという人間の基本的な営みのことを言っているようにも思える。

それは、働いてもいないのに、ただ与えられる食事を拒否した、このアニメ冒頭のシータの精神とつながっているからである。



まさむね



[1] 飯炊き女とは、江戸時代、大坂の曽根崎新地などの泊まり茶屋で、酒食の給仕をするとともに遊女を兼ねた女のこと。kotobankより。



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2012年4月17日 (火)

「電脳コイル」 日本民俗的DNAを覚醒させる電脳SF

僕は子供の頃から、神社があると何故か鳥居をくぐってみたくなった。今でもそうだ。



最近は、ただ行くだけではもったいないので、寺社紋を撮影して、Googleマップ上に記録するようにしている。それが、「全国寺社紋地図」である。

また、姉妹ページとして「日本家紋地図」というのも作っている。こちらは、街中で見かけた家紋の記録だ。

おそらく、ほとんどの方には全く興味のない地図であろうが、僕にとってはこの地図を充実させることが、昨今の楽しみの一つになっているのである。



さて、そんな神社の中で僕が特に気なる場所がある。それは、清浄に掃き清められた参道でも、拝殿の前でもない。

神社によって異なるのだが、一般的には、人が出入りする広場が徐々に草むらや竹藪になっていくような、そんな手入れの行き届いていない雑然とした境目の場所が気になって仕方がないのである。

そこは何もない場所、忘れ去られた場所である。しかし、それがゆえに、僕にとっては「何か」の気配のする"濃い場所"なのである。



今日のエントリーでご紹介する「電脳コイル」は、そんな"濃い場所"からの想像力をアニメにしたような作品であった。



舞台は2026年のとある地方都市・大黒市。現実拡張機能を持った「電脳メガネ」と呼ばれるメガネをかけることによって、現実世界と同時に電脳空間を生きる子供達の一夏の話である。

ここでは、子供達はメタバグ集めという遊びに熱中している。

このメタバグは、電脳空間の歪み(異なるバージョンの空間の継ぎ目)に発生する物質で、メタタグの原料となるという。

また、このメタタグは、それを貼ると、結界が作れたり、電脳空間上の生き物を治癒出来たりするというような御札で、メガシ屋と呼ばれる駄菓子屋のような店で換金してもらえる。それゆえに、子供達はこのメタバグ収集に血眼になっているのである。ちなみに、このメタバグ→メタタグ製造は、そのメガシ屋にいる"メガばぁ"という胡散臭いおばあさんだけが行えるのだ。



まぁ、言葉で説明してもわかりにくいかと思うのでこのあたりは、ご覧になっていない方は流して読んでください。

で、僕が言いたいのは、こうしたメタバグ集めやメタタグ使用といった行為はあくまでも子供達が勝手にやっている市当局"非公認"の遊びということである。

実は、メタバグ自体、本来はあってはならない一瞬のバグが形象化したものだからである。それゆえに、市当局ではキュウちゃんやサッチーと呼ばれるバグ修正ソフトによって片っ端からそのメタバグを削除しまくる。子供達はそれらの攻撃をかいくぐってメタバグを集める。この市当局から派遣されたソフトによる子供達の追跡劇は、誰しもが子供の頃に、「ここでは遊んじゃいけない」と言われた空き地で遊び、他人の家の柿の実を取って走り逃げるような、そういった懐かしいスリリングな記憶を思い起こさせる。

この鬼ごっこにいつの間にか夢中になってしまう僕は、もうそれだけで、この「電脳コイル」の世界に洗脳されかけているのかもしれない。



しかし、物語はそんな単純な遊びで済むはずがない。話が進むにつれて、その裏に潜む電脳空間の謎が徐々に明らかになっていくのである。



実は、電脳世界の中にある「古い空間」には、そのメタバグを食べるイリーガルという黒い化け物(コンピュータウィルス)が潜んでいるのだ。さらに、そのイリーガルの他に、ヌルというイリーガルの親玉みたいな存在もいて、人間がそれに触れられると、現実体と電脳体が分離して、向こうの世界に連れて行かれてしまうというでのである。

イリーガルって何だったんだろう。

ずっと考えてた。今までのイリーガルは全部、何かの感情だったんじゃないかって。

「憧れ」とか、「怖い」とか、もう会えなくなってしまった誰かに会いたい、とか・・・。

そういう気持ちや、誰にも知られずに消えていくはずの気持ちを、

あのヌルたちが拾い上げていたとしたら、それがイリーガルなんじゃないかって。


これは、最終話のエンドロール中に一人の少年(ハラケン)がつぶやく言葉である。彼が抱くイリーガル観は、僕が、子供の頃から、神社境内の辺境部という「古い場所」に存在する「何か」に対して抱き続けてきた感覚と非常に近いように思われた。つまり、僕が感じた「何か」というのは、少年が言うような人々の忘れられた気持ちなのではないだろうか?

このアニメは、僕に、そういった、一瞬、ゾッとするような感覚を強引にかぶせてくるのである。



そして、おそらく「電脳コイル」が興味深いのは、まさに、そうした感覚を、電脳空間という近未来テクノロジーによって具現化しているところであろう。



また、この具現化は、おそらく、僕一人の感覚に対するものではない。これは、日本独自の生霊観念の具現化にも他ならないのである。

日本では古来、人間が抱く強い想念は、現世に留まり続け、時に、厄災の原因になるとされてきた。「源氏物語」に出てくる六条御息所による葵上に対する生霊が有名だ。

ちなみに、日本人の行動原理の奥には、この生霊を、出来るだけ発生させない(=負の想念を抱かせない)ための工夫がいくつか見られるが、「空気を読むこと」という作法もその一つである。

このアニメがどこか古風なのは、決して、舞台が古都で、鳥居、神棚、夏祭りなどが頻繁に出てくるからだけではない。電脳的意匠の陰に隠れてはいるが、この物語の根底には、日本的なものが流れているからなのである。



さらに、上記の説を補足するならば、このアニメには、他にも日本の記紀や伝承、民俗社会からインスパイアされたと思うようなギミックが沢山出てくる。

例えば、御札(メタタグ)が、結界を結ぶ道具や外界からの魔の侵入を防ぐツールとして出てきたり、神社が子供達にとって、大人の干渉(サッチーやキュウちゃんからの攻撃)から逃れることの出来る場所、つまり世間的価値観から自由な場所(=無縁な場所)として登場したりするのである。(※ただし、2.0は別だが)

また、イサコという少女が電脳ツールとして使用するモジョ(8匹)はまるで、陰陽師・安倍清明が使役したという「式神」を思い起こさせるし、「古い空間」へ行くために決まった道順を通らなければならないという設定は、「方違え」に着想を得たのかもしれない。あるいは、ヌル(もともとオジジ)が街外れの地蔵塚に現れて、幼児のヤサ子を連れて行く場面は、日本各地に言い伝えられている、「村はずれの隠し神(隠しん坊とも)伝承」を思い起こさせる。

さらに言えば、キョウコという幼児がアッチの異世界で屋台のおじさんにもらった杏飴を口にする直前で捨てることによって、現世に戻ってこられたシーンは、黄泉の国の食べ物を食すとそこの住人になってしまうというイザナギとイザナミの話を下敷きにしていると思われるし、最後、兄・宗助の電脳メガネを壊して彼の野望を打ち砕いた弟・タケルの名前は、そのまま、兄殺し・ヤマトタケルと同じなのだ。そして何よりも、舞台となっている場所自体が、日本国土の氏神とも言うべき大黒(=大国主命)を地名にしているではないか。



もしかしたら、電脳空間というSF的ギミックは、その設定があまりにも自由さを許すがゆえに、逆に普段は古層に眠っている民俗的DNAを覚醒させるのかもしれない。

あるいは、最近僕は、このアニメという表現手段自身が、日本古来の神道や霊の観念を表現するのにとても適しているのではないかとすら考えているのである。まぁ、このあたりに関しては、また別途、考察してみたいと思う。



さて、最後に、この物語は、別の観点から見れば、小学校6年生という、子供から大人になる一瞬の夏の成長物語である、ということも付け加えておきたい。



この間、主人公のヤサコは、恋をして、自分の罪や自己欺瞞に気付き、母の愛を知り、真の友情に目覚める。

孤独だったイサコは、過去の夢と決別し、現実を生きる決心をし、友達を得る。

悪童だったダイチは、お山の大将から引きずり降ろされ、屈辱を味わい、友人を赦すことを覚え、肉体の力をつける。



このアニメはそんな普通の子供達の一瞬を劇的に捉えた秀作である。

固定化されたキャラによる掛け合いというのも悪くはないが、このアニメのような繊細で微妙なキャラクタ表現というのもまた、素晴らしいものである。



まさむね



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2012年4月15日 (日)

「Fate/Zero」の第一期はまるで世界最強タッグ開幕セレモニーだ!

Fate/Zero』の第一期(全13話)を観た。

この作品は、『Fate/stay night』という既存作品のスピンオフ作品で、著者はニトロプラス所属の脚本家・虚淵玄氏である。ご存知の方も多いかと思うが彼は「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本も担当している。

本来だったら、スピンオフ作品ということならば『Fate/stay night』の方から観るのが本道なのだろうが、ネット上の評判ではこの『Fate/Zero』の方が出来がいいとの意見も、多数、見られたため、こちらから鑑賞することにした。



結果としては、その選択は間違いなかったと思う。

難易度の高い箇所がなかったこともないが、それも、最後まで完観すれば、ほぼ、理解できるに違いない。そして、その後に、ゆっくりと『Fate/stay night』を観ればいい。『Fate/Zero』は『Fate/stay night』よりも10年前の話だという。ということは、時系列的に言えば、それはそれで正しい見方ではなかっただろうかと思った。



さて、内容に関してであるが、正直この第一期は4月から放送が始まった第二期の"壮大な予告編"といったところである。しかし、それは極上の予告編であった。世界観は開示され、おそらく、メインパーソナリティは出揃い、僕の期待をこれ以上にないほどに高まらせてくれたからである。



ごくごく簡単に言ってしまえば、この『Fate/Zero』は、「いかなる奇跡でも叶えるという『聖杯』を求めて、7人のマスター(魔術師)とサーヴァント(英霊)がタッグを組んで死闘を繰り広げる」物語である。



この物語が面白いのは、その7人のマスターの思惑と、それぞれに従うサーヴァントの戦闘目的が異なっているところ、そしてそれに加えて、それぞれの"タッグチーム"の相性の良し悪しがあったり、モチベーションに落差があったりするところである。さらに、興味深いのは、サーヴァントというのが、古代以来、語り継がれてきた伝説を元にした英雄達が転生した姿であるがゆえに、それぞれが過去の物語の因縁に囚われているというところだ。

つまり、サーヴァントの中には、たんにマスターの従者として敵を倒して『聖杯』を手にするために合理的に動くのではなく、この戦いを過去の自分の因縁を克服する"リベンジ"の機会として捉えている者が何人も存在するという設定が面白いのである。



この世界(現界)になんらかの未練を残したモノが、よみがえり、その怨念を克服することによって異界へと去っていくという物語は、世阿弥の夢幻能の構造とほぼ等しい。異なるのは、能においては、僧侶が怨霊の話を傾聴し理解することによって成仏されるのを典型とする、静かな芝居であるのに対して、この『Fate/Zero』では、この世(伝説の中)になんらかの悔恨を残した勇者達は闘争を通して、その過去を克服していこうとする点である。

しかし、この物語では、その構造(の核の一部)を、能という日本の古典芸能と同型にすることによって、日本人にとって、かなり座りのいい作品に仕上げているなぁというのが僕の印象である。それは、同じ虚淵玄氏の作品「魔法少女まどか☆マギカ」において、「絶望(穢れ)がある臨界点を超えると、魔法少女は魔女に変身してしまい、もう元に戻れないどころか、人格を失って、社会に厄災をもたらす」という設定が、「激しい怨念を残して亡くなった人々は、現世にとどまり、様々な不幸をもたらす」という日本古来の怨霊思想と通底しているように見えるのとアナロジカルな話である。



ここで、話を整理するために、7つの陣営について表にしてみたいと思う。このエントリーを理解していただくための表なので、本当はずっと複雑な人間模様、令呪や宝具、魔術家系といったギミックがあるのところを、ネグってかなり簡略化していること、ご了解下さい。

















マスター マスターの目的 サーヴァント サーヴァントの真名 サーヴァントの目的 二人の相性
衛宮切嗣 世界平和を実現したい セイバー アーサー・ペンドラゴン 故国の復活させたい 悪い
遠坂時臣 根源に至りたい アーチャー ギルガメッシュ 当然「聖杯」は自分のもの! 微妙
言峰綺礼 時臣の補佐だが内心、不明確 アサシン ハサン・サッバーハ (不明) 良好
ウェイバー 周囲を見返したい ライダー イスカンダル 現世の人間として受肉したい なんだかんだ良好
ケイネス 経歴に箔をつけたい ランサー ディルムッド・オディナ 騎士として忠誠を貫きたい 波乱含み
間桐雁夜 時臣の娘を救いたい バーサーカー (不明) (不明) (不明)
雨生龍之介 殺人を楽しみたい キャスター 青髭 背徳を極めたい 超良好





この表を見ていただくと、それぞれの陣営の目的の"正しさ"とマスターとサーヴァントの相性とが"反比例"していることが一目瞭然でお分かりいただけるかと思う。

例えば、他者のために「聖杯」を使おうという、いわゆる正しい目的を抱いている切嗣=セイバー組の相性は悪いのに対して、ただ悪徳に快楽を見出すという点で共通している龍之介=キャスター組は、変な意味で、お互いを信頼する非常にいいタッグチームとなっているのである。

また、後述するが、ケイネス=ランサー組には、ランサーの因縁とケイネスの妻という存在をはさむと波乱を含んで見えるし、時臣=アーチャー組は個々の実力は申し分ないがそれぞれまるで別の方向を向いている。時臣の願望は魔術師としての最高の場所(世界の外)に出ることなのに対して、アーチャーは、俗世界での栄華を極めることにこそ価値を置くからである。

さらに、動機だけ見れば、感情移入しやすいのは、雁夜だと思われるが、ペアであるサーヴァント(黒い騎士)は逆に感情移入を拒む、よくわからない存在である。このあたりのアンバランスが面白いところだ。

もっとも、視聴者にとって一番、親しみが沸くのはウェイバー=ライダー組に違いない。この組が面白いのは、マスターであるウェイバーが、最初は絵に描いたような未熟者なのだが、ライダーの大きな器に触れることによって徐々に成長するのと平行して、ライダーも、ウェイバーのことを理解しだすという、二人の友情関係に前向きの進展が見られるところである。



さて、先ほど、僕は、サーヴァントが持つ因縁について少し語ったが、一つ例を上げて説明してみたいと思う。

一番わかりやすいのが、ケイネスとランサーとの関係だろう。

ケイネスは、魔術の名門アーチボルト家の嫡男として生まれた天才・魔術師である。彼からしてみれば、サーヴァントのランサーはただの「戦闘機械」であればいい存在だ。しかし、一方のランサーの真名はディルムッド・オディナという騎士である。勝負に勝ち、主君に忠誠を示すことも重要であるが、「サーヴァントである以前に一人の騎士なのです。」と述べているように、正々堂々と勝負をするということに価値を置かざるをえない存在、それが彼の因縁なのである。



ちなみに、ディルムッド・オディナとは、ケルト神話に登場する戦士であり、知らず知らずのうちに女性を虜にしてしまう魔性のホクロを持っているがゆえに、主君の妻と不義を犯し主君を裏切ってしまったと言われている。それゆえに、今回の聖杯戦争では、何としても、そういった自分のおぞましい過去を克服したいと考えている。実は、ランサーにとって重要なのは、「聖杯」を手に入れること自体ではなく、その過程をどのように生きるのか?という美学なのである。

しかし、マスターのケイネスは、そんなランサーの過去の因縁を薄々気付いている。それがゆえに、妻を間に挟んだ関係においてランサーは気を許すことが出来ないのだ。

第一期では、セイバーとの戦闘に名勝負を魅せてくれたランサーだが、第二期では、その戦いの行方と同時に、彼が持つ宿命的悲劇性が、どのように物語を彩っていくのかが楽しみである。



また、同様のことは、衛宮切嗣のサーヴァント・セイバー(真名:アーサー・ペンドラゴン)とウェイバーのサーヴァント・ライダー(真名:イスカンダル)の闘い方についても言える。

アーサーは、伝説の王としてブリテンに君臨するが、その死後、国はアングロサクソンに征服されてしまう。また、イスカンダルは一時はマケドニアからペルシャに渡る大帝国を築き上げるが、30代そこそこの若さで亡くなってしまい、オケアノス(地の果ての海)を見ることはかなわぬ夢となってしまった。

そして、それぞれ二人の願いは、この聖杯戦争に託される。アーサーは「聖杯」による奇跡で故国ブリテンの復活を願い、イスカンダルは、夭折によって絶たれたオケアノスへ向けて征服への旅を続けるために受肉したい(生身の人間になりたい)と願うのである。

このような彼らの願いを目の当たりにすると、もしかしたら、人は何度生まれ変わっても、前世と同じような生き方でしか生きられないのではないか?という気になってくる。それは親鸞がいうところの"業"にも通じる、なんてことをちょっと考えてしまった。



そういえば、『Fate/Zero』の中には興味深いシーンがあった。

セイバー(アーサー)とライダー(イスカンドル)、それにアーチャー(ギルガメッシュ)を加えた三人が衛宮家の中庭で酒盛りをしながら、それぞれの国の統治や王のあり方について語るシーンである。

アーチャーは、ほとんど発言はしないが、王とは法による統治をするものというようなことを仄めかす。

一方、セイバーは、王とは、正しい国を作るという理想に殉じるべき存在であると説く。

それに対して反論したのがライダーは、王とは人民が憧憬させ、導くべき存在になるべきではないのかと、セイバーを問い詰める。



ここでセイバーとライダーの価値観は対極を示すのだ。

言い換えれば、セイバーは「国とはこうあるべき」という理想を抱いた王が、それに基づいて統治するのがいい政治であるということを主張し、ライダーはミメーシスを起こしうるような魅力的な人間が、国王となり人民を引っ張っていくことによって、結果的に国がよくなるというよりも、人々は幸せになるという哲学でセイバーに反駁したのである。



しかし、それぞれの主張は、同時にそれぞれのの欠点を内包している。セイバーの戦いは"正しすぎる"がゆえに、妥協無用の独善に陥る危険があるし、ライダーによる国づくりは、それが彼の肉体的死とともに、霧散してしまう危うい統治になってしまうからである。

ということは、結果的に言葉少なに「法」による統治を語ったアーチャーの治政論が有効なのだろうか...



おそらく、この結論(作者が選ぶ価値観)も、第二期で、それなりの形で示されるのではないかというのが僕は期待である。ワクワク。



最後に一言。多少、年代を感じさせる感想で恐縮であるが、かつての世界最強タッグリーグ戦の開幕セレモニーのリング上に出揃ったレスラー達(馬場、鶴田、天龍、ハンセン、ブロディー、テリー、ブッチャー、シン等)を目の前にした時の興奮がよみがえって来る。



まさむね



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2012年4月 9日 (月)

「輪廻のラグランジェ」で果たして鴨川巡礼は起きるだろうか?

輪廻のラグランジェ」第1期の全12話を観た。

第2期は7月から始まるという事なので、あくまでも、現時点でのという但し書きをつけなければならないことを承知の上で本エントリーを書いてみたい。



この作品は、開始以前の昨年の段階から、主役機を日産自動車のグローバルデザイン部が依頼を受けてコンペを行うとか、鴨川観光協会とのタイアップが発表されるなど、アニメの内容の話よりも、どちらかといえば、ビジネスサイドの話題が先行した作品であった。



確かに、ここ数年来、深夜アニメで放映によって宣伝し、DVDやメディアミックスしたゲームや漫画で回収するというビジネスモデルに陰りが見えてきているということは各方面から聞こえてきている。

そんな状況を踏まえて一般企業とのタイアップや、アニメ内のプロダクトプレイスメントという方向で新たな収益源を獲得する動きが急速に目に見えてきている。

例えば、私自身も、アニメを観始めたのは、わずか昨年の中ごろからであるにも関わらず、そうした動きが気になり、「「あの花」に観られるプロダクトプレイスメントの自然化の流れ」(2011.7.5)や「タイガー&バニーの企業タイアップをどう楽しめばいいのか」(2011.7.9)といったエントリーで、それらの動きについては、紹介させていただいていた。

あるいは、つい先日、「「らき☆すた」 人々は何故、鷲宮神社へ聖地巡礼するのか」(2011.4.6)というエントリーでは、"聖地巡礼"の元祖・「らき☆すた」の中身とアニメの舞台となった地域の氏神・鷲宮神社との関係を考えたばかりであった。



今回のエントリーでは、そういった状況を踏まえて、この作品を、いつもとは別の大人の視点でも見ていきたいと思う。



まずはじめに言いたいのは、今回の「輪廻のラグランジェ」におけるタイアップは、新たな挑戦であったということである。



それは第一に、世界的な企業・日産自動車との製作面でのタイアップであったということだ。

例えば、今までも、ペプシ、ソフトバンク、牛角(タイガー&バニー)や、ミスタードーナッツ(化物語)、赤城乳業、サンヨー食品、サントリーフーズ(「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」)、ローソン(「新世紀エヴァンゲリオン」)、ファミリーマート(「涼宮ハルヒの消失」)といった企業とのプレイスメント的なタイアップはあったが、今回のような、製作に関わる部分でのタイアップは、僕が知っている限りでははじめてであった。



そして、第二には、放送前から地元観光協会とがっちり組む形でのタイアップを行ったということである。

これは、自然発生的に"聖地巡礼"が盛り上がり、後日、その異様な状況を見て、地元商店街が乗ってきたという「らき☆すた」パターンとは全く逆の流れを意図的に起そうとしたということだ。



新しい試みは、いつの時代もリスクがつきものであるということは言うまでもないことではあるが、今回のタイアップは、今後のこうした流れを占う上でも、失敗が許されるものではないに違いない。

いずれにしても、アニメファンとクライアントという、全く異なった方向を見すえながら、そして、両方を同時に満足させなくてはならないのだから、緊張を強いられるプロジェクトであったということは想像に難くないのである。



僕は以前、コスプレイベントなどに関わった経験上、オタク層に対して一般企業がアプローチすることの難しさは体感している。また逆に、一般企業(あるいは"世間"と言い換えてもいい)がオタク層に対して持っているイメージ(偏見)の硬さに困惑したこともあった。

それゆえに、僕は「輪廻のラグランジェ」に関しては、作品の内容以上に、そういった新しいビジネス的側面に目が行ってしまったのである。



さて、これはこの作品にのみ言える話ではないのであるが、深夜アニメはそれまでにヒットしたアニメを研究した上で作品が作り上げられるというのが定石と言われている。

逆に言えば、そうした作業が無理なく上手く行ったアニメこそが、いい商品ということなのである。

勿論、ファンはそんな事情は百も承知で商品にのぞむ。アニメを自分の頭の中で"要素"に解体し、それぞれを今までに自分が見てきたアニメやゲームの"要素"から成る脳内データベースと照合しながら、作品を楽しむのだ。

そこで、作品にとって重要なのは物語ではなく、(萌)"要素"ということになる。これが東浩紀氏がいうところのデータベース消費というものである。

ちなみに、彼がこの概念を提唱したのは、10年以上もの前の話だ。



さて、今回、この作品のストーリーや"要素"は、企業や観光協会への目配りによって、どのような影響を受けたのであろうか。



アニメを観る前に、まずは容易に想像できるのは、作品が決してバッドエンドにはならないだろうということであった。

例えば、エヴァンゲリオンのように、(せっかく日産様に創っていただいた)ロボットが相手のロボットをムシャムシャ食べるというようなグロテスクなシーンはあろうはずはないだろうし、最後はわけが訳がわからない展開になって、世界が崩壊し、鴨川の街が跡形もなくなってしまう...というようなストーリーは想像しにくいのは当たり前である。



また、主人公を始めとするメインの登場人物に関しても、基本的には、善人ばかりになるであろうことは間違いないであろう、例えば、不良がいたとしても、それは根っからの悪人ではなく、一時はグレていたとしても"実はいい奴"だったり、子供の頃のトラウマが原因であったりという、ありきたりな設定になってしまうのではないか?...という想像も出来てしまったのである。



と、邪推しながら観始めたこのアニメであるが...ストーリーはともかく、主人公の京乃まどかは、僕の予想以上に"鴨川観光協会公認娘"であったと言わざるを得なかった。あるいは、NHK朝の連続テレビドラマ小説の主役級とでも言おうか...



というのも、僕が観た、いわゆる萌系のアニメに登場するメインキャラの少女達は、自分勝手だったり(例:「らき☆すた」の泉こなた)、ダラダラしていたり(例:「けいおん!」の平沢唯)、気が強すぎたり(例:「涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒ)、優柔不断だったり(「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか)、人付き合いが下手だったり(「化物語」の戦場ヶ原ひたぎ)など、どこか変な娘ばかりだったのに対して、京乃まどかは、あまりにも、完璧だったからである。



彼女は常に、友達のため、街の人のため、そして地域のために、ジャージとその下にスクール水着で走り回っている。

例えば、ソフトボール部の代打、剣道部の練習相手、カルタ部の読み手などを依頼されてはおおいに役立ち、海でおぼれている子供を見つければ、飛び込んで助ける。

今まで僕が観たアニメで敢えて似ている存在を探すとするならば、ナウシカであろうか。



とにかく過剰に魅力的な娘なのである。



しかし、おそらく、このキャラは、アニメファン向けというよりも、クライアント向けに創られたのだと思う。比喩的な言い方で恐縮であるが、彼女のようなキャラクタは、おそらく、現在のアニメファンにはまぶしすぎるからである。



しかし、そんな女の子が状況によっては真っ裸で海に入ったり、パンツを下げさせられたりといったお色気シーンが出てきたりする。そして、その扱いは、アニメファン向けのサービスに違いない...。

というように、このアニメは基本的には、鴨川の透き通った海と青空の下で、健康的な少女達が、たまにお色気シーンを交えながら、時にスマートなロボットに乗って闘うといった具合に、両者(大人の事情とオタクの嗜好)のニーズのバランス線上を、ユラユラと展開していくのである。



ちなみに、先ほども述べたように日産によって作成されたというロボットであるが、僕には、特定の少女だけが乗りこなせるという"人間的設定"のわりには、無機的な乗り物に見えてしまった。しかも、このロボット操縦に関して言えば、少女達はほとんど何の訓練もなく、気持ちがダイレクトにロボットに伝わるだけで操縦できてしまうという夢のような仕組みになっているのである。う~ん。このあたり、やはりどこか、自動車メーカーが思い描く理想の乗り物像を投影しているように感じないでもないのは、気のせいだろうか。まぁ別にいいんだけど。



また、その他、鴨川仕様を思わせるシーンとしては、常に見られる青い海と空は勿論のこと、途中で、「鴨川エネジー」という飲み物がやけに推されたり、鴨川シーワールドのシーンがなにげに挿入されたりといったところであろう。これに対して「不自然さ」を指摘するファンからの声もあったと聞くが、僕はそれほど気にならなかった。

ただし、僕が笑わされたのは、各話のタイトル名であった。全てに"鴨川"という単語が入っているのだ。もしかしたら、契約上の制約なのだろうか?あるいは、製作現場が敢えて、スポンサー側からのプレッシャーをメタ的に表現したのであろうか?

第1話「ようこそ、鴨川へ!」、第2話「鴨川スピリット」、第3話 「鴨川にランの花咲く」...というはまだなんとなくわからなくもないが、第7話「曇り のち 鴨川」とか、第8話「鴨川ロリータ」など、なんだかわからなくなってくる。特に8話は、アステリアという子供キャラ(外見だけ)が登場したということだけで、「鴨川ロリータ」というところになんとなくヤケっぱち感を感じなくもなかった。



しかし、あくまでも僕の直感であるが、この「輪廻のラグランジェ」の作品としての出来とは裏腹に、ファンによる鴨川"聖地巡礼"誘導は、(少なくとも永続的には)成功するとは思えなかった。ゴメンなさい。

というのも、「らき☆すた」における鷲宮神社(=鷹宮神社)巡礼は、ファンが自然発生的に妄想し、信仰に至ったという極めて稀なケースだったからである。日本という独自な風土で自然に育ってきた「昨日と同じ明日が来ることを祈り、今日を感謝する」という神社の本質的な機能が、奇跡的に、「らき☆すた」というダラダラとした日常系アニメの世界観とシンクロしたがゆえの成功だったのではないかというのが僕の結論なのである。

アニメファンは本当に繊細だ。彼らは、決して右向けといえば、右を向くような人種ではない。逆に、自分の向く方向は自分で決めたい!とような人種なのである。勿論、「輪廻のラグランジェ」を観て、この夏、鴨川に行ってみようと思うファンは、それなりにいるであろうが、彼らがリピータになるかどうかは、極めて微妙ではないだろうか。



さて、最後に簡単に物語にも触れておこう。

ストーリーは、主人公の京乃まどかが、宇宙から来たという少女(ラン)に依頼されてロボットに乗り、闘うハメになるところから始まる。そして、ランの他にムギナミという、これまた宇宙人の少女と一緒に学園生活を送りながら、ロボットに乗って他の星からの侵略者との戦うというなことを繰り返す中で、友情を深めていくという話だ。

彼女は自分の運命を常に肯定的に捉え、誰も想像もしなかったような潜在能力を発揮して、鴨川の危機、そして地球の危機を救ってしまうのである。そして手で円を描き、「まるっ!」と微笑むのである。



おそらく、このアニメを観終わると誰でも、思わず、「まるっ!」とやりたくなるだろう。あるいは、人によっては「ワンッ」とか「かしこまり!」とか...

僕は、それだけでもこのアニメはいいアニメだ!と思う。



まさむね



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2012年4月 6日 (金)

「らき☆すた」 人々は何故、鷲宮神社へ聖地巡礼するのか

アニメ『らき☆すた』全24話を一気に観た。面白かった。

元々、この作品の原作はゲーム雑誌に連載された4コマ漫画であるが、それが、2007年にアニメ化されたのだ。

製作会社は『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などを製作した京都アニメーション。ゼロ年代を席巻した、いわゆる日常系アニメがお家芸のスタジオである。

そして、この『らき☆すた』も、そんな日常系アニメなのである。



もしかしたら、アニメファン以外の方々は、作品ブレイク後に、このアニメの舞台となった埼玉県久喜市にある鷲宮神社という神社に、"聖地巡礼"という名目で多くのファンが参拝に訪れ、地域振興に活用された!というようなニュースによってこの作品を記憶されているかもしれない。



このエントリーでは、鷲宮神社が聖地巡礼されるような存在になった必然を、ビジネス的視点ではなく、作品の中身からボチボチと考えてみたいと思う。



さて、このアニメの中身だが、簡単に言えば、埼玉の共学高校に通う、仲の良い4人組の女子の2年の春から3年の秋までの日常を淡々と描いた作品である。

その4人を簡単に説明しておこう。

泉こなた・・・いわゆるオタクの女の子、背が小さくて勉強は嫌いだが元気がいい。

柊かがみ・・・鷹宮神社神官の娘。会話におけるツッコミ役。成績優秀のツンデレキャラ。

柊つかさ・・・かがみの二卵性双子の妹。料理など家事全般が得意。天然キャラ。

高良みゆき・・・都内に住むお嬢様。勉強優秀で博識だが、ドジな一面も。メガネッ娘。


このアニメの第一の特徴は、話のほとんどが彼女達の会話で成り立っていること。しかも、話題は「日常のささやかな疑問系」や「あるある系」といったほのぼのとしたものが多い。

例えば、「チョココロネってどっちが頭?」(第1話「つっぱしる女」)とか、「電車の中でケータイ使うなとか、化粧するなとかよく言うじゃん、でも、隣の人がよっかかって来る方がよっぽど迷惑だよね?」(第11話「いろんな聖夜の過ごし方」)というような他愛のない話が延々と続くのである。あと、敢えて言えば、普通、アニメなどではネグられがちな勉強や宿題の話題が比較的多いのも特徴である。



ただ、この作品のもう一つの大きな特徴は、泉こなたが振る会話や、中心になって行うイベントなどにオタクネタが満載なところであろう。しかも、その一つ一つが的を射ていて、その道の人をクスッとさせるのだ。

例えば、第12話「お祭りへいこう」では、冬のコミケに行くのであるが、そこではケータイが通じなかったり、コスプレ広場(西館)から東館へ行くのに物凄く時間がかかったり、テレカを買いそびれた客が売り子を怒鳴っていたりなどという現場を知る人々にしか共感出来ないようなネタが次々と出てくる。

おそらく、このようなネタの絶妙なサジ加減こそが、この『らき☆すた』の人気の大きな要因だ。ターゲットユーザーであるオタクなら誰でも、彼女達の輪に入って「ウン、ウン」とうなずきたくなるようなネタが満ち溢れているからである。

しかし、話中、それらのオタクネタの多くは、他の女子にはあまり通じず、大抵は、柊かがみにツッコまれる。しかし、その柊かがみの冷たさもまたいいのだ。

そういえば、この『らき☆すた』の笑いは、先日見た『みなみけ』のシュールで非日常的な笑いに比べると、比較的、ボケとツッコミがはっきりした関西系のノリの笑いが多いように思える。



もっとも、この作品にはオタクネタ以外でも様々な映画、音楽、時事など雑多なジャンルからのネタやパロディも包含されており、それがさらにこの作品をそこはかとなく、奥深いものにしているということも付け加えておかなくては片手落ちだろう。

例えば、映画に関して言えば、両方とも泉こなたのセリフであるが、「ウチのお父さんは...目玉焼きを半熟にして黄身の部分をチューって吸うのが好きなんだって」(第1話「つっぱしる女」)というセリフは森田芳光の『家族ゲーム』の、そして、「子供の頃、花火って横から見ても丸く見えるのかなぁって疑問だったんだよね」(第20話「夏の過ごし方」)というセリフは『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』という岩井俊二の映画のそれぞれ特定のシーンを思い起こさせる。

『らき☆すた』は、オタク文化に限らない先達の偉大な作品に対するオマージュ集という側面もあるのである。



まぁ、こういった、こだわりのあるディテイルを、一つづつあげていくと、枚挙に遑がないので先を急ぐが、この作品には、本当にシーン毎に製作サイドの細やかな意図、つまり愛が感じられるということだけはご理解いただきたい。今更言うのもはばかられるが、この愛こそが、日常系作品の命なのである。



そして、このようなディテイルの積み重ねによって構築されている『らき☆すた』の世界、つまり、ここで描かれている「普通の女子高生達の日常生活」は、平和そのものである。

勿論、個々には、それぞれが悩みを抱えていたりする。例えば、高良みゆきは常に歯の治療を嫌がっているし、岩崎みなみ(1年生で、こなたの従妹の友達)は胸の小ささを気に病んでいる。あるいは、柊かがみは恋人が居ないことを過敏に気にしていたり、田村ひより(岩崎みなみと同様、1年生で、こなたの従妹の友達)は自分の腐女子的妄想に自己嫌悪している。そして彼女達の間には、学校の担任や従姉のおばさんといった周囲の人たち(ほとんどが女性)も含めて、微妙な心のすれ違いがあったりすることもある。

しかし、彼女達は、基本的には仲良く、心地よい日々を過ごしているのだ。



しかし、よくよく考えてみれば、彼女達のあまりにも平和な日常は、はたして、現実的と言えるのだろうか?その辺りから、このアニメについて考えていきたい。



実は、ここで描かれている世界は、日常系アニメという言われ方とはむしろ逆に、「こんな日常なんて、現在の日本には存在しないぜ!」という視点から見れば、ファンタジー的日常系アニメというべきかもしれないのである。確かに、ここには学校生活にありがちな負の側面、例えば、嫉妬によるイジメや仲間はずれ、あるいはグループ抗争といったものが全く描かれていない。それどころか、女子同士の仲を時に揺るがす男子生徒の姿も白石君を除くとほとんど登場しないのである。

また、大局的に言えば、多少図式的な言い方で恐縮ではあるが、バブル崩壊以降、グローバル化が進み、市場原理主義あるいは、IT技術の発展に伴う個人主義が、それまでの平和な共同体を侵食しつつあるゼロ年代の後半の日本。ささやかな普通の幸福すら危うくなってきたこの日本において、昨日と同じ平和が延々と続く、この『らき☆すた』が描くファンタジー世界は、ノスタルジック・コクーンとでも言うべき世界ではないか。

そして、逆に、そのコクーンの"外部"に存在するであろう苛烈な商業資本主義の象徴として、泉こなたに対してDVDや漫画本を買わせようするアニメイトの店員達(第10話「願望」、第12話「お祭りへ行こう」、第13話「おいしい日」、第16話「リング」など)や、コミケの売り子達(第12話「お祭りへ行こう」)が登場するのであるが、彼らは、ファンタジー部分の絵柄とは、全く異なる激しいタッチで描かれているのだ。



そして、その一方、このコクーンの"内部"を象徴する存在として、柊かがみ、つかさ姉妹の実家であり、この地に昔から存在する鷹宮神社があるのではないか、というのが僕の仮説である。実際には第5話「名射手」と第12話「お祭りへ行こう」位にしか舞台として登場しない神社ではあるが、視聴者には、『らき☆すた』的ファンタジー世界の守り神を奉った神社として映るのではないだろうか。



そもそも、日本における5万とも言われる神社は、その土地に暮らす人々の、まさに、昨日と同じ平和を、そして普通の幸せを守る存在であった。人々は、折あるごとに、神社に参り、日々の幸せに感謝し、明日の平和を祈り続けてきた。そして、その日々の祈りと感謝の積み重ねが、神社という場所を聖なる場所とならしめてきたのである。



その意味で言えば、実は、日本における神道というものは、古来、(実はいろいろな問題がある)現世を、ファンタジー化して人々に享受させるための装置だったのではないだろうか。



しかし、先ほども述べたように、そんな普通の幸せ自体が、現代日本では得がたいものとなってしまっている。それがゆえに、僕らは『らき☆すた』の世界にそういった「かつてあったに違いない平和な理想郷」を夢見るのである。そして、その世界を守るアニメの中の存在・鷹宮神社を無意識のうちに信仰し、その神社のモデルとなった鷲宮神社に自然と足を運んでしまうのだ。

別の言い方をするならば、鷲宮神社(=鷹宮神社)とは、現代の日本社会を、『らき☆すた』のファンタジー社会のようになって欲しいと願うための場所ということにもなるのではないだろうか。



ちなみに、鷲宮神社の主祭神は、天穂日命(アメノホヒノミコト)である。実は、この神は天照大神(アマテラスオオミカミ)の次男で、日本を平定するように命ぜられて地上に降りてくるのであるが、その使命を忘れて、そのままダラダラと日本に住み着いてしまった情けない神なのである。そんな人間的で平和な神を主祭神に奉る鷲宮神社は、まさに、『らき☆すた』の神として、相応しいように思えるではないか。



さて、この『らき☆すた』であるが、最終話「未定」において、ようやく、結末へ向けて展開を見せる。彼女達が全員で学園祭でチアダンスを披露することになるのだ。

それまでは、第1話から第23話まで、ただ、ダラダラと仲が良かった彼女達であるが、最後の最後で、一致団結して何かを成そうというのである。そのため、何度も失敗を重ねる彼女たちであるが、学園祭の前日にようやく、揃って踊ることに成功する。

そして、その後、校内で歩きながら、口々に以下のような会話をする。

こなた:どったの?つかさ!

つかさ:なんていうのかな、なんとなく不思議な感じがするなぁって。

みゆき:そうですね。実は、私もちょっとしんみりした気分です。

     お祭りは準備をしているときが一番楽しいと言いますしね。

みさお:あっそうか、明日が本番なんだなぁ。

あやの:そうだね、こんなに遅くまで学校に残ることはもうないかもね。

かがみ:そう思うとちょっと寂しい感じがするわね。


そして、次のシーンで学園祭当日の舞台上、緞帳が上がるその瞬間に、このアニメが終わりエンディングが流れるのだが、そのエンディング曲はなんと、押井守監督・『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年)の主題歌・「愛はブーメラン」なのであった。



ご存知の方も多いかと思うが、この『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は、学園祭前日がループしてしまうというSFである。そして、最後、主人公のアタルが、幻想の世界から脱出して、現実に戻るのであるが、もしかしたら、そこも幻想かもしれないというオチが待っている、極めて哲学的なアニメなのである。

そういえば、影響力の強い映画やアニメや漫画といったコンテンツは、その深部において、時代の問題をえぐっているものだ。

このアニメも、興行的にはそれほどのヒットは記録しなかったいが、その後に発表された多くのアニメ(例えば、『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『妄想代理人』等)に影響を与えたのは、おそらく、この作品が提示したテーマが、80年代以降の日本の社会状況が抱える問題点とシンクロしていたからである。



それは簡単に言ってしまえば、バブルで絶頂に達した"戦後日本の幸福"が実は幻想ではなかったのかという問題点である。

僕らは東西冷戦が終結しバブルが崩壊した後も、その幻想かもしれない幸福を維持しようと、国家的には借金をも省みず財政出動をし続け、アメリカの核の傘下で平和を保ち、社会的には消費資本主義、会社共同体第一主義などを続けてきた。しかし、このような現状は、どこかにウソを内包した世界ではなかったのか?という漠然とした疑問を、心のどこかで、常に持ち続けてきたのである。



そして、僕らは、現実社会に対する視線と同様に、この『らき☆すた』が繰り広げる平和な日常ファンタジーに対しても、これがずっと続いてくれればと思いながらも、いつか来る終わりを予感するといった不安感をどこかに抱きつつ、眺めざるを得ない。

最後に舞台の緞帳が開いた後、観客の前で緊張のダンスが始まるのか?そこでパッと画面が変り、再び、彼女達の教室でのダラダラとした楽しい会話が始まるのか?

それが視聴者の想像力に委ねられるところが、この作品の奥深いところでもある。そして、おそらく、鷲宮神社に足を運ぶのは、それが、虚構中の虚構であることは知りつつも、後者の想像力を抱いた人かもしれない。



平凡な結論だが、このアニメが、ファンの足をを鷲宮神社へと運ばせたのは、それは、彼らが太古からのDNAを受け継いだ日本人であるからであり、それがゆえに、彼らは変らない日常と平和を願い、アニメの世界を愛し、鷲宮神社(鷹宮神社)という場所に現世とファンタジー世界との結節点を感じ取ったからではないだろうか。



ただ、人気萌アニメに実際の建物が出てきたから、オタクが集まったなどという失礼で単純な話ではないのだけは確かである。



まさむね



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2012年4月 2日 (月)

「Chaos;Head」オタクのルサンチマンが渋谷を破壊する快楽

2008年に放映された『カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-』を観た。

この作品は、アドベンチャーゲームとして発売された同名作のアニメ版で、位置づけとしては、『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の前作であり、その舞台は、秋葉原(シュタインズゲートの舞台)とは、対極的な街・渋谷となっているところが大きな特徴である。



図式的に言えば、渋谷は秋葉原の住人(オタク)にとっては完全なアウェーだ。

カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-』は、そんなアウェーの地で、世間に蔑まされながら、オタクであり続ける男(西條拓巳:以下、TAKUと略す)を主人公にした美少女+妄想科学のアニメ作品なのである。



最後に渋谷の街は、人工的な地震によって廃墟になるのであるが、これは、「オタクのルサンチマンが、妄想上でアウェーの地・渋谷に勝利した!」というように解釈出来なくもない。潜在的に、ある種のカタルシスをターゲットユーザーにもたらしているのは確かなように思われる。

そしておそらく主人公のTAKUもこのカタルシスを共有している。というのも、この壮絶なシーンにおいて、TAKUは渋谷の破壊については、一瞬たりとも、悲嘆にくれたりはしないからだ。2万人以上が亡くなるような大地震後の廃墟の真っ只中ですら、彼は個人的な悩みに囚われ続け、その街の破壊に関してはまったく嘆く素振りも見せないのである。



そういえば、僕はこのアニメの演出でひとつ気になるシーンがあった。第7話(自覚 realization)で、TAKUは三人組に暴行を受けるのであるが、この三人が、いわゆるDQNのイメージからかけ離れた、ごく普通の大学生風のキャラデザインになっているのである。これは、例えば「俺たちに翼はない」に登場するチーマー達のいかにもそれらしい外見(右画)と比較すると顕著である。

あるいは、これも第7話中の話であるが、TAKUの唯一の男友達であった同級生の大輔は、TAKUがクラスでイジメに遭うと、簡単にTAKUを無視してしまう。



僕はここに、このアニメにおける潜在的な想定敵が、不良(=悪)ではなく、普通の世間(=リア充)であるというメッセージを読み取る。このアニメに流れる価値観は、勧善懲悪や正義ではなく、反世間(反リア充)なのである。そして、この価値観は、同時にTAKUが渋谷の街の破壊に無関心なところとも通底していると思うのであった。



しかし、『カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-』は、一方でそういったTAKUが体現する価値観を維持しながら、他方で、与党政治家や宗教団体教祖、マッドサイエンティックな大企業グループの総帥(野呂瀬玄一)といったベタな黒幕的悪役を登場させ、TAKUとそれらの巨悪との戦いに物語を誘導する。しかし、これは、表面的にわかりやすい敵を登場させることによって、本来の敵を周到に隠蔽するための演出ではないのか?というのが僕の邪推である。



例えば、最終的に、TAKUは野呂瀬玄一を倒し、「ノアⅡ」という世界の人々の心を支配出来るような機械を破壊するのであるが、それは見方を変えれば、今ある社会を誰か一人が思い描く理想郷にしようとする、いわゆる理想主義に対して、様々な問題があったとしても現実を肯定する生き方を選択したということという文脈に置かれる。

以下、TAKUと野呂瀬との言い争いから引用してみよう。

野呂瀬:この腐った社会を再生するためには、社会のシステムを変えるのではなく、世界中の人間の心を変える必要があるのだと。「ノアⅡ」があれば、世界中全ての人間から負の妄想を消し去り、清廉な心へと漂白できます。争いは消え、世界に永遠の平和を与えることが出来る。君も誰かに蔑まれることもなくなるでしょう。



TAKU:アンタの言っていることはもしかしたら、正しいかもしれない。でも、それはアンタの自己満足だ。


しかし、この物語では、確かにTAKUが勝ち、現実が勝利するのだが、にもかかわらず、その現実とは、TAKUの手にはディソードという幻想の剣を持たせ、しかも、美少女達に囲まれるという一種ハーレム的な「あり得ない現実」なのであった。

この戦いの地におもむく直前に、二次元的存在を三次元化した存在であるフィギュアのSEIRAを見捨てるシーンが出てくるが、それは、進歩でも成長でもない。TAKUが選んだのは、SEIRAと同次元上に存在する別の女性(RIMI)である。何故ならばTAKUにとって、RIMIとは三次元的存在を二次元化した都合のいい存在に過ぎないからである。



さて、話は変るが、80年代以来、多くのアニメには、理想的な幻想VS辛い現実のどちらを選択すべきかというテーマが存在していた。

「BeautifulDreamer」における夢邪鬼VSアタルの戦い、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」における「イエスタディワンスモア」VSしんちゃんの戦い、「妄想代理人」におけるマロミVS猪狩の戦い...そして「エヴァ」におけるゲンドウVSシンジの戦いもそうであった。

そして、基本的には、辛い現実の方が勝利するというのがいわゆる"お約束"でもあった。だから、その"お約束"にのっとって理想的な幻想を選択した「火垂の墓」の姉妹は死を迎えてしまうだ。

しかし、この『カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-』は、表面的には辛い現実が勝利するにも関わらず、実は勝利したのは別の甘美な幻想に過ぎない。

これを「甘い!」と批判するか、「ユニークだ!」と評価するかは意見が分かれるところだとは思うが、最後、破壊された瓦礫の山の中で、本来はTAKUを殺すべきメインヒロインのRIMIにキスされ、赦されるシーンは、例えば、「エヴァ」において、世界にたった二人で残ってしまったアスカに「気持ち悪い」と罵られるシンジの惨めな姿に比べるべくもなく、幸福に見えることだけは確かである。



まさむね



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